【割引あり】那須ステンドグラス美術館の魅力を徹底解剖!展示内容からカフェ、結婚式情報まで

あそびのジャンル
美術館
タグ

那須ステンドグラス美術館のステンドグラスについて

那須ステンドグラス美術館のステンドグラスは、ほとんどが1800年代のアンティークで、その多くは英国で制作されたものです。主な作品を見ていきましょう。

半円窓のキリスト

ロマネスク様式の教会堂の特徴である半円形になったアーチ状のドームの、高窓(明り窓)を飾っていたと推測されるステンドグラスです。1870年に英国で制作されました。

4人の聖人像

ロンドンにあったパーシー・ベーコン工房が、1900年に制作した作品です。ゴシック・リバイバルの流れのなかで、優れた作品の数々を世に送り出したパーシー・ベーコン兄弟。その作品は現在、英国のみならずオーストラリア、カナダ、米国の建造物に見ることができます。

6枚のアイリッシュステンドグラス

1870年にアイルランドで制作されたこれらの作品は、キリスト、聖キャサリン、聖ブリジットらが描かれた6枚の連作となっています。

バラ窓

円花窓、ローズ・ウィンドウとも呼ばれるバラ窓はゴシック様式の教会には欠かせないもので、そのはじまりはロマネスク様式にさかのぼります。1893年英国で制作されたこのバラ窓の骨組みには、「シャルトルの青」として名高いフランス、シャルトル大聖堂の西バラ窓に代表されるプレート・トレーサリー(薄い石版をくりぬいたもの)が用いられています。

聖書の風景

ゴシック様式を踏まえたこのステンドグラスは、ティファニー工房が1920年にアメリカで制作したものです。様式としてはゴシックを踏まえた作品ですが、どことなくモダンで垢抜けた雰囲気は、さすがはティファニー工房の作といえるでしょう。

TWOエンジェル

那須ステンドグラス美術館のシンボルであるふたりの天使の作者は、アーツ・アンド・クラフツ運動を主導し、「モダンデザインの父」の異名を取るデザイナー、ウィリアム・モリスです。産業革命以後の大量生産や機械化の流れに異を唱え、手仕事の大切さを訴えたアーツ・アンド・クラフツ運動は、英国のコッツウォルズで生まれたムーブメントでした。コッツウォルズのマナーハウスがモチーフである那須ステンドグラス美術館のシンボルとして、このエンジェルたち以上にふさわしいものはないでしょう。

ステンドグラスランプ

現代作家の手によるランプですが、まるでアンティークの工芸品のようなあたたかみを感じます。作者のリチャード・リーは、ニューヨークでティファニーが残した作品に触れ、インスピレーションを得たそうです。ティファニーとリーの作品に共通したイメージは、「光」なのだとか。リーのランプは館内のいたるところに展示されていますので、その美しい配色に命を吹きこむ光を楽しみたいですね。

前の記事へ 次の記事へ

おすすめ特集

アソビュー!限定企画

アソビュー!公式SNS