【徹底解説】市川市動植物園の魅力!モルモットやレッサーパンダから料金やミニ鉄道の情報まで!

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市川市動植物園は、友好都市や姉妹都市から寄贈された特別な動物の展示に力をいれており、子どもも生まれるなど注目を集めている人気のスポットです。そこで、展示されている動物達、展示方法の特徴や魅力を中心に解説します。ほかにも、営業時間や割引料金で入園することは可能なのかなど、料金やアクセス方法もチェックしておきましょう。市川市動植物園を満喫するため、見どころを押さえた基本情報と具体的な料金について紹介します。

市川市動植物園とは

市川市動植物園は、「動物とのふれあい」をテーマにした動物園を中心に、自然観察園、バラ園、観賞植物園を併設しています。動物園では小動物とふれあえるほか仔馬への乗馬体験ができるなど、動物とのコミュニケーションを存分に楽しめることが魅力です。動物の情報を掲示している看板もリニューアルし、それぞれの動物の生態がより分かりやすくなりました。また、動物の展示だけではなく「鉄道ひろば」ではミニ鉄道が走っており、家族連れでにぎわっています。観賞植物園では、季節にマッチする植物を展示するなど、飽きない工夫が施されていることが特徴です。

特別展示の動物たち

交流都市からシセンレッサーパンダとスマトラオランウータンが寄贈され、特別展示が行われています。シセンレッサーパンダは、市川市の友好都市である中国の四川省から贈られたもので、展示の歴史も長いです。市川市動植物園のシセンレッサーパンダ展示は広さがポイントであり、全部で3つの飼育場所に分かれています。

1号舎は家畜舎の近くにあり、市川市動植物園開園の際に造られた、シセンレッサーパンダのメイン展示場所です。展示場は小さなサイズと大きなサイズの2種類が用意され、大きな展示場には2005年6月生まれのオス「ハオ」、2008年6月生まれのメス「ソラ」が、暮らしています。小さな展示場には、2002年7月生まれのメス、ソラの母でもある「ナミ」を観察できる仕様です。

2号舎は、スマトラオランウータン舎の近くにあるケージ型の展示場です。誠誠(セイセイ)と真真(シンシン)の間に子どもが生まれたことによって造られ、1992年から2号舎としてオープンしました。4部屋に分けられており、日当たりもよく広い環境です。ケージ越しですが、シセンレッサーパンダ同士が触れ合っている姿を見られることもあります。2015年7月生まれ、京都にある動物園から来たオスの「ムギ」、2016年7月生まれのメス「ハルマキ」、2013年6月生まれのメス「リーファ」と「ユーファ」が暮らしている場所です。ほかにも、2017年7月生まれのメス「ひまわり」、2012年6月生まれで川崎市にある動物園から来たメスの「カリン」もいます。

スロープをあがると2006年に造られた4号舎があり、最も近くでシセンレッサーパンダを見られることが特徴です。2005年6月生まれ、のんびり屋さんのオス「ライチ」、2010年7月生まれで浜松市動物園から来たメスの「テル」、2009年7月生まれのオス「イチ丸」、2013年6月生まれのオス「メイト」が暮らしています。また、3号舎はキツネザル舎として利用されており、シセンレッサーパンダの展示は行われていません。

スマトラオランウータンは、1992年に市川市と姉妹都市であるインドネシアの北スマトラ州から贈られました。メスの「スーミー」とオスの「イーバン」が贈られたのち、2003年にオス「ウータン」が生まれています。さらに、2010年に第2子となるメスの「リリー」、2018年には第3子(名前未定)も生まれました。

なかよし広場で動物たちと触れ合える

市川市動植物の入り口すぐの場所にある「なかよし広場」では、うさぎ、モルモット、ミニブタなど小動物の展示を行っています。特に子どもに人気なのが、モルモットやヤギなどとのふれあいイベントです。小動物とふれあいが可能な動物園は非常に多いですが、基本的にスケジュールが決まっています。イベント時には大変混雑することや、子連れでは時間通りに行動できないため参加しにくいことがデメリットです。

しかし、市川市動植物園ではモルモットは開園中いつでも、ウサギは開園~16時頃まで、ミニブタとヤギは15:30頃までふれあえます。スケジュールも気にしないで長時間遊んでいられることが特徴です。市川市動植物園を1周して、最後にふれあってから帰るなど気の向くままに楽しめます。

モルモットについては膝に乗せることが可能で、抱っこの方法や注意事項も分かりやすく掲示しているため、はじめてでも楽しめることが魅力です。また、モルモットの部屋を掃除したあと、橋を1列で歩いて移動する姿が人気を集めています。本来は、単純に移動しているだけであり、展示として注目されていたわけではありません。しかし、「1列で歩く姿が非常にかわいらしい」と動画とともにSNSで拡散され、現在では「モルモットきゃらばん」として人気イベントの1つとなっています。

サル舎の動物たち

サル舎では、さまざまな種類のサルが暮らしています。サル山には数十匹のニホンザルが暮らしており、非常ににぎやかなことが魅力です。大人のサルだけではなく子ザルもたくさんいるため、動きも活発で見ていて飽きません。

サル山には、育児放棄により人工飼育で育てられた子ザルもいます。通常は、周囲のサルも育てられたサルも警戒心が解けず、群れに戻ることが難しいとされているのです。

市川市動植物園では、人工飼育を行っていたころから子ザルが大切にしていたぬいぐるみとともにサル山に入れ、少しずつなじむように工夫をしてきました。何度も通っていれば、子ザルの成長を見られるといった楽しさもあります。

ほかにも、小柄で大きな目がかわいく、高い鳴き声も特徴のボリビアリスザル、白と黒の毛並みがきれいなエリマキキツネザルなど観察できる場所です。

さらに、シロテテナガザル、ワオキツネザル、クロキツネザル、エリマキキツネザルなど、さまざまなサルの展示が行われています。

管理棟にいる動物達

展示スペースとしてアピールされている場所ではないものの、管理棟の3階では魚類とカメ類の展示をしています。基本的には水槽で飼育できる動物達がおり、天気に左右されず、いつ来園しても変わらない姿を観察できることが魅力です。管理棟は休憩スペースでもあるため、動物達を見ながらゆっくりと過ごせます。

3階には、ホシガメ、リクガメ、ハコガメ、イシガメなど、甲羅が特徴的なカメ達を観察できる場所です。温度管理が難しい陸亀達を飼育しており、どの種類も多くたくましく成長していることから、飼育員達の努力も垣間見えます。

管理棟1階には、ペアのオカメインコがおり、来園した人を歓迎するようにかわいらしい声で鳴いてくれることも見どころです。市川市動植物園にはたくさんの愛らしい動物がいますが、展示場として広いスペースを確保していない管理棟などについてもチェックすることを忘れないようにしましょう。

コツメカワウソなどかわいい小動物の展示

市川市動植物園に入園し、レストハウスの横から道なりに歩くと見えてくるのが、コツメカワウソの砂場展示です。日本国内には、コツメカワウソの展示を行っている水族館や動物園は多数存在していますが、市川市動植物園では「砂場が用意されていること」が特徴だといえます。コツメカワウソは、泳いだあと砂場で寝転がり身体をこすりつける習性があるためです。また、巨大なウッドデッキが来園者側へでっぱった造りになっているため、近距離で観察できます。手を伸ばせば届きそうな位置まで移動してくることがありますが、触れることは厳禁なため注意しましょう。

さらに、コツメカワウソは非常に器用であり、葉や石を手で持って遊んだり、エサも手で持って食べたりと小さな手でがんばるかわいい姿が見られる可能性もあります。ほかの水族館や動物園ではガラス越しやアクリル展示が一般的ですが、市川市動植物園では観察の妨げになるものも排除しており、写真撮影も行いやすいでしょう。砂場展示だけではなく、スペースが小さな展示も用意されています。小さな展示スペースではアクリルの壁を作り、小さな穴を開けているため、コツメカワウソと握手ができる仕様になっているのです。

自然界のコツメカワウソは、岩の間といった狭いすき間に手を入れてエサを取る習性があります。そのため、コツメカワウソが展示の小さな穴に手を入れた際に、運がよければ握手をできるというシステムです。ただし、噛まれるケースもあるため来園者側から穴に手を入れないよう、小さな子ども連れで行く場合などは注意しなければなりません。コツメカワウソが手を入れる可能性が高い時間は、昼と夕方の食事の時間です。飼育員と勘違いをして、来園者に近寄り、手を入れる可能性が高いのだといえます。

市川市動植物園の入り口には、コツメカワウソを含めた動物たちの食事の時間が掲示されているため、チェックしておきましょう。コツメカワウソ展示エリアの1番奥にあるのが滑り台であり、コツメカワウソ達に人気のエリアとなっています。コツメカワウソの滑り台は、市川市動植物園の知名度をあげるのに一役買ったほど、来園者からも人気と注目を集めているのです。水を流している滑り台は、コツメカワウソが狭い場所を泳いだり動き回ったりする習性を活かしたものだといえます。

市川市動植物では、コツメカワウソが遊びやすいよう工夫されており、生き生きと楽しむ姿を観察できることが魅力です。滑り台エリアの階段をくだると、滑り台をおりたコツメカワウソ達がプールで泳ぐ姿を観察できます。通称「流しカワウソ」と呼ばれるエリアで遊ぶかどうかは、コツメカワウソ次第です。食事の時間以外の多くは寝ているため、起きるまで待つか、食事の時間をチェックして起きているときに足を運ぶとよいでしょう。

ほかにも、ミーアキャットの親子や、のんびりとした動きで癒してくれるカピバラなども展示されています。ミーアキャットは群れで子育てをする習性が特徴であるため、生態の観察をしてみるのも面白いでしょう。

市川市動植物園の入園料金

  • 一般入園料金
    • 大人:430円
    • 小人:100円
    • 未就学児:無料
  • 団体(有料入園者25名以上から受付)
    • 大人:340円
    • 小人:80円
    • 未就学児:無料
  • 年間パスポート
    • 大人:1,240円
    • 小人:310円
    • 未就学児:無料
  • 自然観察園、バラ園の入園料は無料

動物園が入園料無料となるケース

  • 身体障がい者で、障がい者手帳を提示できる場合と、介護者1名まで
  • 知的障がい者で、療育手帳を提示できる場合と、介護者1名まで
  • 精神障がい者で、精神障がい者保健福祉手帳を提示できる場合と、介護者1名まで
  • 市川市内に住んでいる満65歳以上の人で、身分証明書もしくは書類の原本を提示できる人
  • 特別支援学校の生徒と生徒の引率教職員や介助者

市川市動植物園で使える割引クーポンはある?

市川市動植物園で利用できる割引クーポンはありません。市川市動植物園内にはレストランなどもありますが、レストランを含む園内施設で使用できるクーポンなどもありません。

市川市動植物園の営業時間

  • 動物園の通常営業時間
    • 9:30~16:30
    • 入園時間は16時まで
  • 動物園の定休日
    • 毎週月曜日(祝日と重なった場合は翌日)
    • 年末年始
  • 自然観察園、バラ園の通常営業時間 
    • 9:00~17:00
  • 自然観察園、バラ園の定休日
    • 年末年始
  • 鑑賞植物園の通常営業時間
    • 9:30~16:30
  • 鑑賞植物園の定休日
    • 毎週月曜日(祝日と重なった場合は翌日)
    • 年末年始

市川市動植物園へのアクセスと駐車場情報

公共交通機関を利用する場合

  • 北総線、京急空港線「大町駅」から徒歩約30分
  • JR武蔵野線「市川大野駅」から徒歩約30分
  • 京成線「京成八幡駅」より京成バス「動植物園行き」で約40分、終点下車すぐ
  • 「市川営業所行き」約30分大野町4丁目で下車、徒歩約10分
  • 「大町駅行き」「動植物園行き」、駒形下車、徒歩約10分
  • JR武蔵野線「市川大野駅」からコミュニティバス約10分

車を利用する場合

  • 東京方面から車を利用する場合
    • 京葉道路「市川IC」から国道14号線方面へ出て、市川霊園を目指す
  • 千葉方面から車を利用する場合
    • ・京葉道路「原木中山IC」から、国道14号線方面へ出て中山競馬場を通過して大柏橋交差点を右折し、市川霊園を目指す

市川市動植物園の駐車場

市川市動植物園の駐車場は、第一駐車場と第二駐車場の2カ所です。料金はどちらも同じで、割引サービスなどはありません。第一駐車場のほうが動植物園に近いため、早く埋まってしまう傾向です。少し離れていますが、混雑が予想されるときは第二駐車場に駐車したほうがスムーズでしょう。

  • 名称:市川市動植物園第一駐車場
    • 住所:千葉県市川市大町284番1外
    • 営業時間:9:00~16:30(月曜定休)
    • 駐車台数:500
    • 料金:普通車500円、バス2,000円
  • 名称:市川市動植物園第二駐車場
    • 住所:千葉県市川市大町213番11外
    • 営業時間:9:00~16:30(月曜定休)
    • 駐車台数:240
    • 料金:普通車500円、バス2,000円
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