島全体がリゾートエリアになっている「横浜・八景島シーパラダイス」。日本最大級の水族館をはじめ、海の遊園地、レストラン、お土産ショップなどが揃う、まさに遊びのパラダイスです。大きな水槽から顔を覗かせるフレンドリーな海の生き物には、きっと癒されること間違いなし!1日中楽しめるので、家族や友達と一緒に出かけるのにぴったりなスポットです。今回は実際に横浜・八景島シーパラダイスを訪れて、魅力の数々を探ってきました!
横浜・八景島シーパラダイスとは?
横浜市金沢区の海に浮かぶ人工島「八景島」。この島にある「横浜・八景島シーパラダイス」は、海の魅力が詰まった遊びのパラダイスです。水族館というイメージが強いスポットですが、島内には遊園地・飲食店・ショップ・ホテルまである巨大な複合リゾートなんです。2022年9月には、レッサーパンダの双子の赤ちゃんが公開されて話題にもなりました。
メインの遊びエリアは、「アクアリゾーツ(水族館)」と「アトラクション(海の遊園地)」のふたつです。アクアリゾーツのみに絞って体験するも良し、アトラクションを体験しつつ両方楽しんじゃうのもありですね。
アトラクションエリアには、チューブ式の乗り物で急流を進む「アクアライド」や、海上を走行するスリリングな絶叫コースター、水を使った的当て「バブルシューティング」など、“海の遊園地”の名に恥じない本格的なアトラクションが多数あります。
期間限定のアトラクションや屋内で遊べるアミューズメント施設も充実しているので、天気が悪い日でも大丈夫。ちなみに横浜・八景島シーパラダイスのチケットには、水族館専用の「アクアリゾーツパス」と、水族館とアトラクションを両方楽しめる「ワンデーパス」があります。
チケットは当日でも購入できますが、予約サイトで事前に購入しておくと入場がスムーズです。
横浜・八景島シーパラダイスの所要時間は、最低でも2時間以上は見ておきたいところ。園内は広く移動にも時間を要するため、満足したいなら短くても半日、できれば一日使ってのんびり遊ぶことをおすすめします。
アクアリゾーツの4つの水族館
それではいよいよ、横浜・八景島シーパラダイスの中核となる水族館エリア「アクアリゾーツ」へと入ってみましょう。アクアリゾーツ内は、それぞれテーマの異なる4つの水族館から成り立っています。それぞれの特徴を簡単にまとめたので、参考にしてくださいね。
・アクアミュージアム
日本最大級の水族館で、700種類・12万点の生き物を展示。イルカショーが行われるのもこの場所。
・ドルフィンファンタジー
イルカとマンボウに特化した小さな水族館。癒しの雰囲気を感じられる展示が多く、ゆっくり過ごしたい方におすすめ。
・ふれあいラグーン
屋外中心の展示でイルカや海獣たちとふれあえるエリア。無料で遊べるほか、有料の体験プログラムも充実している。
・うみファーム
「海」+「食育」をテーマにした生け簀型の展示水族館。自分で釣った魚を調理して食べられる。
初めて横浜・八景島シーパラダイスを訪れた方は、まずは「アクアミュージアム」に足を運ぶのがおすすめです。
子どもを連れていく場合は、「アクアミュージアム」+「ふれあいラグーン」、カップルなら「アクアミュージアム」+「ドルフィンファンタジー」を回るコースを基本に、自分の興味や滞在時間と相談して見学する水族館を決めるといいでしょう。
「アクアミュージアム」と「ふれあいラグーン」では、大迫力のイルカショーやふれあいイベントも行われます。出発前に公式サイトでスケジュールのチェックもお忘れなく!
日本最大級の水族館「アクアミュージアム」
日本最大級の水族館「アクアミュージアム」は、1階から5階まで続く大スケールの水槽展示が魅力のエリア。「LABO1」から「LABO11」までテーマの異なる展示スペースに分かれており、「アクアスタジアム」「アクアシアター」といった体験型施設も充実しています。ここからは、アクアミュージアムの中でも特に見逃せない注目エリアをピックアップして紹介します。
・「はじまりの海」でワクワクを高めよう!
アクアミュージアムに入ってすぐの場所にあるLABO1「はじまりの海」は、大きな水槽がずらりと並ぶエリア。色とりどりの魚が自由に泳ぎながら、訪れた人たちをお出迎えしてくれます。大水槽が並ぶ風景は圧巻で、「これから水族館を楽しむぞ!」という気分が盛り上がってきますよ。
・「身近な海の生きもの研究所」驚きと学びいっぱいの新エリアが登場
2022年7月16日から新エリアとして登場したのが、LABO2「身近な海の生きもの研究所」です。コンセプトは「楽しく学ぶSDGs」。子どもの興味をかきたてる展示方式で、あっと驚く海の生き物の秘密を紹介します。将来は海の研究がしたいなんて言い出しちゃうかもしれません。
また、LABO2の出入口近くには、大きなシロイルカのモニュメントと一緒に写真を撮れるスポット「アクアミュージアムフォト」があります。撮影スタッフが撮ってくれるので、家族みんなで記念撮影するのもありですね。
ちなみに撮影した写真の見本プリントは、1枚であれば無料で貰えるのが嬉しいところ。そのほか、フォトスタンド(3,200円)に入れてもらったり、キーホルダー(1,300円)に加工して持ち帰ったりもできます。
・「氷の海にくらす動物たち」セイウチやペンギンの展示にワクワク!
かっこいいホッキョクグマやユーモラスなセイウチを見られる水槽が、LABO4にある「氷の海にくらす動物たち」。水族館で人気の生き物たちが多く、子どもから大人まで楽しめるエリアです。
特に芸達者なセイウチは、お客さんを意識しているのか、ガラス越しにパフォーマンスを見せてくれることもあるんですよ。
またLABO4には、ペンギンたちが暮らすエリアもあります。陸上の様子だけでなく、水中に飛び込み、素早く自在に泳ぎ回るペンギンの姿もよく観察できます。
・5万尾のイワシに圧倒される「大海原に生きる群れと輝きの魚たち」
LABO5の巨大水槽には、5万尾のイワシをはじめ、小さい魚から大きな魚まで自由に泳いでいます。ある意味弱肉強食の世界で、まさに本物の海そのもの!
イワシの群れはまるで竜巻のように回ったり、形を崩したりと、群れ自体が生き物のように動きます。サメが近づいてくると思わずハラハラ!優雅に泳ぐエイの姿にも目を奪われます。
この巨大水槽でぜひ見ておきたいのが「スーパーイワシイリュージョン」というイベント。音楽に合わせてイワシの群れが泳ぐ様子はなんとも幻想的!1日に4回開催されるので、訪れたときはぜひチェックしてみましょう。
・まるで別世界?海の中のエスカレーター「アクアチューブ」
1階から3階へ移動するエスカレーター「アクアチューブ」は、水族館の中でも特に人気が高い見どころのひとつ。なんとLABO5の巨大水槽の中を海底トンネルのように進む、特殊なエスカレーターなんです。
360度を海に囲まれる体験は、なかなか味わえないもの。ガラス越しに泳ぐ魚たちを見ながら上っていくと、まるで自分も海の中にいるような感覚になれますよ!
・クラゲに癒されたいならLABO9「くらげりうむ」へ
水族館の落ち着いた雰囲気が好きなら、たくさんのクラゲたちと出会える「くらげりうむ」がおすすめです。静かにゆらゆらと揺れているクラゲは、動くアートのよう。見ているだけで癒されると大人に大人気です。
ポピュラーな「ミズクラゲ」、白・青・赤など個体によって色が違う不思議な「カラージェリー」、世界最大級の「パシフィックシーネットル」など、さまざまなクラゲを鑑賞できます。
・陸の生き物たちも魅力的!「フォレストリウム」にはカピバラ・コツメカワウソが登場
LABO11の「フォレストリウム」は、4階にある屋外展示エリア。深海を思わせる大規模な水槽とはうって変わって、開放的な空間で陸上に暮らす生き物たちを観察できます。
展示動物は、コツメカワウソ、レッサーパンダ、カピバラ、マーラ、フラミンゴなど。特に人気なのが、素早い動きとかわいらしい顔が自慢のコツメカワウソ、そしてもふもふの毛並みが特徴的なレッサーパンダです。
また、LABO11からエスカレーターで上った先の「フォレストガーデン」には、プレーリードッグがいます。仕草がかわいいので、ぜひこちらも見に行ってみてくださいね。
・珍しいシロイルカも見られる「アクアスタジアム」で圧巻のショーを体験!
アクアミュージアムの一番の見どころといえば、イルカたちのエンターテインメントショーが開催される「アクアスタジアム」。ここで行われるショーは、初めて八景島シーパラダイスを訪れた方には絶対に見てほしい魅力的な演目ばかりです。
昼のショーである「海の動物たちのショー~SMILE~」では、人気者のシロイルカがゆったりとした動きでスタッフのお姉さんと優雅にダンシング!表情も柔らかでかわいらしい、まさに癒しに溢れたショーです。これを見るためだけに八景島シーパラダイスに来る方もいるそうですよ。
セイウチがユーモラスな芸を披露してくれたあとは、カマイルカとバンドウイルカが自慢の高いジャンプを決めます。フィナーレは歓声と拍手が鳴りやまないほど、満足度の高いショーでした。
なお、アクアミュージアムを回る所要時間は、大体1時間から1時間半くらいです。アクアスタジアムでショーを見学する時間も入れる場合、展示エリアは駆け足なら1時間ほどで回れます。今回紹介しきれなかったLABOがほかにもたくさんあるので、余裕をもって回りたいなら2時間ほどスケジュールを確保したほうがいいでしょう。