東伊豆に位置する伊東は、東京や神奈川からの週末トリップに最適な場所。都心から1時間半ぐらいで行けるという程よい距離にありながら、そこに行って得られる体験・見られる景色は、非日常感たっぷり!今回はこのエリアを、カメラ女子が写真をテーマに日帰りで旅してきました。
伊東駅までは電車で向かいます
東京駅から伊東駅までの最短ルートは、新幹線で熱海駅まで行き(約40分)、そこからJR伊東線に乗って伊東駅まで(約25分)行くルート。料金は片道4,500円ぐらいです。ちなみに伊東駅から先はレンタカーが断然おすすめ。公共の交通手段(東海バス)やタクシーを駆使しても周遊できますが、夜のこと(旅の最後に「グランイルミ」に行く予定です)を考えると、やはりレンタカーがベストな選択肢になります。
ちなみに行きは10:00に伊東駅に着く電車を選ぶのがおすすめ。この時間に駅にいられれば、最初の目的地である伊豆シャボテン動物公園に遅くとも11:00までに着けるからなのですが、その理由はまた後ほど……。
伊豆シャボテン動物公園でお昼すぎまで遊びます
11時前に第一の目的地に到着しました
伊東駅から40分ぐらいで最初であり最大の目的地、伊豆シャボテン動物公園に到着。チケット窓口で入場券を購入し、中に入ります。
11:00までに到着しておきたかった理由は、大講堂で行われるアニマルショーが11:00にスタートするから。内容は日によって変わりますが、主に3つの演目がローテーションで開催されています。ちなみにこちらのショーは屋内(着席)ということもあり、いい写真を撮るのはちょっぴり難しいので、純粋にショーを楽しんだ方がいいと思います。
大講堂の先には、早くも本日のハイライト「アニマルボートツアーズ」が待っています。園内の中央に位置する大きな池をボートに乗って進むこのアトラクション。この池には大小さまざまな島があり、そこにはいろいろな種類のサルたちが住んでいます。伊豆シャボテン動物公園では、なんとその島に上陸させてもらえるのです!
怖がらず、エサを使いながらふれあいを楽しみつつ、慣れてきたところで写真撮影スタート!ここに住むワオキツネザルはモデル慣れしているので、ポージングが上手です。
ちなみにワオキツネザルの島に上陸する船が出航するのは、11:00から1時間ごと(15:00最終)、リスザルの島に上陸する便もあり、そちらは11:30から1時間ごと(15:30最終)です。当日の予約だから、満席の場合も。早めにチェックしておくことをおすすめします。
お次はここの主役、カピバラ
「アニマルボートツアーズ」を楽しんだ後は、目の前にあるカピバラのエリアへ。冬期は露天風呂に浸かるカピバラが人気ですが、夏は暑いので露天風呂はおやすみ。いつまでも観察していられるぐらいかわいいですが、実は進んだ先にカピバラと直接触れ合える「カピバラ虹の広場」があり、そこの方が写真も撮りやすいので、ここはサクッと眺める程度にします。
さらに進むとチンパンジーの島が。ここのボス・ビリーは撮影されるのが大好き!カメラを構えるとこちらに近づいてきて、こちらに向かって堂々とした姿を見せてくれます。
二羽のアフリカハゲコウを左手に見ながら進むと、先ほどから所々で視界に入っていた大きな鳥の形をしたモニュメントのところに到着します。「高原竜」と呼ばれているこちらは、実はシャボテン温室へと通じるゲートになっています。
1500種以上のサボテンが!
シャボテン温室は「南アメリカ館」「アフリカ館」「森林性シャボテン館」「マダガスカル館」「メキシコ館」という5つのエリアに分かれていて、エリアとエリアの間ではナマケモノなどの動物も見られます。ここの詳細に関してはこちらの記事で詳しくレポートしているので、合わせてどうぞ。
ちなみに動物と違ってサボテン(植物)は動かない分、撮影は容易かと思いきや、「ピントをどこに合わせるか」「どれぐらい被写界深度をもたせるか」によってかなり見た目が異なるので、とても奥深い被写体です。
「シャボテン狩り工房」でお土産づくり
シャボテン温室の最後にある「シャボテン狩り工房」では、自分でシャボテンの寄せ植えをつくれます。入口置いてあるカゴと箸をとり、花壇に植えられている数々のサボテンの中から好みのものをピックアップし、カゴに入れていきます。
お財布と相談しながらサボテンを選んだら、最後に鉢を選んでカウンターへ。プロが手慣れた手つきで鉢植えをつくってくれるので、あとは会計をするだけ。持ち運びしやすい包装をしてくれるのもうれしいです。
ランチは「れすとらんギボン亭」で!
そろそろおなかが空いてきました。温室を出ると、タイミングを見計らっていたかのようにレストランエリアが登場します。いくつかのレストランやカフェがありますが、おすすめは1階にある「ギボン亭」。目的は写真映えしそうな新メニューです。
カピバラと触れ合います
おなかがいっぱいになったら、「カピバラ虹の広場」へ。エサを200円で購入すれば、カピバラはあちらから寄ってきてくれます。
思えばリスザルがあちらこちらに
さて、そろそろ次の目的地に行くためにはじめに通ったゲートに向かいます。入った時には気づきませんでしたが、入口前広場にはラマやマーラ、ワタボウシタマリンなどの動物もいたんですね。
そして今更ですが、リスザルが園内で放し飼いにされていることに気づきます。「逃げないのかな?」と不安になりますが、「大丈夫です!」と同園広報担当の山本さん。「ちょうど入口広場でエサやり体験が行われるところなので、やってみませんか?」
最後に「なぜサボテンをシャボテンと呼ぶのか」についてですが、実はここがオープンした1959年当時は「サボテン」よりも「シャボテン」と呼ぶ方がメジャーだったからとのこと。月日が経つ中で立場は逆転し「サボテン」が一般的になりましたが、今も当時の呼び方で統一しているのです。
【最大300円割引!】伊豆シャボテン公園 割引クーポンはこちら!
車で10分、「伊豆高原 旅の駅 ぐらんぱるぽーと」で休憩
伊豆シャボテン動物公園から車で10分ほど海側に進むと、「伊豆高原 旅の駅 ぐらんぱるぽーと」というスポットがあるので、ここでちょっと休憩をすることにします。甘いものを食べたくなったので、「ケニーズハウスカフェ」へ。ソフトクリームが人気のお店でミルク、チョコ、ミックスの3種類があり、選んだチョコは濃厚でとても美味でした。
15:00ぐらいまで、ここでのんびりしようかと思います。
「伊豆四季の花公園」で季節の花を眺めます
次の目的地は、旅の駅から南に10~15分ほどのところにある「伊豆四季の花公園」。こちらには季節に合わせてさまざまな花が植えられるので、いつ訪れても何らかの花が見頃を迎えています。あまり広くない分歩きやすいのがうれしいですが、規模が小さいかというと決してそうではなく、花は段々に植えられているので迫力は十分!海が見えるロケーションも、いい写真を撮影するためのプラス要素になってくれています。
伊東が誇る絶景、城ヶ崎海岸の門脇吊橋へ!
この公園のすぐ近くには「城ヶ崎海岸」という絶景スポットがあります。車移動をすれば1、2分の距離で、歩いても20分ほど(近道を選べば10分ほど)。しっかり管理されたハイキングルートなので、門脇公園の駐車場で500円かかることも考えれば歩いていくのもいいのではないかと思います。
ちょっと早めのディナータイム
本日最後の目的地は「グランイルミ」なのですが、そこに入場できるのは18:30から。レンタカーを20:00の閉店までに伊東駅に返さなければいけないことを考えると、グランイルミは遅くとも19:30には出発したいところです。というわけで、この時間(17:00から18:30の間)にディナーをすませておくことにしました。
せっかく伊東まで来たのだから、地の魚を味わいたいもの。「どこかいいところ知りませんか?」と伊豆シャボテン動物公園の広報さんにたずねると、「伊豆高原駅の近くにある『二本松』さんがいいですよ」とのこと。「伊東の魚を美味しく調理してくれるのはもちろん、とても量が多くて食べ応えがあるんです!」
大将の渡辺忠弘さんが1991年にはじめたこちらのお店は、知る人ぞ知る名店。味はもちろん、そのあたたかい人柄にひかれた常連さんも多いようです。
「グランイルミ」でフィナーレ!
伊豆ぐらんぱる公園は、18:30から「グランイルミ」に衣替え。広大な敷地を約400万球の電球が彩るその景色はまさに圧巻です。
2017年の夏は8月31日まで毎日22:00までオープンしていますが、日帰りの場合(伊東駅でレンタカーを借りたの場合)は、遅くとも19:30までに会場を出ることになります。レンタカーを無事返却したら、長いようで短かった伊東日帰りフォトトリップも終わり。ウトウトしながら乗る電車の移動は、何とも心地よい時間です。
「伊豆ぐらんぱる公園&グランイルミへ行ってきた!昼夜で表情を変えるテーマパークをご紹介!」(アソビュートリップ/別タグで開きます)
- 1