京都市内から電車で30分ほどの場所に広がる「宇治」エリアは、平等院やお茶で有名な場所。京都市街の喧騒から離れて、のんびりと観光を楽しめる土地でもあります。ここでは、宇治に行ったら見ておきたい、行っておきたいスポットを厳選してご紹介。インスタ映えで話題の「ハートの窓」で有名な正寿院以外は市内に集中し、すべてまわっても半日で楽しめるところばかりです。
1. 宇治の人気観光スポット!10円玉の表にも描かれている「平等院鳳凰堂」
平安時代に栄華をきわめた権力者・藤原道長。その別荘を、息子であり、時の関白藤原頼通が永承7(1052年)に寺へと改めたのが「平等院鳳凰堂」の起源です。10円玉の表に描かれていることでも有名で、創建当時から残る歴史的な建造物のひとつ。2014年に工事を終えた平成の大修復により「この世の極楽浄土」ともいわれた創建当初の壮麗な姿を蘇らせました。世界遺産にも登録され、国内外から多くの方が訪れる人気観光スポットです。
水面反射する「平等院鳳凰堂」を写真撮影しよう!
「平等院鳳凰堂」の前には池が配され、水面に映り込む様子もまた美しいもの。中の拝観も可能で、国宝の阿弥陀如来像、木造雲中供養菩薩像、天蓋など歴史のある展示物を多く見られます。敷地内のミュージアム「鳳翔館」にも、多数の国宝が収容されていて見応えたっぷりです。
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2. 見どころ満載の境内!日本最古の本殿を見に行こう「宇治上神社」
「平等院鳳凰堂」と並び世界文化遺産に指定されている「宇治上神社」。こじんまりとした境内には、拝殿、本殿、春日神社と摂社、4つの末社、それに湧き水から手水をとれる桐原水があります。本殿は平安時代後期の建造で、神社建築としては日本最古と伝わっているのもポイント。2015年1月に改修が終了し、往時の美しい姿を観賞できます。
荘厳な雰囲気に包まれる境内!
道稚郎子(うじのわきいらつこ)、応神天皇、仁徳天皇の3柱を祭り、大きな木に囲まれた境内には荘厳な雰囲気が漂います。また、御朱印やお守りの授与所があるのも魅力的。桐原水はかつて室町時代に名水・宇治七水といわれたうちの、現存する唯一のものです。残念ながら現在では飲用はできませんが、数百年以上も湧き出続けている冷たく引き締まって澄んだ水で手を清めてみましょう。
3. 見返り兎が有名なおすすめ観光スポット!「宇治神社」
「宇治神社」は、宇治川にかかる朝霧橋のすぐそばにあり、本殿は鎌倉時代初期の建造物として、国の重要文化財に指定されています。祭神は菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)。菟道稚郎子命が河内国からこの土地に向かう途中に道に迷ったとき、1羽のうさぎがあらわれて振り返りながら正しい道へと導いた、という「見返り兎」の物語が伝わっています。
うさぎの可愛らしいおみくじをゲットしよう!
うさぎが正しい道へ導いてくれるとして、近年では良縁や正しい道への信仰を求めて多くの観光客が訪れます。境内の奥にはパワースポットもあり、うさぎの飾り物が付いた「みかえりうさぎみくじ」もあるので、気になる方はぜひチェックしてください。