横須賀美術館で建築、絶景、レストランを一挙に満喫

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東京から電車や車で1時間ほどで行ける「横須賀美術館」は、三浦半島の東京湾沿いの景観を一望できる自然が豊かな環境にあります。美術館から見える景色と展示作品を一緒に楽しめるのはもちろんのこと、建築物としてのクオリティの高さや併設のイタリアンレストラン「ACQUAMARE(アクアマーレ)」にも注目したいところ。県立観音崎公園内の一角にあるので、周辺の観光スポットと合わせれば、1日中たっぷりと遊べるところもポイントです。

アートと自然を気軽に楽しめる「横須賀美術館」とは?

2007年に横須賀市の市制100周年を記念して建てられた横須賀美術館は、「景観と建物の一体化」を実現した「県立観音崎公園」内にある施設です。東京湾に面した海のすぐ近くに位置し、周りを山に囲まれた自然が豊かな環境が特徴。近隣には「観音崎京急ホテル」やスパ施設「SPASSO(スパッソ)」があります。

本館の展示室をはじめ、谷内六郎館やレストラン「ACQUAMARE(アクアマーレ)」、ワークショップ室、図書室、ミュージアムショップが揃う館内は居心地の良さが魅力。屋外には海の広場、屋上広場、山の広場があり、景観を楽しみながら開放的な気分を満喫できるスポットとして人気です。

常設の展示作品は近現代の作品がメインで、横須賀ゆかりの作家の作品も多数所蔵。企画展は年6回開催され、こちらも近現代の美術を中心に幅広い展示をしています。過去には、ちびまる子ちゃんの作者さくらももこの展覧会「さくらももこの世界展」(2016年)や、絵本作家として活躍するせなけいこの展覧会「『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展」(2019年)が開催され、話題を集めました。

建物自体がすでにアート作品

横須賀美術館は、建築家の山本理顕(やまもとりけん)氏によって設計されました。東京湾の眺望が開け、三方を山に囲まれた地形を生かすため、地下2階、地上2階と低層に。海側と山側には広い芝生の広場があり、とても開放的な印象を受けます。本館の展示棟はガラスと鉄板のダブルスキン(二重皮膜)。外観の美しさだけではなく、自然光をふんだんに館内に取り入れることで、安らぎ空間づくりを実現しています。


写真は屋上広場へ向かう階段から見える小屋裏です。通常このような場所は、建築物を造る場合、見せないのが一般的。奥には東京湾が見えるように配慮され、建築家の遊び心がうかがえます。

『あつ森』とのコラボでも話題に

世界累計販売本数、約2600万本以上を売り上げた、Nintendo Switchの大人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森』(以下、『あつ森』)とコラボした企画でも最近話題を集めました。『あつ森』はプレイヤーが無人島に町を作り、家具や衣服などをゲーム内に取り込んで展開していきます。
横須賀美術館では、所蔵作品から7作品を選び、公式ツイッターで作品のQRコードの提供を2019年5月より開始。横須賀美術館の所蔵作品をゲームの中の部屋に飾ったり、キャラクターが着ている衣服のデザインとして取り込んで楽しめます。

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