北海道でもオーロラは観測できる!赤く光る低緯度オーロラとは?

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オーロラは、世界的には、緯度の高い位置にあるフィンランドやカナダなどでで観察することができます。北海道は本来オーロラのゾーンではないのですが、条件が揃えばオーロラを見られることもあります。北海道で見られるオーロラは「低緯度オーロラ」と呼ばれます。ここでは、その低緯度オーロラについて解説します。

低緯度オーロラとは?

オーロラは、通常はアラスカやカナダ、南極大陸などの高緯度地方で見られます。太陽の活動などが活発になり、磁気嵐が起こった時には、日本の北海道のような低緯度の地方でも見られる場合があります。これを低緯度オーロラと呼びます。

※写真はイメージです。
Nori Sakamoto / PIXTA(ピクスタ)

低緯度オーロラは赤がかっていることが多く、山火事と間違えられたこともある程です。古文書にも「赤気」として記されています。

北海道では2004年、2015年に観測実績あり

日本での低緯度オーロラは、基本的に北海道で観測されることが多いです。2004年に観測されたあとは、長らく発生せず、観測されていなかったのですが、2015年の3月18日、猛烈な太陽嵐が引き起こした磁気嵐により、北海道名寄町、上士幌町、陸別町などで観測されました。

実は低緯度オーロラ、北海道でだけ見られるものではなく、過去には新潟や富山、古文書によれば長崎でも観測されたことがあるようです。

見ることができるのは10年に1度程度

低緯度オーロラを北海道で見られる頻度は10年に一度程度です。実は磁気嵐は頻繁に起こっており、低緯度オーロラもかなりの頻度で発生しています。しかし、人間の目に見える光に限りがあるため、非常にまれな現象として捉えられがちです。太陽の活動などに左右されるので、一度観測されれば、その年に2〜3回程度見られることが多いです。2000年には3回、2001年には5回も観測されています。低緯度オーロラを見たいと思ったら、太陽の活動などにも注目しておくとよいでしょう。

2015年はオーロラの当たり年?

2015年は太陽の活動が活発な状態になっているため、3月18日、6月23日・24日、12月21日と3回にわたって北海道でオーロラが観測されました。今後も太陽の活動次第では見られるチャンスがありそうです!

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