通天閣は大阪のシンボル!大阪の町を望み、浪速の文化にふれる

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エレベーターで光の展望台へ到着!

光の展望台は地上84mに位置します。このフロアでは軽快な音楽が流れ、上から吊るされたスポットライトの明かりがフロアを彩っています。


カラフルなスポットライトとミラーボールが作り上げる空間は、かつてのディスコのような雰囲気。通天閣の広報さんの話では「大阪人はなぜか光ものが好きなので、こんな設えにした」そうです。午前中は音楽も控えめですが、午後からは徐々にアップテンポになり、夜はさらにヒートアップしていきます。


展望台からは大阪の町並みが望めます。西側を遠望すると、大阪湾方面が。天気のいい日はユニバーサル・スタジオ・ジャパンやその向こうに六甲山の山並もくっきり見えます。


東側を見ると、すぐそばに茶臼山が見えます。大坂冬の陣と夏の陣の戦場になった地で、徳川家康が本陣を敷きました。この茶臼山にあるのが天王寺動物園。よ~く見ると、キリンが歩いているのがわかります。

エレベーターでさらに上の黄金の展望台へ

5階の黄金の展望台へ行く手段は、展望エレベーターか階段です。1階上なので階段で上っても苦になりません。

豪華絢爛!黄金の展望台

5階フロアは金ピカで、その名の如く黄金の展望台。豊臣秀吉が派手好みで、黄金の茶室を造った話にあやかり、2012年の通天閣100周年の際に金ピカの展望台へと生まれ変わりました。黄金の間に映るよう全面に金色の壁紙が貼られています。


黄金の展望台は地上87.5m。昨今の建物と比較するとそんなに高くはありませんが、天王寺あべのハルカス以外周囲に高い建造物がないので、けっこう高く感じます。


西側の窓付近にはビリケンさんおみくじ(300円)があります。数あるおみくじのなかでも一番人気なので、ぜひ願を掛けて引いてみてください。


袋を開けると、その裏側に「大吉」と記されており、中から可愛らしいビリケンさんのマスコットストラップが出てきました。おみくじ、お守りはほとんどが300円で、招福コレクションおみくじだけが400円で販売されています。


おみくじコーナーの反対側には、ビリケンコレクションやMLBで活躍する前田健太投手の練習用グローブなどが展示されています。

ビリケンさんはここに!


いまや通天閣のマスコット的存在となったビリケンさんが、黄金の展望台エレベーターそばに鎮座しています。ビリケンさんとは、アメリカ発の幸福を呼ぶ神様。1908(明治41)年にフローレンス・プリッツという女流美術家が夢で見た神様をモデルに制作したと伝えられています。

1912(明治45)年にオープンしたルナパークにはビリケン堂が造られ、像が安置されていました。その後、しばらくビリケンさんはこの地からなくなっていたのですが、1979(昭和54)年に通天閣ふれあい広場を造る際に復活案が浮上。以来、二代目ビリケンさんが通天閣に誕生しました。現在のビリケンさんは、2012年に100周年記念に新調された三代目です。

ビリケンさんは、足をさするとご利益があるといわれています。

黄金の展望台には、毘沙門天・吉祥天・寿老人・布袋・弁財天・大黒天・恵比寿の七福神の姿も。これにビリケンさんが加わり、通天閣では八福神と謳っています。


黄金の展望台の一角にある展望パラダイスでは、300円で八福神の御朱印帳を販売。八福神のスタンプを押して最後のページに願いごとを書けば、願いが成就するといわれています。

黄金の展望台からの景色

北に梅田のビル群、南に堺の大仙公園が望める黄金の展望台。西には大阪湾や六甲山が望めます。最もコントラストがあるのが東の景色。茶臼山の緑が間近にあるためにきれいに映り、その向こうには西日本一の高さを誇るあべのハルカスが見えます。黄金の展望台を一周して東西南北の景色を見ていくと、地域ごとの個性がよくわかって面白いですよ。

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