箱根の極上癒しスポット!龍宮殿で心も体もリラックス

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龍宮殿は芦ノ湖の湖畔に位置し、多くの箱根の観光スポットにもアクセスしやすい温泉・宿泊施設です。とても歴史が古く、もともとは浜名湖にあったホテルを芦ノ湖に移築したものです。その後改修工事やリニューアルを経て、現在は本館が温泉施設、別館が宿泊施設として営業しています。芦ノ湖の絶景を望む温泉においしいご飯、ゆったりとした純和風の客室が人気で、多くの著名人が訪れています。ここではそんな龍宮殿の魅力を存分にご紹介します。

箱根芦ノ湖畔龍宮殿とは

龍宮殿の歴史は長く、戦前にさかのぼります。昭和13年(1938年)、現在は飛鳥建設として運営されている飛鳥組の先代社長であった飛鳥繁氏が、自身が開発に携わった浜名湖の湖畔に「浜名湖ホテル」を開業したのが始まりです。浜名湖ホテルは宇治の平等院をモデルにした純和風の外観が特徴で、客室は洋室、食事はフランス料理という、当時としてはかなり先進的なホテルでした。駅から馬車での送迎を行っていたことも話題を呼び、皇室をはじめ様々な著名人が訪れ人気を博しました。一年半後には休業してしまいましたが、昭和32年に浜名湖から芦ノ湖に移築され、龍宮殿として開業しました。昭和49年から昭和51年にかけて大規模な改修工事も行われ、平成2年には新館(別館)もオープン。現在は本館が温泉施設、別館が宿泊施設として営業しています。多くの歴代の首相をはじめ多くの著名人にも愛されている人気の施設です。

龍宮殿は国登録有形文化財

龍宮殿は非常に歴史が古い建物。浜名湖から芦ノ湖に移築される際は、とても多くの労力と時間が費やされました。解体作業は、東京からも専門業者を呼び寄せ、5か月もかけて行われました。その後、解体された資材は当時の交通に不便な道を通り、難航しながらも芦ノ湖に運び込まれました。芦ノ湖到着後は、解体された資材の仕分けや、復元作業に時間がかかり、京都から宮大工を招いて1年以上かけて移築が完了。龍宮殿は多くの人が力を合わせて作った、歴史的な建築物なのです。国登録有形文化財にも指定されており、とても趣のあるその姿は、見るだけでも価値があります。とても古くからある建物なので、老朽化に伴い2012年からは本館は休業していました。しかし2017年にリニューアルされ、バリアフリーにも対応した日帰り温泉として生まれ変わりました。今では子供から老人まで、多くの人に愛される話題のスポットです。

絶景の温泉で心も体もリラックス

箱根の温泉はエリアに分かれており、江戸時代にはそのエリアの数から、箱根七湯と言われていました。明治時代に入り、多くの温泉が新しく発見されたことからエリアが増え、現在では箱根十七湯と言われています。龍宮殿の温泉は、その中の一つ、蛸川温泉に分類されます。蛸川温泉は、幻の温泉と言われていたことがあり、箱根十七湯の中でも最も新しく認定されました。龍宮殿本館の温泉は2017年にリニューアルし、日帰り温泉としてオープンしました。温泉からは芦ノ湖や富士山の絶景を望むことができます。泉質は、カルシウム、ナトリウム、硫酸塩泉、塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果があると言われています。

女性用の浴室には露天風呂、内湯、そしてスチームサウナがあります。スチームサウナはサウナ室の中に蒸気を充満させ、温度は40度から60度と低めでありながら、湿度は80%から100%という低温高湿状態を作るのが特徴です。温度が低めなので息苦しさがなく、美肌効果やデトックス効果が高いので、特に女性に人気があります。内湯のシャワーブースは18機あるので、シャワーブースが足りなくなることもなく、ゆったり使用できます。また、ロッカーが108個あり、温泉に入るときは貴重品をロッカーに入れておけるので安心です。

男性用浴室には、 露天風呂、内湯、フィンランドサウナがあります。フィンランドサウナは木造のサウナ室が特徴で、熱く焼けた石に水をかけ、蒸気を発生させることで体感温度を高めています。発汗作用やリラックス効果が高いので、特に男性に人気があります。シャワーブースは9機、ロッカーは102個用意されています。営業時間は一般客が朝の8時から夜の8時までで、龍宮殿別館の宿泊者は朝の7時から夜の8時までです。最終受付時間は夜の7時です。龍宮殿別館に宿泊している人は、無料で利用することができます。また、別館には男女入れ替え制の大浴場があります。こちらの営業時間は、午後2時から夜中の1:00時までと、朝5時から10時までです。

お風呂から上がった後は休憩所が用意されており、ゆっくり休むことができます。女性専用の休憩所や、有料の個室も用意されているので、リラックスしたプライベートな空間で休むことも可能。有料の貸切個室は、四種類から選ぶことができ、120分4,000円からなのでたっぷり休憩することができます。大きさも選べて、一番大きい個室は8畳+12畳の2間あるので、家族連れでもみんなでくつろぐことができます。また、スパも併設されており、温泉で体を温めた後は、ゆっくりと体のコリをほぐすこともできます。二名まで同時施術可能なので、家族や友人と一緒にゆっくり体の疲れを取るのもおすすめです。こちらの営業時間は、朝の11時から夕方の6時までです。

おいしい和食でエネルギーチャージ

龍宮殿は食事がおいしいところも魅力の一つです。本館にある食事処では、龍宮殿料理長監修のおいしい和食が食べられます。メニューはてんぷらやかつ、お蕎麦など、どの年齢の人でもおいしく楽しめそうなものばかり。メニューの一つ、「箱根姫の水たま肌もめん湯豆腐御膳」は、おいしい湯豆腐とてんぷら、小鉢がセットになったヘルシーなお食事です。

箱根は名水が湧くことでも有名で、こんな逸話があります。北条早雲が関東を治めていたころ、北条氏の左保姫という美しい姫が、より綺麗になるために化粧用の水を探すよう近習に命じました。その際に近習が見つけたのが、箱根大平台に湧く綺麗な清水です。この水は干ばつの際も決して絶えることなく湧き続けたといいます。近習が持ってきたこの水を化粧に使ったところ、佐保姫の肌がより美しくつややかになったため、その後の北条家代々の姫たちもこの水を愛用するようになり、この水は「姫の水」と言われるようになりました。姫の水は豊臣秀吉の小田原征伐の際、中将姫も化粧に使ったと言われています。綺麗な水はお豆腐やお蕎麦を作るのに欠かせません。箱根の綺麗な水を使って作られたお食事は、なんだか食べるだけで綺麗になれそうです。宿泊者用の夕飯はしゃぶしゃぶかすき焼きから選べるプランなど、プランによって様々なので好きなものを選んで楽しみましょう。

ゆったりした純和風の客室で癒される

龍宮殿には24室の客室があり、すべての部屋から芦ノ湖を望むことができます。客室の種類は二種類あります。まず一つが、本間12.5畳の広縁付きの和室です。窓がかなり大きいので、箱根の絶景を心ゆくまで楽しむことができます。季節ごとに訪れれば、芦ノ湖の四季折々の移り変わりを楽しむことができておすすめです。

もう一種類の客室は、3室しかない、本間13畳、次の間8畳の室内温泉浴室付きの和室です。お部屋の中に温泉浴室があるので、好きな時間に好きなだけ、プライベートな空間の中で温泉を楽しむことができるので、家族や友人、カップルだけでゆったりと温泉を楽しみたい人におすすめです。いずれの種類の客室も、最大5名まで泊まることができるので広々とした室内でゆっくりと滞在を楽しめます。客室はどれも純和風の作りで、心も体もリラックスさせてくれます。アメニティーも充実しており、スリッパ、バスタオル、フェイスタオル、浴衣、シャンプー、リンス、ボディーソープ、歯ブラシ、くし、ドライヤーの他、女性にはシャワーキャップ、男性にはレザーが用意されているので、お家から色々持ち込む必要がありません。

周辺の観光スポットへのアクセスも抜群

龍宮殿からは、周辺の観光スポットにアクセスしやすいところも魅力的です。龍宮殿は芦ノ湖の湖畔にありますが、芦ノ湖自体が人気の高い観光スポットです。芦ノ湖は県内で最も大きな湖で、大部分が湧き水でできています。箱根駅伝の往路のゴール、復路のスタート地点としても有名で、毎年たくさんの観光客が訪れています。釣りスポットとしても人気が高く、ニジマスやブラックバスなどの魚を釣ることができます。

龍宮殿に隣接している「箱根園」も人気の観光スポットです。箱根園には水族館や動物園、ペットを走らせることができる広大な芝生やゴルフ練習場があり、ここだけで大人から子供まで、一日中楽しむことができます。駒ケ岳ロープウェーや芦ノ湖遊覧船などもあるので、ここから多くの観光スポットにアクセスすることができます。

駒ケ岳ロープウェーを使ってアクセスできる箱根九頭龍神社に行ってみるのもおすすめです。箱根九頭龍神社は日本屈指の、九頭龍を祭った神社です。九頭龍は水を司る神様で、事業発展や縁結びにご利益があると言われています。箱根九頭龍神社は特に縁結びのご利益が有名で、境内はいつも多くの女性でにぎわっています。霊水という、いいエネルギーを持ち、ヒーリング効果のある水をくむこともできるので、興味のある方はくんでみてはいかがでしょうか。持ち帰ることができるように、龍神ステッカー付きのペットボトルも販売されています。

また、芦ノ湖遊覧船に乗ることで、元箱根方面や、関所方面にアクセスできます。元箱根には古来より関東総鎮守箱根大権現として尊崇され、交通安全、心願成就、開運厄除にご利益があるとされる箱根神社や、約4,000点もの現代アート、日本画が飾られている成川美術館など、様々な観光スポットが集まっています。また、関所は江戸時代の交通の要所でした。現在は140年の年月を経て、当時の様子が完全再現されているので、歴史にあまり興味がない人でも見ごたえがあります。資料館もあり、様々な視点から江戸時代の交通や旅人の文化を学ぶことができるおすすめのスポットです。

龍宮殿は、箱根のほかの観光スポットと提携もしています。先程ご紹介した成川美術館をはじめ、西洋美術品を中心に約1万点もの美術品があるポーラ美術館、宝飾とガラス工芸家のルネ・ラリックの作品が見られるラリック美術館、日本初のヴェネチアングラス専門の美術館である箱根ガラスの森美術館、そして水着で様々な温泉が楽しめる箱根小涌園ユネッサンと提携しており、セットチケットやツインチケットも販売されています。これらの観光スポットと龍宮殿本館の入浴券がセットになっていて、かなりお得なチケットなので、どちらも行ってみたいという人は利用してみてはいかがでしょうか。

箱根芦ノ湖畔龍宮殿の料金

温泉

一般

  • 大人(中高生含む):1,800円
  • 子供:1,000円
  • 幼児(3歳まで):500円

SEIBU PRINCE CLUB会員

  • 大人(中高生含む):1,500円
  • 子供:700円
  • 幼児(3歳まで):300円

オプション

  • 浴衣(レンタル):200円
  • フェイスタオル(販売):150円
  • バスタオル(レンタル):200円
  • 湯たび:100円

貸切個室(120分)

  • 紅梅(8畳):4,000円(30分延長ごとに1,000円)
  • 初音(8畳):4,000円(30分延長ごとに1,000円)
  • 若菜(8畳):5,000円(30分延長ごとに1,250円)
  • 夕月(8畳+12畳の2間):10,000円(30分延長ごとに2,500円)

箱根芦ノ湖畔龍宮殿の営業時間

温泉

一般営業時間

  • 8:00~20:00

龍宮殿別館宿泊者営業時間

  • 7:30~20:00(最終受付時間19:00)

定休日

  • なし

箱根芦ノ湖畔龍宮殿のアクセス

公共交通機関を利用する場合

  • 東海道新幹線「小田原」駅からタクシーで約45分
  • 小田急ロマンスカー「箱根湯本」駅からタクシーで約30分
  • 東海道新幹線「三島」駅からタクシーで約50分
    小田原駅西口より宿泊者限定無料送迎バス( 定員・予約制) あり。

 車を利用する場合

  • 東名高速道路「厚木IC」から約65分
  • 東名高速道路道「御殿場IC」から約45分

箱根芦ノ湖畔龍宮殿の駐車場
 龍宮殿に備え付けの駐車場を利用することができます。

 駐車場詳細
 名称:箱根芦ノ湖畔龍宮殿
 住所: 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139
 営業時間:8:00~20:00
 駐車台数:38台
 料金:無料

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