福井県に来たら、行っておきたい観光スポットが越前松島水族館です。越前松島水族館では、他の水族館にはない独自の魅力がたくさんあります。水族館の違いは魚の種類や数だと考えている人も多いのではないでしょうか。この記事では、越前松島水族館に行ったら絶対に体験してほしいおすすめポイント5選を解説しています。また、営業時間や知って得する割引情報、アクセス、駐車場情報についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
越前松島水族館とは
越前松島水族館は、1659年に開園した長い歴史を持つ水族館です。水槽内の装飾は本物の岩を使用しリアル感を追求しています。また、汽車窓式水槽を採用しており、歴史漂う元祖的な展示が特徴です。魚は日本海の生物を中心に約350種類を見ることができるだけでなく、触れ合えることもできます。また、2012年の春には30個の水槽を使いラブリーフュッシュのコーナーを設置するなど見る人を飽きさせない新しい取り組みを行っている水族館なのです。
越前松島水族館のテーマは「みて・ふれて・楽しく学べる水族館」で、日頃は見られないイルカショーやエサやりショーを楽しめるのが魅力です。また、アザラシやカワウソ、アカエイなどに直接ふれて見た目とのギャップに驚くことも少なくありません。他にも、越前松島水族館に一泊できるオールナイト水族館も特徴的です。オールナイト水族館を利用することで、普通の水族館では味わえない神秘的な世界観を楽しむことができます。通常営業でも、さまざまなイベントを行っているので1日中楽しめる水族館であるのも魅力です。子どもから大人まで楽しく学べる越前松島水族館の素晴らしさをさらに深堀していきましょう。
新体験を味わえる魅力の「ふれあい館」
越前松島水族館のテーマでもある「ふれあう」を体験できるのがふれあい館です。ふれあい館では、「海の生物に直接触る経験を通して新しい発見や感動をして欲しい」という意図があります。触れ合える種類は、サメ・エイ・ヒトデ・ナマコ・ウニ・タコなどさまざまです。その中でも、危険に感じるネコザメやドチザメ、毒が怖いアカエイやホシエイを安全にふれます。ネコザメやドチザメは、比較的優しい性格でエイの毒は取り除いているため危険はありません。多くの種類の生物を自由にふれる水族館は珍しいので大きな魅力だといえます。
また、ふれあい館ではありませんがアザラシのふれあいタイムも魅力です。アザラシのふれあいタイムでは、毎日2~3回決められた時間に食事シーンの見学・説明・触ることができます。ふれるほど間近でアザラシを見るのも珍しいですし、実際にふれるのも貴重な体験です。さらに、係員からアザラシについての説明を聞くことで「学べる」ことができるのも魅力でしょう。アザラシのふれあいタイムの実施時間は7分間しかありません。そのため、参加したい人は開催時間をよく確認することが大切です。
他にも、イルカとふれあえることができる「イルカのふれあい体験」があり、実際にふれたりエサをあげたりできます。さらに、イルカとの握手体験や普段はふれない尾びれの感覚を味わうことが可能です。しかし、イルカと触れ合えるのは1日1回2名までと制限があり、別途参加費が1回1,000円かかってきます。定員は、先着順なためイルカとふれあいたい人は早めに到着するようにしましょう。
夏場はとくにおすすめ!じゃぶじゃぶ海水プール
じゃぶじゃぶ海水プールでは、魚のいるプールで遊べる・エサやり体験ができるエリアです。じゃぶじゃぶ海水プールの中には、約20種類の魚が1,000匹も放流されています。泳いでいる魚は、さまざまな形や大きさのイシダイ・メジナ・マダイ・フグ・アジ・ススメダイ・カワハギなどです。家族で新鮮な体験を楽しめるのが最大の魅力。小さな子どもで楽しめるように深さが「20センチ」「35センチ」「50センチ」と3種類に分かれており安全面にも配慮しています。さらに、夏場には監視員がつくので子ども連れの親御さんも安心して一緒に楽しむことができるのです。海水で濡れてしまっても、シャワーや更衣室を無料で使えるのもうれしい魅力でしょう。
また、夏場以外は寒いためプールに入れない場合もあります。そんなときでも、エサやりや触ることは可能です。泳ぎの早い魚でも、エサをあげると寄ってくるので子どもでもふれるように工夫されています。子どもに新しい体験をさせてあげたい親御さんにもおすすめのプールだといえるでしょう。
3つ魅力が詰まっている海洋館
海洋館では、「海洋大水槽」「さんごの海」「オールナイト水族館」の3種類を楽しめます。海洋大水槽では、大型のアカシュモクザメ・ブラックチップ・ドチザメ・エイをさまざまな角度から観察できるのが魅力です。とくに、体長2メートルを超えるエイの口やお腹を見ることができます。エイは見たことがある人でも、裏側を見る機会は少ないので貴重な体験ができるでしょう。また、大型の魚以外にも約3,000匹のイワシも展示されています。このイワシの大群には2階からエサをあげることができ、エサに群がるイワシの動きがいろいろな光景に変わります。まるで、海の底にいるような気持ちになれ、神秘的な体験ができるでしょう。
続いて、さんごの海は水面にアクリル板を設置しており、さんごを上から見下ろすことができます。また、アクリル板の上で寝転がると海底を泳いでいるような景色に変わるのも魅力です。水面を歩けば水中散歩をしているような疑似体験を楽しめるのも新感覚ですね。次に、壁や天井には鏡が設置してあるので、不思議な空間にいるドキドキ感を味わえるでしょう。他にも、さんごの海には、さんごだけでなく色鮮やかな魚も展示されています。カラフルな光景を見たい人や、海面体験をしたい人はおすすめです。
営業終了後には、1晩中過ごせるオールナイト水族館が用意されています。つまり、水族館に泊まれるサービスということです。オールナイト水族館では、昼間には体験できない見学や企画イベントを楽しむことができます。企画イベントでは、ドクターフィッシュ・タコなどに触れ合える体験や、海ほたるの発光ショーなどです。就寝時には水槽の上で寝ることができ、朝起きると水面の上で目覚める神秘体験を経験できます。また、翌朝の7時までは一部の施設以外は見学ができるので、普段以上にゆっくりと海の生物を見られる特典付きです。翌日は自由解散なので、そのまま他のエリアで楽しんで帰るとよいでしょう。
参加条件は、最低20人以上の参加者がいることです。指定期間に予約する必要があるので、限られた人しか体験できない貴重なイベントといえます。参加費は、大人5,500円、小・中学生4,000円、幼児(3歳以上)2,500円です。年間パスポートを持っていれば、1人分を割引してくれるのでサービスもあります。家族や友達と海の中で特別な思い出を作りたい人におすすめでしょう。
裏側探索ガイドツアーで特別感を堪能
裏側探索ガイドツアーでは、飼育員が作業する水槽の裏側を見学できます。水族館には展示されていない予備の魚を見せてもらえるので特別感も格別です。また、予備水槽にいるウミガメや魚にエサやりの体験もできます。越前松島水族館では、ウミガメなどの保護活動や繁殖活動を積極的に取り組んでいる企業です。そのため、飼育員の知識や経験は高く面白い話を聞ける可能性もあります。体験だけでなく、飼育員の作業内容や生き物の詳しい解説を学べるのは貴重な経験となるでしょう。他の水族館でも、裏側を見学できるサービスはなかなか行っていません。そのため、子どもから大人まで幅広い年齢層に人気があり、とくに家族連れにおすすめです。
しかし、裏側探索ガイドツアーは事前予約を行っていません。また、団体での参加は原則行っていませんが、事前に連絡すれば可能の場合もあります。申し込みは、入館時に改札口で行えます。参加費は、大人2,300円、小中学生1,400円、3歳以上950円です。開催は土・日・祝限定で、夏休みの7月14日~9月2日は実施していません。開催時間は、通常13:30~14:30の60分間です。冬期は12:30~13:30となります。定員は先着順で、最大20名までなので裏側探索ガイドツアーを希望する人は早めに入場すると良いでしょう。
ペンギンが空を飛ぶ!珍しいペンギン館
展示室内15度のペンギンを楽しむために設置されているのがペンギン館です。ペンギン館には、オウサマペンギン・イワトビペンギン・ジョエンツーペンギンの3種類を観察できます。それぞれに特徴があり、オイサマペンギンは体の大きさが世界で2番目の大型ペンギンです。次に、頭に黄色の飾りがある面白い印象のイワトビペンギン、頭に白いリボンの模様があるジェンツーペンギンなど見どころ満載の種類をそろえています。ペンギンの種類によって、動きや特徴を比べながら学ぶことができるのが魅力です。
このペンギン館は、陸上や水中などさまざまな視点での観察が可能です。それだけではなく水中トンネルから上を見上げると、ペンギンがまるで飛んでいるように感じられます。トンネルのサイズも大きすぎないことで、ペンギンを間近で見られると多くの入園者から人気です。また、水中トンネルの反対側には小窓があり、泳いでいるペンギンと一緒に写真を撮ることも魅力ですね。ペンギンを遠目でしか見たことがない人にとってはおすすめのスポットでしょう。
ペンギン館をさらに楽しみたい人は、冬季の入館がおすすめです。ペンギン館では、冬季限定でオウサマペンギンのお散歩タイムを楽しめます。とくにお正月には、お散歩のルートに鳥居と神社が設置され、ペンギンたちの初詣を見ることが可能です。初詣が楽しめるのは1月初旬から中旬限定となります。また、お散歩開催期間は、2018年だと11月23日から2月下旬までです。しかし、期間中でも気温の高い日には開催されないので注意しておきましょう。
越前松島水族館の料金
- 一般入園料金
- 大人:2,000円
- 小中学生:1,000円
- 幼児(3歳以上):500円
- 幼児(3歳以下):無料
- 団体料金(20名以上)
- 大人:1,800円
- 小中学生:900円
- 幼児(3歳以上):450円
- 幼児(3歳以下):無料
- 団体料金(100名以上)
- 大人:1,600円
- 小中学生:800円
- 幼児(3歳以上):400円
- 幼児(3歳以下):無料
- 年間パスポート料金
- 大人:5,000円
- 小中学生:2,500円
- 幼児(3歳以上):1,300円
- 幼児(3歳以下):無料
越前松島水族館の割引クーポン
ナイター営業特別割引
ナイター営業日の17時以降に入館すると通常料金から2割引されます。他の割引との併用ができないので注意しましょう。
・大人:通常2,000円→1,600円
・小中学生:通常1,000円→800円
・幼児(3歳以上):通常500円→400円
LINE登録で1割引
越前松島水族館のLINE@をLINEに友達登録をし、配信された画面を提示すると入館料が1割引されます。
・大人:通常2,000円→1,800円
・小中学生:通常1,000円→900円
・幼児(3歳以上):通常500円→450円
公式サイトの割引券
越前松島水族館公式サイトから割引券をダウンロードし、印刷するか画面を見せると入館料金が2割引されます。有効期間は2019年1月31日までです。
・大人:通常2,000円→1,800円
・小中学生:通常1,000円→900円
・幼児(3歳以上):通常500円→450円"
越前松島水族館の営業時間
- 通常営業時間
- 9:00~17:30
- 夏季
- 9:00~18:00(2019年7月22日~8月30日)
- 9:00~21:00(2019年7月13~9月1日)
- GW(2019年4月27日~5月6日)
- 9:00~21:00
- 定休日:なし
越前松島水族館のアクセス
公共交通機関を利用する場合
- 北陸新幹線「芦原温泉」駅までJR特急で約35分→バス乗り換えで約30分
- JR北陸本線「芦原温泉」駅から京福バス東尋坊行きで約30分
- JR北陸本線「福井」駅からえちぜん鉄道:三国・あわら線で「あわら湯のまち」駅まで約40分→バス乗り換えで約15分
車を利用する場合
- 北陸自動車道「金津IC」から東尋坊方面に約20分
- 北陸自動車道「加賀IC」から国道305号線経由で東尋坊方面に約25分
- 北陸自動車道「金沢西IC」から加賀ICまで約25分→国道305号線経由で約25分
越前松島水族館の駐車場
越前松島水族館では駐車場が完備されています。水族館前の立体駐車場に約250台、水族館の横に約100台です。繁盛期には、臨時駐車場が約50台停められます。また、臨時駐車場から水族館まで無料シャトルバスの利用が可能です。
- 住所:福井県坂井市三国町崎74-2-3
- 営業時間:9:00~17:30(最終入館17:00)※時期により変動あり
- 駐車台数:400台
- 料金:無料
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