休日や休暇などに遊び・観光などへ出かけようと考えている場合、事前に出かける場所のチェックを行う人もいます。特に、人気があり話題の観光地であればどこが見どころかをチェックして、当日はそこを中心に周るという人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は京都にある「天橋立ビューランド」の情報を紹介します。営業時間や料金、アクセス方法などの基本情報はもちろん、園内にあるおすすめポイントなども含めて紹介しています。
天橋立ビューランドとは
日本三景となっている天橋立を南側から一望できる「天橋立ビューランド」。文珠山の山頂にある小さな遊園地で、ここから見る天橋立は天に舞い上がるような龍に見えることから飛龍観と呼ばれるスポットです。山の上にある遊園地なので周辺には自然が豊富にあります。そのため、季節によって色合いを変化させる自然を楽しむことも可能です。また、園内には観覧車やサイクルカー、スカイヘリコプターなどの乗り物がいくつか用意され、子どもから大人まで楽しめる遊園地となっています。さらに、野外へ設置されたこれらの遊具以外にも、室内でも楽しめる射的やゲーム機なども用意されているので、雨天時も十分楽しめるのも特徴です。他にも、食事のできるところやリラックスして過ごせるスポット、写真撮影できるポイントなども豊富にあり、観光地としても人気の高いところとなっています。
周辺の景色を見渡せるのが最大の魅力
天橋立ビューランドのおすすめポイントの1つ目は、天橋立をはじめとした周辺の景色を一望できることです。この遊園地へはモノレールやリフトを使って登ることができます。どちらの乗り物も往復する際に天橋立の景色を堪能できることが可能です。特に、リフトを利用する場合、窓越しではない臨場感ある景色が楽しめます。そのため、景色を堪能したい人には人気です。そして、どちらの乗り物にも屋根がつけられているのが特徴。リフトでは傘もさせるため小雨程度であれば乗れるようになっています。注意点として、モノレールのように周りが囲まれた乗り物ではありません。持っている荷物を落とす恐れがあるので、しっかりと荷物を抱えて景色を楽しむようにしましょう。
また、モノレールは20分に1回の運行となっています。こちらを利用して来場しようと考えている場合は、事前に時間を確認しておくことが大切です。料金はどちらも同じ設定になっているため、急遽どちらに乗るかを変更しても問題ありません。さらに、天橋立ビューランドには股のぞき台や飛龍観回廊などもあります。股のぞき台では、天橋立を背にするように台の上に立ち、自分の股をのぞき込むことで天橋立を上下反転した状態で見ることが可能です。記念写真を撮る人が多く、SNSなどではここの写真が何枚も投稿されます。
そして、飛龍観回廊は龍の形をイメージして作られ、長さ約250m、高さは最大で約8.5mの回廊です。この回廊を歩くと周辺の景色を360度見渡すことができます。高さがあるので空中散歩をしながら景色を楽しめますが、天候が悪く雨風が激しいときは利用できないので、天気予報などをチェックしておきましょう。
野外アトラクションは子どもも大人も楽しめる
2つ目は野外に設置されたさまざまなアトラクションです。天橋立ビューランドでは6つの野外アトラクションが設置されています。どれも子どもから大人まで楽しめるアトラクションです。小さな子どもが楽しめるようなコインカーや小さいSLのほか、大人も一緒に楽しめるサイクルカー、観覧車などもあります。コインカーは子どもに人気のあるキャラクターの乗り物に乗って遊べる電気自動車です。大人も一緒に乗れるので、親子そろって楽しめます。小さいSLは園内をぐるっと周るように設置された乗り物です。園内を2周走るようになっており、小さい子どもには人気があります。ただし、6歳以上で利用できる乗り物です。6歳未満の場合は中学生以上の人と一緒に乗らなければなりません。
サイクルカーは園内を一周でき、地面から突き出るように設置されているので高さがある乗り物です。展望台よりも高い位置に設置されているので、より遠くまで景色を楽しめます。風を感じながら宮津方面・阿蘇海・松並木などの景色も一望できるため、特に人気の高いアトラクションです。さらに、身長110cm以上、3歳未満は乗車できないなどの制限が設けられているので、事前に確認しておきましょう。この条件を満たしていない場合、中学生以上の人と2人乗りすることで利用可能です。そして、観覧車から望む景色は栗田半島や宮津市街、松並木の先には伊根町方面まで見渡せます。1周約4分半となっているので、空いた時間で楽しめる乗り物です。
他にも、子どもと親が一緒に楽しめるアトラクションもあります。中でも、メリーゴーランドやゴーカートは人気の乗り物です。メリーゴーランドでは幻想的な動物たちの背中に乗って遊ぶことができ、ゴーカートは園内に作られた専用コースを自分の運転で走れます。コースは2周分走れ、小さい子どもは大人と一緒に乗って遊ぶことが可能です。
ここでしか食べられないメニューのそろったお店もある
3つ目は園内で食べられる食事です。天橋立ビューランドには食事の取れる店が2つあります。1つは昼食やちょっとしたおやつなども食べられる展望レストランです。このレストランではさまざまな種類のメニューが用意されています。ガッツリ食べられる丼物や麺類のほか、女性や子どもが多く注文するパフェなども人気です。冬の時期には旬の紅ズワイガニを使った期間限定メニューもあるので、その時期に応じて楽しめます。さらに、飲み物の種類は14種です。大人だけでなく子どもでも飲めるようなドリンクもあります。アルコール類やおつまみ類も充実しており、特に地酒は人気が高くリーズナブルな値段で楽しめるメニューです。
また、外のテラス席では海や山などの景色を満喫しながら食事を取れます。さらに、ドリンクとデザートはテイクアウトできるので、自分の好きな場所に移動して軽食を取ることも可能です。また、デザート類に関しては洋風と和風の2種類から選べます。和風デザートは京都ならではの抹茶を使ったフロートや、ぜんざい、わらび餅などです。ぜんざいは夏になると冷やした状態のものが販売されます。一方の洋風デザートにはチョコレートやキャラメルを使ったパフェが人気です。さらに、りんご・さつま芋が詰まったパイなどもあり、世代を問わず注文されています。中でも、抹茶や白玉、小豆などがふんだんに使われたパフェは男女関係なく人気が高く、食べごたえのあるデザートです。
他にも、園内にはカフェも設置されています。このカフェでも軽食やドリンクが販売されていますが、特に注目されているのが4種のフレーバーがあるオリジナルソーダです。各種には淡い色がつけられ、SNSなどにアップする人もいます。
園内に咲く花は撮影スポットとしても人気
4つ目のポイントは天橋立ビューランド内に咲いているさまざまな種類の花です。園内にはいたるところに豊富な種類の花が植えられています。そのため、それぞれの季節によって楽しむことが可能です。まず、リフトの沿道にはオオデマリが植えられているほか、沿道の足元には芝桜もあります。特に芝桜はリフトが終点に到着するまでの沿道にずっと植えられているため、写真の撮影スポットとしても人気です。海や天橋立以外の違った景色も楽しめるとして、開花の時期に合わせて来場する人もいます。さらに、展望レストランの横には八重桜、回廊の入口にはツツジなどもあり、これらの花は春になると開花して来場者を楽しませる演出の1つです。
また、子どもが遊べるスペースの裏手にはしだれ桜が数本植えられています。地面には芝生が広がっているのでレジャーシートなどを持ってきてお花見も可能です。展望レストラン・カフェでは飲み物や軽食をテイクアウトできるため、お弁当なしでも楽しめます。さらに、この周辺にはベンチも設置され、花を見ながらゆっくりと休憩も取れるスポットです。また、SLが走る線路の沿道にもたくさんの花々が咲いています。開花の時期には綺麗な花を見ながらSLに乗って園内を1周可能です。他にも、イングリッシュローズや藤棚、パンジーなども植えられています。
イングリッシュローズは約50本植えられ、開花の時期には一斉に花が咲いた美しい景色を堪能できるポイントです。そして、藤棚には鮮やかな紫色をした藤の花が咲き、園内の花壇ではさまざまな色のパンジーが咲くなど、写真撮影を楽しめるポイントが豊富なのも天橋立ビューランドの特徴となっています。
年代別に楽しめるスポットもたくさんある
最後の5つ目のポイントは、年代別に楽しめるポイントが用意されていることです。まず、園内にはキッズコーナーという小さい子ども向けの公園があります。ブランコや滑り台、天橋立ビューランドのキャラクターの遊具などが設置された公園です。広さは十分確保されているので、走って遊べるようにもなっています。地面は人工芝となっているので、走り回って転んでも大きなケガにつながりにくいよう配慮されたスポットです。この公園は入園料(モノレール・リフトの乗車料も含む)を払っていれば、無料で利用できます。さらに、天橋立ビューランドの屋内には射的コーナーもあり、コルク銃で好きな景品狙って遊ぶアトラクションです。
このコーナーには小さな子どもでもチャレンジできるように高さを調節できる踏み台があります。そして、屋内のアトラクションなので雨の日などには人気のスポットです。また、中学生以上を対象にしたアーチェリーコーナーもあります。ここでは、本格的なアーチェリーが楽しめ、初心者の人でもできるように教えてもらうことも可能です。他にも、子どもに人気のかわら投げもあります。かわら投げは見晴らしの良いところから、「かわらけ」という皿を投げる遊びです。長い棒の先についた輪に皿をくぐらせることができれば、厄除けや願いが叶うとされています。子どもが遊びとして楽しむことができるほか、大人の場合は思い出作りの一環としてチャレンジ可能です。
また、ウッドガーデンは大人が過ごしやすい場所となっています。周囲の景色を見ながらテラスでのんびりと過ごせる場所になっており、気持ちの良い風を感じながら休憩スポットです。6名用のパラソル席が6つ用意されているため、複数人で過ごすこともできます。
天橋立ビューランドの料金形態
- 入園料とリフト・モノレールの利用料金
- 大人(中学生以上):850円
- 小人(小学生):450円
- 大人(障害者):430円
- 小人(障害者):230円
- 乳幼児:大人1人につき1人分無料(乳幼児が2人目からは小人の料金が必要)
- 団体:人数により割引額が変更になるため問い合わせが必要
- 遊具の利用料金
- アーチェリー:1人500円
- ゴーカート:1人300円~2人500円
- メリーゴーランド:1人300円
- コインカー:1台200円
- サイクルカー:1人300円~2人500円
- 観覧車:1人300円
- SL弁慶号:1人300円
- かわら投げ:1回300円"
天橋立ビューランドで展開されているお得な割引クーポン
天橋立ビューランドの割引クーポンは、HPにある割引券の画像をダウンロード、もしくは印刷し提示することで使用できます。ダウンロードした場合は、スマートフォンなどを使って提示するだけで割引を受けられます。印刷の場合は白黒の状態でも利用可能です。どちらのケースでもモノレールかリフトの乗車券を購入する際に提示すると料金が割引され、どの日程でも使用できます。また、この割引券は1人につき1回しか使用できません。さらに、他の優待券や割引券などとは併用して使用できないので注意しましょう。
・大人(中学生以上):850円→800円
・小人(小学生):450円→400円
天橋立ビューランドの営業時間を知っておこう
- 通常営業時間
- 2月21日~7月20日 9:00~17:00
- 7月21日~8月20日 8:30~18:00
- 8月21日~10月20日 9:00~17:00
- 10月21日~2月20日 9:00~16:30"
天橋立ビューランドへのアクセス方法
車を利用する場合
・舞鶴若狭自動車道(大阪・神戸方面)「天津・天橋立IC」から約10分
・京都縦貫自動車道(京都方面)「天津・天橋立IC」から約10分
公共交通機関を利用する場合
・京都丹後鉄道「天橋立駅」駅から徒歩約7分
高速バスを利用する場合
・大阪・梅田から「阪急バス・丹後海陸交通バス」で約2時間40分
・京都から「丹後海陸交通バス」で約2時間
天橋立ビューランドの駐車場詳細
天橋立ビューランドの周辺には駐車台数に余裕のある智恩寺の駐車場があります。リフト・モノレールのゲートまでは徒歩10分程度です。
- 名称:天橋立智恩寺駐車場
- 住所: 京都府宮津市字文珠466
- 駐車台数:自家用車400台、バス10台
- 料金:自家用車600円、バス1,200円
- ※料金の割引はありません。
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