伊豆シャボテン動物公園で楽しめるふれあい体験を一挙紹介!
伊豆シャボテン動物公園の大きな特徴のひとつが、放し飼いで飼育されている動物たちとのさまざまなふれあい体験です。
自由気ままな動物たちの動きは予測不能で、「気づいたときにはそこにいた!」なんて距離感ゼロのドキドキ・ワクワク体験を楽しめるかもしれません。また、放し飼いにされているクジャクは、春から初夏のシーズンに、オスが美しい羽を広げる求愛行動“ディスプレイ”を目の前で見られることも!
リスザルも放し飼いの動物。基本的にリスザルは群れで行動し、日々活動エリアを変えています。そのため、飼育員さんが群れの居場所をチェックしており、リスザルにおやつをあげたり、ふれあったりできる「リスザルのごはんタイム」は毎日開催場所が変わります。
園内で飼育されている動物のほとんどは、おやつあげ体験が可能。動物たちによってエサの種類が変わり、イネ科の草やフルーツ、固形フードからドジョウまで実にさまざまです。
ちなみに動物たちのエサは、1つ200~300円程度で購入できます。動物たちにエサを与えるときは、ケースの注意書きもよくチェックしておきましょう。
「カピバラ虹の広場」では、こんなに近い距離でカピバラとふれあえるのも魅力。びっくりしないように、優しくそっと撫でてあげましょう。カピバラは、時にはお腹を見せてゴロンと横たわることも。その無防備な姿には思わず癒されちゃいますよ!
・伊豆シャボテン動物公園の5大人気アイドルを要チェック!
ここからは、伊豆シャボテン動物公園を代表する人気のアニマル5選を紹介しましょう。
やはりなんといってもダントツ人気は「カピバラ」。ずんぐりした体に愛嬌のある表情がたまらなくキュートですよね!園内のトイレのマークや数々のオリジナルグッズ、レストランのメニューのモチーフになるほどの人気です。
ちなみに中央にちょこんと座っているのは、子どものカピバラ。ヨチヨチ歩きが悶絶級のかわいらしさでした!
お次は、かつてCNNニュースが「世界一かわいい動物」のひとつとして挙げた砂漠に棲む夜行性のキツネ「フェネック」。小柄な体に大きな耳、くりくりの瞳にとがった鼻が特徴で、そのかわいらしい姿から“砂漠の天使”といわれています。
自分の体を大きく見せるための威嚇のポーズが、もはや威嚇になっていないほどかわいらしいと評判の「ミナミコアリクイ」。野生下では、主食はアリ・シロアリ・ハチミツなどで、その細長い舌を1分間に100回以上出し入れして食べるのが特徴です。伊豆シャボテン動物公園では、ペースト状のフルーツやヨーグルトなどをあげているそうです。
キュートでつぶらな瞳に、まるでぬいぐるみが歩いているかのような愛くるしい姿で人々を魅了する「レッサーパンダ」。暑さに弱いレッサーパンダたちは、空調の効いた快適な「レッサーパンダ館」でおやつをくれる来園者へ惜しみないファンサービスを振りまいてくれます。
最後は園内を飛び回る「リスザル」。体長20~30cmほどの小さな体で、長い尻尾をうまく利用して枝から枝へと軽やかに移動。食いしん坊なので、手のひらをしっかり握っておやつを食べてくれます。
たくさんいるリスザル一頭一頭にちゃんと名前がついているので、気になる方は飼育員さんに尋ねてみましょう。
・冬期限定の人気イベント「元祖カピバラの露天風呂」
もはや伊豆シャボテン動物公園の代名詞でもある「元祖カピバラの露天風呂」。2022(令和4)年には40周年を迎え、毎年冬期限定で開催されています。カピバラファミリーが身を寄せ合い、気持ち良さそうに柚子湯に浸かるシーンは実にハートフル。見る人の心を和ませてくれます。
期間中の入浴タイムは、平日は1回、土日祝日や春休み・冬休み期間中は2回。さらに、毎週末みかんや洋ランなどをお風呂に浮かべる“変わり湯”や、5つの動物園がコラボしたカピバラ長風呂対決が実施されるなど、ほかにも見どころがいっぱいです。
・「アニマルボートツアーズ」で冒険へ出発!
園中央の池に浮かぶ大小9つの島。それぞれの島には、ワオキツネザルやリスザル、ブラウンキツネザル、ジェフロイクモザルなどのサル類が主に暮らしています。各島を観察しながらボートで回る「アニマルボートツアーズ」は、気軽に冒険気分を味わえる人気体験のひとつ。
アニマルボートツアーズには、ガイドの説明を聞きながら池を一周する「ぐるっと1周コース」と、ツアーの途中でリスザルまたはワオキツネザルが暮らす島へ上陸しておやつあげ体験ができる「モンキー島上陸コース」の2つが用意されています。
いずれも先着順で、1周コースはボート乗船受付ブースにて随時受付しています。上陸コースは予約制で、ワオキツネザルかリスザルのいずれかの島を選択、さらに参加時間帯を選んで受付ブースにて予約します。なお、上陸コースの乗船時には動物たちが肩に乗って来た際に服が汚れないよう、肩掛けタオルを貸し出してくれます。
サルは水が苦手なので、池の水がいわば見えない檻の代わりとなり、それぞれの島で自然体で暮らすサルたちの営みを観察できるのもツアーの魅力です。
沿岸にはこんなに愛くるしいミーアキャットの姿も!そのほか、フラミンゴやコンゴウインコ、ボートの進路に出没する放し飼いのペリカン軍団など、さまざまな動物たちを観察できます。
今回はワオキツネザルの島の上陸コースに参加。ワオキツネザルはアフリカ・マダガスカルに生息しており、白黒縞模様の尻尾が特徴で、最大30頭もの群れで生活します。
このときは大人19頭、子ども7頭の計26頭が島で暮らしていました。訪れた春は動物の出産ラッシュだったこともあり、生後間もないラブリーな赤ちゃんワオキツネザルとふれあえました!
おやつあげ体験はコース料金に含まれています。とにかくすばしっこいワオキツネザルですが、落ち着いている子はそっと撫でさせてもらえます。ワオキツネザルの毛並みは想像以上にモフモフで気持ち良かったですよ。
・おやつをあげる方法がユニーク!ラマの「ジップラインおやつあげ体験」
古代遺跡ロックガーデンの丘の上でのんびり暮らす南米に生息する「ラマ」。そこへ空中に張られた約10mのロープ(ジップライン)を伝い、ラマの好物の草を運んで食べてもらうユニークなおやつあげ体験が楽しめます。
エリアにはパンダヤギや羊も暮らしていて、ラマのおやつを虎視眈々と狙っています。いかにパンダヤギや羊に横取りされずに無事届けられるか、ゲーム感覚で楽しめるのも魅力ですよ。
・レッサーパンダを間近で観察!「レッサーパンダのごはんタイム」
オスの「ヨモギ」、メスの「コナツ」と「めいしゃん」の3頭が仲良く暮らす「レッサーパンダ館」。ここでは、レッサーパンダの大好物であるリンゴを使っておやつあげ体験ができます。
おやつタイムは1日2回。リンゴがセットされた専用棒を使って木の上で暮らすレッサーパンダへリンゴをあげます(有料)。
リンゴが入った器をしっかりにぎって、夢中でむさぼるヨモギくん。お食事中の顔もりりしいハンサムボーイです。
世界中のサボテンや多肉植物が大集合!人気の「シャボテン温室」を散策しよう
続いて訪れたのは、1,500種類以上のサボテンや多肉植物が展示されている「シャボテン温室」です。
大室山をバックにものすごい存在感を放つこの巨像は、想像上の生物「高原竜(こうげんりゅう)」。ウルトラマンや仮面ライダーなどの特撮作品にも登場した有名な像ですが、実はここ、「シャボテン温室」の入口なんです。
なお、温室内はサボテンの生育に適した環境となっており、日差しが強い真夏はサウナ状態となるのでご注意を!
「南アメリカ館」「アフリカ館」「森林性シャボテン館」「マダガスカル館」「メキシコ館」の5つのエリアに分かれたシャボテン温室。その外観はまるでピラミッドのよう。各温室は地下通路でつながっています。順路に従って見学しましょう。
・日本からもっとも遠い南米のサボテンが揃う「南アメリカ館」
まずは南米原産のサボテンと多肉植物が展示されている「南アメリカ館」。主にアンデス山脈の高原地帯や荒地、ガラパゴスなどの海岸地帯に自生する巨大な柱サボテン・ウチワサボテンの仲間などが育てられています。
中央に見える大きなサボテンは、ダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島原産の「ガラパゴスキンシウチワ」というサボテン。長い棘がサボテン全体を覆い、ウチワ状の肉厚な枝が特徴です。
・多肉植物の種類が多い「アフリカ館」
次に訪れたのは、アフリカ大陸に自生する多肉植物を展示した「アフリカ館」。実はアフリカにはサボテンによく似た多肉植物はあっても、サボテンそのものは自生していないのだとか。そのため、一見するとサボテンに見える多肉植物や、世界三大巨樹のひとつ「竜血樹」などが展示されています。
・まるで熱帯のジャングル!「森林性シャボテン館」
お次は「森林性シャボテン館」。意外にも、ジャングルなどの熱帯・亜熱帯の樹木や岩などに着生する種類も多いサボテン。たとえば、葦サボテンの一種「リプサリス」や、一夜限りの花を咲かせる「月下美人」など、見た目はサボテンらしくない植物が多いのも特徴です。
・ひっそり暮らすフクロウに癒される「フクロウの森」
森林性シャボテン館の中にある「フクロウの森」。日によって放し飼いされる種類が入れ替わり、4~5羽のフクロウが館内のあちこちにたたずんでいます。
じっとして動かず、まるで置物のように静かに過ごしているので、うっかり見過ごすこともしばしば。ちなみにフクロウは写真が苦手で、カメラを向けるとそっぽを向かれることが多いそうですよ。
・天井まで届きそうな巨大植物が並ぶ「マダガスカル館」
お次はアフリカ南東部、インド洋に浮かぶマダガスカル島の植物を集めた「マダガスカル館」。マダガスカルもサボテンが自生しておらず、マダガスカル固有種やアロエの仲間などの多肉植物が展示されています。
インパクト抜群の巨大な植物は、ディディエレア科の「アローディア・アスケンデンス」。「マダガスカルの生きた金棒」と呼ばれ、電柱のような幹からは直接葉が生えています。葉の形は、実はかわいらしいハート型なんですよ。
・サボテン界の王様が登場!「メキシコ館」
最後は、サボテンといえば誰もが思い浮かべる“あの形”が並ぶ「メキシコ館」。5つの温室の中でも最大の大きさを誇り、北米、中米に自生するサボテンや多肉植物が約150種展示されています。
ここでは樹齢170年ともいわれる巨大な玉型サボテン「金鯱(きんしゃち)」や、高さ8mにも及ぶ巨大な柱サボテンの「大鳳竜(たいほうりゅう)」、テキーラの主原料とされる「アガベ・テキラーナ」などの多肉植物も展示されています。
・日本でここだけ!サボテンの寄せ植え作りができる「シャボテン狩り工房」
温室エリアで一番の見どころが、日本でもここだけと評判の「シャボテン狩り工房」です。サボテンの寄せ植え体験ができる工房ですが、常時100種類以上のサボテンや多肉植物、それらを植える鉢が販売されており、自分で好きなサボテンと鉢を選んで、世界にひとつだけのオリジナルサボテンの寄せ植え作りが楽しめます。
サボテンは2歳(2年物)程度の小さなものから巨大なものまで、見た目・色・大きさは実にさまざま。価格は1個290円のお手頃価格から2,200円のものまで、種類が豊富に用意されています。
寄せ植えのコツは、お好みの鉢を先に選ぶこと。その大きさやイメージに合わせてサボテンを選ぶと、全体がまとまりやすくなるようです。サボテンはうまく育てれば何十年も成長する長寿ですから、じっくり選びたいですね。
人気の鉢は、この素焼きタイプのカピバラポッド。伊豆シャボテン動物公園のオリジナルで、大(1,980円)、中(1,320円)、小(1,100円)の3サイズが用意されています。
そのほかにも、かわいらしい動物シリーズやミニカータイプなど、どれもお土産に貰ったらうれしくなるデザインの鉢が並んでいました。
伊豆シャボテン動物公園のおすすめグルメ
園内を回ってお腹が空いてきたら、ぜひ伊豆シャボテン動物公園ならではのグルメを食べに行きましょう!今回は定番のレストランと軽食のおすすめメニューを紹介します。
・かわいいメニューが勢揃い!「森のどうぶつレストランGIBBONTEI」
お昼のタイミングでぜひ訪れたいのが「森のどうぶつレストラン GIBBONTEI(ギボン亭)」。不思議なネーミングですが、「GIBBON」とは、レストラン前の池の島で暮らすシロテテナガザルの英語名からきているそうです。
店内にはいたるところにかわいい動物たちのぬいぐるみがディスプレイされ、食べる前からテンションが上がります。
レストランの二大人気メニューは、「カピバーガー」(右・1,400円)と、「レッサーパンダのしっぽパン」(左・700円)。いずれも食べるのがもったいないほどのキュートなビジュアルが印象的です。
カピバーガーはその見た目に反して肉肉しさ抜群の本格派で、大ボリュームなので大人も大満足できるはず。レッサーパンダのしっぽパンは、甘さ控えめのパンとさっぱり風味のバニラアイスで後を引くおいしさに仕上がってます。
・名物シャボテンソフトをご堪能あれ!「ベルステーション」
伊豆シャボテン動物公園に来たならば、やはり一度は押さえておきたいサボテンフード。
園内の飲食店には、特製サボテンそば・うどんや、サボテンバーガー、カレー、ドリンクなど数々のサボテンメニューが販売されていますが、やはり人気なのはソフトクリーム。
園内には、赤と緑のサボテンソフトクリームがありますが、今回は入場ゲート横にある「ベルステーション」にて、「緑のシャボテンソフトクリーム」(450円)を実食してみました。
思ったよりも緑色が淡く、バニラ風味のさっぱりとした味わい。美容と健康にも良さそうなサボテンデザートのポテンシャルを実感できました。
伊豆シャボテン動物公園のおすすめお土産グッズ
心ゆくまで楽しんだら、最後は「GIFT SHOP アニマルマート」でお土産ショッピングを楽しみましょう。広い店内にはオリジナルの雑貨やぬいぐるみ、Tシャツ、トートバッグ、お菓子、伊豆の特産品までバラエティ豊かに用意されています。
アニマルマートの売れ筋人気商品はこちら。右上から時計回りに、「LOVE湯カピバラぬいぐるみ」(Mサイズ 2,580円)、「オリジナル・カピバラコロコロ人形焼」(8個入 870円)、「オリジナルアニマルTシャツ(カピバラ柄)」(大人用 2,680円)、「オリジナルトートバッグ(フェネック柄)」(Lサイズ 1,960円)となっています。
一部商品はオンラインショップ「伊豆シャボテン本舗」でも取り扱われていますが、いずれも売り切れ御免の限定商品です。とくにお菓子関連はここでしか買えないオリジナル商品なので、ぜひお土産に買ってみてくださいね。
ちなみに、お菓子部門売上No.1の「カピバラコロコロ人形焼」を実食してみました。
ひと口サイズの人形焼は、ふんわりとしたカステラ生地にとろけるカスタードの甘さがマッチして、一気に食べたくなるおいしさ。かわいらしいプリントも人気の理由で、お土産に喜ばれること間違いなしの一品です。
伊豆シャボテン動物公園へのアクセス
伊豆シャボテン動物公園のアクセス方法について紹介します。
・車でアクセスする場合
東名高速道路「厚木IC」から小田原厚木道路・国道135号線経由で約90km、所要時間は約2時間。または、東名高速道路「沼津IC」あるいは「長泉沼津IC」から伊豆縦貫自動車道・国道1号経由で約55km、所要時間は約1時間40分です。
伊豆シャボテン動物公園の専用駐車場は、普通乗用車400台まで収容可能。駐車料金は有料で、駐車場ゲートにて料金前払い制です。
・電車・バスでアクセスする場合
JR東海道新幹線「熱海駅」からJR伊東線に乗り換えて「伊東駅」、あるいは伊豆急行線に乗り換えて「伊豆高原駅」で下車。さらに駅前から東海バス「シャボテン公園行」に乗り換え、終点「シャボテン公園」バス停で下車しましょう。バス停から歩行者専用のゲートまでは徒歩約5分です。
(※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式HPでご確認ください)
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