日帰りできる!まったり温泉ドライブ
関西は温泉天国。規模や、泉質もさまざまな温泉があります。都市部からの日帰り温泉ドライブ楽しめますよ。温泉地までドライブをしたら、温泉とグルメでひと休み。日ごろの疲れをサッパリ流して帰りましょう。自然の中にある温泉なら、散策するのもいいですね。ご紹介するのは、ふらっと日帰りで行ける温泉ばかり。どこも桜と紅葉の名所として知られています。春や秋の日帰り温泉ドライブにご利用ください。
有馬温泉
「日本三古湯」の1つ、その中でも「日本最古泉」といわれているのが兵庫県神戸市の有馬温泉です。「日本書紀」や「枕草子」にも有馬温泉が登場します。泉質は大きく分けて「金泉」と「銀泉」の2種。赤褐色の金泉は、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉です。塩の効果でいつまでもポカポカ、冷え性や腰痛をやわらげてくれます。銀泉は無色透明の炭酸泉、またはラドン泉です。炭酸泉は主に高血圧症、ラドン泉はリウマチや痛風などからくる関節の痛みに効果的。旅館やホテルで日帰り入浴をおこなっているほか、市営の日帰り温泉施設もあります。有馬温泉を訪れたら、ぜひ「金の湯」「銀の湯」を入りくらべてみましょう。豊臣秀吉も愛したという名湯が全身にしみわたります。
るり渓温泉
るり渓温泉は、京都府立るり渓自然公園内にあります。標高約500メートル、豊かな森と瑠璃色にきらめく園部川の清流が美しい温泉地です。入浴は日帰りも宿泊も可能なリゾート施設「心と身体の癒しの森 るり渓温泉」へどうぞ。露天風呂のほか、温泉プールや岩盤浴などがそろっています。にぎやかな温泉街はありませんが、「のんびり静かに過ごしたい」「自然と温泉に癒されたい」という人には最高ですよ。るり渓温泉には2つの源泉があります。るり渓高原温泉は単純放射線温泉で、るり渓フラワー温泉は単純弱放射線冷鉱泉。主な効能は疲労回復や神経痛、冷え性改善です。るり渓でハイキングや紅葉狩り、渓流釣りなど季節ごとのレジャーも楽しめます。
湯の花温泉
大阪市街から約1時間、京都市街からは40分ほどで行ける京都府亀岡市の湯の花温泉。「京都の奥座敷」と称される、山あいの温泉郷です。国道372号線沿いに車を走らせれば、湯の花温泉入口に立ち並ぶ鬼の像に驚かされます。これは「湯の花温泉は鬼の涙が湧いたもの」という伝説が残っているから。戦国時代には武将たちが傷を癒しにきたといわれます。歴史と伝説に彩られた、落ち着いた雰囲気の湯の花温泉でまったりくつろぎましょう。天然ラジウム温泉の泉質は婦人科系や消化器系の症状、筋肉痛、神経痛に効きます。ぼたん鍋や鮎、山菜など地元食材を生かしたグルメは絶品!ぜひ味わってみてください。