世界中が注目！迫力満点の「シーラカンス・ミュージアム」へ
1階にある展示の見学を終えたら、いよいよ2階の「シーラカンス・ミュージアム」へと進みましょう。冷凍個体が2体、剥製が3体と、合計5体のシーラカンスが展示されています。
冷凍されたシーラカンスは、まるで襲いかかろうとした瞬間に時を止められたかのような大迫力！海に戻したら氷が溶けて泳ぎ出しそうな躍動感でした。
そのほかにも、シーラカンスの剥製や体内模型、CTスキャンによるシーラカンスの内部構造など、興味深い展示がたくさんあります。
こんなに大きな体なのに、脳は約1cmほどと小さいのも面白いところ。ちなみに展示されているシーラカンスの胃袋は、映画『千と千尋の神隠し』の中で、千尋のお父さんとお母さんが食べていたものだといわれています。
近くのモニターでは、実際に泳いでるシーラカンスの姿をとらえた貴重な映像も上映されているので、こちらも見逃さないでくださいね。
館内では、イベントが毎日開催されています。その中のひとつに「シーラカンス解説」があり、飼育スタッフによる詳しい解説でシーラカンスの秘められた生態について学べます。普通の展示にはない、ちょっとしたこぼれ話が聞けて楽しいですよ！
イベントスケジュールは駿河湾大水槽前に掲示されているので、忘れずにチェックしましょう。
2階には標本展示や解説パネルのほかにも、「古代の海」「透明骨格標本」「メガザウスザメ剥製」といったコーナーもあります。
古代の海では、2体のシーラカンスの剥製がアンモナイトなどと一緒に泳ぐ、古代の海をジオラマで表現。前に展示されているカヌーは、実際にシーラカンスの捕獲に使用されたものです。
今もアフリカやインドネシアではシーラカンスが見つかっていますが、日本では発見されていません。謎の多いシーラカンスは、駿河湾の深い海底を密かに泳いでいるのかもしれませんね。
沼津港深海水族館で人気のお土産は？
沼津港深海水族館のお土産は、2階出口前にあるミュージアムショップ「ブルージェリー」で購入できます。店内にはカラフルでかわいいグッズがいっぱい！
色味の少ない深海の世界から、一気に色鮮やかな現実の世界へ戻ってきたようで、思わず心がウキウキするはず。さっそくお土産をチェックしましょう。
人気のお土産は、やはりぬいぐるみ。シーラカンスやメンダコなど珍しい深海生物など、珍しいここにしかない深海生物をモチーフにしたものが売れ筋だそうです。
ほかにも小さなキーホルダータイプのぬいぐるみは、思い出として手軽に持ち歩けるので人気です。「深海の本革キーホルダー」は、イタリア・トスカーナ地方の伝統製法で作られたタンニンレザーを使用。使えば使うほど艶や風合いが増していく、大人が持ってもかっこいいキーホルダーです。
お菓子の一番人気は、リアルな形のシーラカンスとダイオウグソクムシ、メンダコ、オウムガイのチョコレートが入った「4種の深海チョコレート」。カカオの風味が口いっぱいに広がる本格的なおいしさでした。
深海魚のイラストが描かれた「深海魚図鑑ラングドシャ―クッキー」は個別包装で、バラマキ土産にもぴったりと好評です。
輪ゴムかけやエコバッグなど、家事が楽しくなりそうなグッズもありますよ。キッチンがかわいくなったら、子どもたちのお手伝い回数が増えるかもしれませんね。
沼津の海を大冒険！「VR深海アドベンチャー ディープクルーズ」
「VR深海アドベンチャー ディープクルーズ」は、水族館の前で2023（令和5）年にオープンした体験型アトラクション。VRで再現された駿河湾を冒険するストーリーです。水族館にいる深海魚も数多く登場するので、水族館の後はこちらで遊ぶのがおすすめですよ。
受付をしたら大きな荷物はロッカーに預け、身軽な格好になります。ウェイティングルームのモニターで注意事項を聞いたら、いざライドへ！
画像提供：ディープクルーズ
VRゴーグルを装着したら、潜水艦で深海へと潜っていきます。VRゴーグルは眼鏡をかけたままでも装着可能でした。
4Dも搭載された迫力の画面は、まるで本当に深海にいるかのような迫力！途中グラグラと揺れるシーンもあり、遊園地の乗り物感覚でとても楽しかったです。
冒険中は水族館で見てきたはずの深海生物がたくさん出てきます。「あれ、この魚なんだっけ？」と疑問に思ったら、すぐ水族館に再入場できるのがうれしいですね。ネタバレになるので詳しくはいえませんが、絶対に2回乗りたくなるはず！
料金は1,800円。水族館の当日チケットで100円引きとなります。小学生未満のお子さんは乗車できません。
もうひとつの「シューティングアトラクション ディープシーワールド」も、水族館と一緒に遊びたいアトラクション。2人乗りの探査ポッドに乗って深海に潜り、ターゲットを見つけたら捕獲レーザーで捕獲！無事探査が終わったら、捕獲した生物リストが載った「捕獲カード」が貰えます。子どもだけでなく大人も夢中になりますよ。
料金は700円。水族館の当日チケットで100円引きとなります。身長110cm以上から利用できますが、120cm以下の子どもは13歳以上の同伴者が必要となります。
ランチやティータイムにおすすめのグルメスポットを紹介
沼津港深海水族館がある港八十三番地には、たくさんの飲食店が入っています。中には深海生物を食べられるレアなお店もあるので、帰りにぜひ立ち寄ってみましょう。ここではおすすめのお店をいくつか紹介します。
・素材の良さを味わうなら「浜焼き しんちゃん」
「浜焼き しんちゃん」は、新鮮な深海魚を豪快に焼きながら食べられるお店です。写真は「贅沢浜焼き定食」。カキ、はまぐり、ホタテ、サーモンハラス、深海エビ、めひかりを目の前で焼きながら、熱々をいただきます。カキやはまぐりは殻がはねるので、網をかぶせて焼くのがポイントです。※平日ランチ限定
一部の深海にしか生息しないめひかりは沼津産。水中では目がエメラルドグリーンに光っているそうですよ。沼津港深海水族館では、「アオメエソ」という名前で展示されています。唐揚げにしても天ぷらにしてもおいしい魚ですが、ただ焼くだけでもおいしいんですよね。定食メニューは、平日11:30〜16:00限定です。
また、朝に獲れた新鮮な海鮮をたっぷり食べたいという方は、浜焼き しんちゃんの向かいにある「海鮮丼 佐政」がおすすめ。「深海丼」は、沼津港で水揚げされた深海魚である金目鯛やアブラボウズ、桜海老を贅沢にのせた丼です。
「沼津バーガー」では、深海サメバーガーや、深海魚バーガー、王道のアジフライバーガーなどが食べられますよ。
・お土産に買って帰りたいご当地パン「Bakery La Torretta（ラ トレッタ）」
ちょっと雰囲気が違うおしゃれなエリアの一角にあるパン屋さん。お店の外までパンのいい香りがしています。海鮮屋さんが立ち並ぶ港八十三番地の中にあるのが驚きですね。
店内に入ると、「沼津産メギスフライサンド」や「駿河湾産のシラスのチーズフォカッチャ」などがあり、深海魚推しのメニューがずらりと並んでいます。
「メンダコ食パン」や「メンダコデニッシュ」はかわいい見た目で、朝から気分がウキウキしそう！
隣の「LOCO MARINO COFFEE（ロコマリーノコーヒー）」でドリンクを1杯オーダーすると、店内でラ トレッタのパンをイートインできるのもうれしいところ。軽食休憩にもぴったりの組み合わせです。
沼津港深海水族館のアクセス方法
沼津港深海水族館のアクセス方法について、電車・バス・車それぞれのルートを紹介します。
公共交通機関で行く場合、最寄り駅はJR東海道線「沼津」駅になります。沼津駅南口バスターミナル1番乗り場から伊豆箱根バス・東海バスに乗車して約15分。「沼津港」バス停で下車後、徒歩約2分です。
車の場合は、東名高速道路「沼津IC」、もしくは新東名高速道路「長泉沼津IC」を降りて、沼津港方面に約25分です。
専用駐車場はないので、沼津港周辺の有料駐車場（約500台）を利用しましょう。「港八十三番地駐車場」「港八十三番地第2駐車場」を利用した場合、港八十三番地内の飲食店・お土産店を利用すると割引サービスがあります。
※記事内で紹介している深海魚・深海生物の展示は、季節により入れ替わることが多いため、水族館にいない場合もあります。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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