3月17日は「新月」です……って、新月って満月の逆で月が見えない日? 記念日でも何でもない!! そう思った人、いらっしゃいませんか? でも「月の満ち欠けだって、おでかけの立派な理由になる」ということを、「阿蘇ハイランド乗馬倶楽部」の福島由紀子さんに気づかせていただいたので、今日はその時のお話をさせていただきます!(文:はらだいち / アソビュー編集長)
【ざっくり要点をまとめると…】
✔ 夜の阿蘇は、星空がとにかくスゴイ!
✔ 馬に乗って星を眺める贅沢なツアーがある
✔ 「新月だから〇〇に行こう!」みたいなおでかけって素敵かも!
(読了時間:約2分半)
知る人ぞ知る、「夜の阿蘇」
観光地としてあまりにも有名な「阿蘇」。草千里(写真上)に代表されるここでしか見られない絶景に出会うために日本各地から人が訪れています。
熊本市内はもちろん、その気になれば福岡からの日帰りも可能というロケーションも魅力で、だからこそほとんどの観光客は「日中」に訪れます。実は周辺にいい温泉地もあるのですが、いかんせん日帰りが可能なので……(関係者の皆さま、ゴメンナサイ!)。
日中は多くの人で賑わっている阿蘇だからこそ、夜は驚くほど暗く、静かになります。しかし、一部の人々は知っているようです。「夜の阿蘇こそ、最高だ」と。
新月の暗さ、満月の明るさ
「月明りがなくなる新月の夜は、鳥肌が立つほどに星空が美しくなるんです」
そう教えてくれたのは、阿蘇の麓にある「阿蘇ハイランド乗馬クラブ」の福島由紀子さん。こちらでは【熊本・阿蘇市・乗馬体験】星空の下をお散歩。スターライトトレッキングというナイトホーストレッキングツアーを開催しています。夜の乗馬は経験者、しかも上級者でないと難しそうな気がしますが……?
「馬はとても臆病な動物です。例えば小さな動物が目の前を横切るだけでも驚いてしまう場合があり、馬の扱いになれていないと大事故につながります」
しかし、「新月の夜に瞬く空一面の星を、一人でも多くの人に見てもらいたい」、「明るく照らす満月の光でできる馬と人の影に感動してもらいたい」と思い、福島さんは馬を闇に慣れさせることに尽力しました。そしてこちらのプランが完成したのです。
「すぐ隣にあるゴルフコースをお借りして、20分ぐらい乗馬します。馬、広大な敷地、芝生、夜、星、広い空、静けさ……ありとあらゆる条件が組み合わさり、得も言われぬ非日常を感じられると思いますよ」
ちなみに、実際にこちらのナイトホーストレッキングに参加する際は、内牧温泉エリアに宿泊するのがおすすめなのだとか。昼間はレンタカーで阿蘇の風景を楽しんだり、パラグライダーなどのアクティビティを楽しんだりして、夜はナイトホーストレッキング。そんな贅沢な一日を、過ごしてみたいものです。
実は阿蘇には何度も行ったことがあるのですが、夜の阿蘇は一度も見たことがありません。いつか行ってみたい!と思いますが、今すぐというワケにもいかないので、まずは「月を感じながら生活する」ことからはじめたいと思います。「誕生日」や「イベント」など、おでかけをしたくなる"きっかけ"は人それぞれだと思いますが、「新月」や「満月」だって立派な動機のひとつになる、そんなことに気づかせてもらいました。
- 1