小田急江ノ島線「高座渋谷」駅を降りてすぐ目の前!駅近なのに解放感あふれるお風呂があり、アウトドア気分も満喫できると評判のスーパー銭湯が「おふろの王様 高座渋谷店」です。種類豊富なお風呂と岩盤浴、そして晴れた日に露天風呂から見られる富士山の絶景が魅力!今回は実際におふろの王様 高座渋谷店を訪れて、親子で1日楽しめるおすすめの過ごし方からサウナーに人気のイベント、お風呂上がりのグルメまで、館内の魅力を探ってきました。
おふろの王様 高座渋谷店とは?
関東を中心に展開しているスーパー銭湯「おふろの王様」。高座渋谷店があるのは、小田急江の島線「高座渋谷」駅西口の目の前、複合型公共施設「IKOZA(イコーザ)」の5階・6階・7階です。
駅の西側には高層の建物が少なく、住宅地が広がっています。そのため、ビル7階の大浴場からは、天気の良い日に丹沢山系と富士山を見渡す絶景を眺められます。
お風呂の種類も豊富で、人気の炭酸泉からアトラクションバス、サウナ以外に、男女一緒に楽しめる岩盤浴まであり、デートにもおすすめです。15,000冊ものマンガが読み放題のコミックゾーンは、子どもたちに大人気。家族・カップル・友達同士、もちろん1人でも、誰もが楽しめるスーパー銭湯です。
おふろの王様 高座渋谷店の利用方法
それではさっそく、中に入ってみましょう。今回は電車で出かけたので、ビル横のエレベーターで5階へと上がります。入口で靴をロッカーに預けたらフロントで受付します。
入館料は平日大人900円(土日祝は1,050円)。300円で館内着、340円でタオルセットが借りられるので、手ぶらで気軽に入浴したい方にはおすすめ。さらに平日ならプラス700円(土日祝は750円)で岩盤浴まで満喫できます。一度入館したら時間制限がないので、何時間でものんびり過ごせますよ。
岩盤浴の料金には、マンガが読み放題でフリードリンクのサービスもある「岩盤deカフェ」の利用料も含まれています。小学生以下は岩盤浴が利用できないので、マンガとフリードリンクサービスのみ利用できる「コミックdeカフェ」を、平日550円(土日祝600円)で利用可能です。
館内着は、S・F・LL・3L・子ども用の5種類のサイズが揃っています。写真は水色のものがお風呂用タオルセット、オレンジが岩盤浴用の大判タオル、岩盤浴用の館内着です。
受付で渡されるリストバンドは、館内でお財布代わりになります。食事やマッサージなど、リストバンドのバーコードを読んで注文する仕組み。帰りに清算します。
脱衣所のロッカーは、鍵が付いている場所なら好きなロッカーを選んで使用できます。
ビルの中とは思えない癒しの極上温泉!種類豊富なお風呂を紹介
お風呂は「天晴の湯」と「木立の湯」の2つがあり、日替わりで男女入替となっています。
やはりおふろの王様 高座渋谷店の一番の目玉は、富士山を眺めながらお風呂に入れる「天晴の湯」でしょう。銭湯でペンキ絵の富士山は見られますが、本物の富士山を都心に近い場所で見られるところは珍しいのではないでしょうか?
写真中央左に見えているのが富士山。冬の空気が澄んだ日は、よりくっきりと富士山が見られるそうですよ。
露天風呂はもちろん、開放的な内湯の大きな窓からも富士山の姿が見られます。思わずここが住宅街だということを忘れそうになりました。
一方の「木立の湯」からは、方角的に富士山は見えません。その分、木々に囲まれた野趣あふれる岩風呂となっていて、森林浴気分が味わえます。
・科学の力で名湯を堪能!「人工温泉」
天晴の湯で一番見晴らしの良い大きな露天風呂は、天然温泉の泉質を科学の力で再現した人工温泉です。訪れた日は、日本三名泉のひとつ下呂温泉でした。何度でも足を運びたくなる下呂温泉の柔らかいお湯。今も愛される名湯の泉質をこんなに近くで味わえるのはうれしいですね。
ちなみに下呂温泉の前は、草津温泉だったそうです。「天然温泉じゃないから、逆にいろんな温泉を気軽に楽しんでもらえるんです」と、スタッフの方がにこやかに話してました。
木立の湯の人工温泉は、ゴツゴツとした岩に囲まれた岩風呂で、なんとテレビも見られるんです。温泉に入りながらのテレビ。番組がおもしろいと、出るに出られなくなりそうです。
・マイクロバブルで癒される「絹の湯」
営業時間前の撮影だったのでお湯が白く濁っていませんが、写真のお風呂は超微細の泡が真っ白で柔らかなお湯を作り出す絹の湯。大量のマイナスイオンが体と心を癒し、はじけるマイクロバブルの超音波が優しく全身をマッサージします。お肌に潤いがよみがえると、女性に人気のお湯です。
・マイナスイオンが豊富に含まれた自然のお風呂「還元泉」
磁化還元水磁気装置で作った還元泉のお風呂。化粧水に使われる水に近い成分で、なめらかなお湯は、浸かっているとお肌がつるつるになりました。マイナスイオンを多く含んでいるので、山奥の秘湯のような爽快感と心地良さも感じられますよ。
横には寝ころび湯。座って入るお風呂と違って、全身の力を抜いた状態でお湯に浸かれるので、とてもリラックスできます。
・貸切感覚で楽しめるプライベート湯「壺湯」
ゆっくり入浴を楽しめる「壺湯」も人気。足元からどんどん新しいお湯が沸いてきて、ざぶざぶ溢れていきます。新鮮なお湯を独り占めできるのも贅沢ですね。
・炭酸泉やアロマサウナなど個性的なお風呂が揃う「内湯」
内湯には、炭酸泉・アトラクションバス・アロマスチームサウナなどがあり、露天エリアと比べてよりバラエティ豊かなお風呂を楽しめます。
炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだ炭酸泉は、疲労回復や高血圧の予防に効果が高いといわれています。38℃ほどのぬるめのお湯に15分くらい浸かると血流が良くなり、むくみも解消できるのだとか。
ほんの少し手を入れただけでも、たくさんの泡が手についてきました。肩まで浸かると、まるで泡の洋服を着ているかのように、お湯に浸かった部分が泡に覆われます。
ジェットバスやジャグジーなどのアトラクション風呂は、全身をマッサージして体のコリをほぐしてくれます。こちらのジェットバスは、強さもほどほどで腰の疲れをじっくり癒してくれました(※写真は営業時間前に撮影したため、ジェットは出ていない状態です)。
アロマスチームサウナの温度は40℃ほどなので、高温のサウナが得意じゃない人にもおすすめです。露天風呂にもあった還元泉がスチーム状になって降り注いでくるので、サウナ後に全身化粧水を浴びたようなプルプルの肌と髪になるのがうれしいですね。
・熱々のオートロウリュウが自慢!「ドライサウナ」
取材で訪れた水曜日は“水曜サ活”の日でした。天晴の湯のロウリュウサウナは、オートロウリュウが15分に1回から10分に1回へとパワーアップ!100℃近い高温サウナになっていました。いつもは80℃くらいとのことで、「今日はとくに熱いのよ。大丈夫?」と、常連客が声をかけてくれました。
こちらのサウナには窓があって、外が見えるところも人気の理由とのこと。サウナの閉塞感が苦手という人にもおすすめです。
そして水風呂。サ活の日の水風呂は、なんとハッカ水風呂なんです。温度は18℃とそんなに低くないのですが、水風呂を出た後は体がスース―に!外気浴中は風が冷たくて、とても気持ち良い感覚でした。
サウナ好きの人からいわせると、サウナは前菜、水風呂がメイン、外気浴がデザートなのだとか。“水曜サ活”の日を選んで訪れれば、まさに最高のメインを楽しめそうですね。
オムツのとれていないお子さんや、トイレトレーニング中の子どもは湯船に入れません。しかし、ベビーバスが用意されているので、赤ちゃん連れでも気軽に利用できます。男性女性どちらの浴室にもベビーバスが置いてあります。
洗い場のシャワーとカランは自分で調整するタイプ。髪の毛を洗っているときにシャワーが途切れることがないのは安心ですよね。とくに髪が長い女性にはうれしい。隣の人との間は壁で区切られているので、お湯をかけてしまう心配もなく、こちらもうれしい気配りです。
シャンプーやリンス、ボディソープなどのバスアメニティも充実していました。