わらじかつやしゃくしな漬、ちちぶ餅、蕎麦といったおいしいグルメはもちろん、夏は「フォレストアドベンチャー・秩父」や「長瀞ラインくだり」、縁結びに人気の「秩父神社」などなど、秩父には魅力がたくさんあります! 中でも今回は、昨年にオープンしたばかりの温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」をレコメンド。温泉と食べることが大好きなアソビュー編集部きたがわが魅力をお伝えします。秩父のおすすめ観光情報も季節ごとに更新していくので、合わせてチェックしてみてくださいね♪
秩父観光の〆には「西武秩父駅前温泉 祭の湯」!
西武秩父駅直結の複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の最大の魅力は「温泉、お食事、お土産の3つのエリアが揃っていて、すべて一度に楽しめる」こと! さらに祭の湯は2017年にグッドデザイン賞を受賞していて、西武秩父駅を降りた瞬間から、コンセプトである“祭”とオシャレな雰囲気を感じられます。
まずは“温泉エリア”でひとっ風呂!
(所要時間:60~90分)
観光後、最初に訪れたいのが、施設の一番奥にある温泉エリア。入り口から“祭”を感じる雰囲気で、装飾には杉材や提灯など秩父産のものを使用しているそうです。
ここでは露天風呂をはじめ、高濃度人工炭酸泉や岩盤浴、宿泊日には朝までゆっくり休めるプレミアムラウンジ(有料)などを満喫できます。一日たっぷり歩いて溜まった疲れを温泉で流し、まずはホッとひと息つくことにします。
露天風呂の入り口をくぐった瞬間にまず驚くのが、その広さ。通路だけでなくお風呂とお風呂の間に距離があり、湯船も広いので隣を気にせずゆったりと浸かれます。
冷え性や乾燥肌に効果がある源泉「西武秩父駅前温泉」は、さっぱりとした肌触りが特徴。秩父観光で疲れた体を優しく包んでくれます。さらに、露天風呂にはゆったりとした空間をあじわえる”つぼ湯”や寝転んでリラックスできる”寝ころび湯”も。
露天風呂の中で、私が特に気に入ったのがこの「花見湯」。きれいな景色を眺めてホッとひと息……だけではなく、じつはこのお風呂には「人工温泉装置」がついていて、日本全国のご当地温泉を表現できるのです。例えばこの日は宮城県の「鳴子の湯」で、温泉成分だけでなく乳白色まで抜かりなく表現されていました。現在は長崎県の「長崎壱岐湯ノ本の湯(子宝の湯として有名)」を実施中!
お休み処でホッとひと息。
温泉で汗を流したあとは、湯冷めしないためにもお休み処で少し休憩するのがおすすめです。お休み処には、畳に寝転がれる“寝ころび処”やリクライナー(テレビ・コンセント・読書灯つき)がある“くつろぎ処、半個室のプレミアムラウンジ(有料)といったように、休憩場所がたくさんあるので、ゆったり寛ぐことができます。
金・土、祝前日などに宿泊もできる、プレミアムラウンジ(有料)もあります。例えば「金曜の夜から前日入りしてプレミアムラウンジ(有料)に宿泊し、翌日早朝から登山やゴルフを楽しむ」なんていう使い方もできちゃう! しかも早朝からまた温泉で朝風呂もできるので、かなりお得かと♡
通行手形をもって遊びに行こう!
汗も流してさっぱり! 観光疲れもすっきりしたところで、お腹がグゥ~ッっと空いてきました。ということで、次はお腹を満たすために、フードコートへ!
荷物をロッカーに入れ、フロントにて一時退館の手続きをすれば、“通行手形”を受け取ることができます。この通行手形を使い、館内着のままでフードコートや物販エリアに行くことができるというワケ。専用のサンダルも借りて、江戸っ子気分でフードコートに向かいます。
秩父名物をガッツリいただきます
(所要時間:30~60分)
フードコートではお囃子が聞こえてきて、まるでお祭りに来たかのような雰囲気! 7店舗あるお店には、蕎麦や炙り豚味噌丼、わらじかつ丼など秩父名物がたくさん並びます。「どれにしようかな~! 全部食べたい!」と迷ってしまいます。
迷ったあげくに選んだのは、秩父名物の「わらじかつ丼」。わらじのようなカツが2枚のっているかつ丼で、揚げたてのかつに秘伝のタレがかかっています。一口食べると「サクッ! じゅわ~」と肉汁とタレが一気に口の中へ。ボリューム満点なのですが、その美味しさにペロッとたいらげてしまいました。添えてある紅しょうがとの相性も抜群です。
秩父名物を堪能していて気づいたことが。それはどのメニューもボリュームが満点! たくさん食べてほしいという、秩父の人の愛なのか? と、秩父の人たちのあたたかさを感じます。
つまみ片手に秩父“地酒”で一杯♡
日本酒やワインなどをそろえたコーナー「酒匠屋台」では、秩父の地酒をお土産で購入することができます。さらに併設されている“ちょい飲みコーナー”(名前のセンスが抜群!)では、おつまみと共に好きなお酒がその場で楽しめます。わたしのように、お酒が好きな人は絶対寄るべきコーナーです!
ここでしゃくし菜漬けを頼むのも良いですが、ツウの人は好きなつまみを買って、つまみ片手にここで飲むのだとか。次に来たときは、希少価値が高い秩父の名酒「イチローズ・モルト」に好きなつまみを合わせてここで飲みたいと思います。
最後に秩父の名産品を手に入れる!
(所要時間:10~30分)
お腹がいっぱいになったところで、秩父の名産品が豊富に揃う物販エリア「ちちぶみやげ市」へ。物販エリアとフードコートは誰でも無料で入ることができるので、秩父観光客でいつも賑わっています。
ここのエリアでまず目に止まったのが、かわいい秩父の雑貨が揃う「秩父美人屋台」。秩父伝統の絹織物「秩父銘仙」のスカーフや小物、お風呂雑貨、コスメ、洋菓子など、「かわいー♡」と女性が喜ぶおみやげを買うことができます。
広々とした店内には、他にも秩父の名産品がズラリと並んでいます。「どれにしようか!? あれもこれも美味しそう…!」と頭を抱えていると、スタッフの方が「秩父はしゃくしな漬とちちぶ餅がおいしいです!」と優しく教えてくれました。種類が沢山あって、私のように迷ってしまう場合は、まずはスタッフの方に聞いてみる! というのが上手なお買い物のポイントですネ。
レッドアロー号なら池袋まで寝て帰れる!
秩父観光を満喫して、温泉に癒やされて、美味しいものをたらふく食べて飲んで…、あとはお土産を抱えて帰るだけ! 運転好きなわたしにとって、車ももちろん良いですが、今回はせっかくなので西武鉄道「特急レッドアロー号」を利用してみました。(地酒をどうしても飲みたかったわけじゃないですよ!)
西武秩父駅~池袋駅までは全席指定席、最短78分で到着します。事前に予約していくことをおすすめします。ちなみに私は西武鉄道の公式サイトで予約していったので、とてもスムーズに乗ることができました。
席は広々としていて、リクライニングも可能。両手に抱えた荷物も、楽に置くことができます。景色を楽しんでいたのは一瞬で、気づいたら爆睡…。
「電車で秩父、アリだな!」と、次は誰と行こうかな? と秩父へのお出かけがいまから楽しみに。秩父観光の際には、みなさんもぜひ「西武秩父駅前温泉 祭の湯」へ足を運んでみてくださいね~!
【おまけ】
この夏絶対行きたい、秩父のおすすめ観光スポット3選!
「西武秩父駅前温泉 祭の湯」と合わせて訪れたい、この夏おすすめの秩父観光スポットをご紹介します。これからのおでかけに役立ててください♪
「フォレストアドベンチャー・秩父」で遊ぼう♡
夏の秩父で外せないのが、秩父ミューズパーク・スポーツの森の中に広がるフランス発の自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・秩父」。近隣にはコテージもあるので、アクティビティや温泉を楽しむ夏の旅行先としてもおすすめです♪
【フォレストアドベンチャー・秩父情報】
祭の湯からのアクセス:バス(ミューズパーク線・秩父公園前~ミューズパークスポーツの森)で約20分、車で約13分
住所: 埼玉県秩父市久那637-2 秩父ミューズパーク・スポーツの森内
営業時間:9時~日没
料金(大人・小人共通):通常料金¥3,600、団体料金(8名以上)¥3,300
美しい自然を眺める「長瀞ラインくだり」
荒川沿いの約800mにわたり続く国の名勝・天然記念物「岩畳」を眺めながら和舟で川を下る長瀞観光の定番! 瀞のゆったりとした流れに身をまかせ涼風を感じたり、流れの速い急流では船頭さんの絶妙な竿さばきによるスリリングな川下りを満喫できます。
【長瀞ラインくだり情報】
祭の湯からのアクセス:電車(秩父鉄道・御花畑駅~長瀞駅)で約26分、車で約30分
営業期間:~12月4日(火)まで
受付時間:9時~16時頃まで
料金:料金表を参照
縁結びパワースポット「秩父神社」
秩父のパワースポットとして人気なのが「秩父神社」。約2000年の歴史があり、埼玉県の重要文化財に指定されています。12月3日におこなわれる「秩父夜祭」は、日本三大曳山祭の1つで、屋台や盛大な打ち上げ花火など秩父を代表するイベントとなっています。縁結びや恋愛成就祈願でも訪れる人が多く、夏のおでかけついでに「秩父神社」へ観光もおすすめです。
【秩父神社情報】
祭の湯からのアクセス:西武秩父駅(祭の湯)から徒歩約15分、秩父鉄道秩父駅より徒歩3分(MAP)
神門開門時間:5~20時(冬期6時~)
- 1