INDEX
アクアマリンふくしまとは?
アクアマリンふくしまは、福島県いわき市にある環境水族館です。名称は平成10年に行われた全国公募4,722点の作品の中から選考されました。
福島の海の特徴「潮目」をテーマにした水族館
アクアマリンふくしまの展示は、黒潮と親潮がであう「潮目」の海がテーマです。「潮目」は福島の海の大きな特徴であり、そこには豊かな海の恵みがあふれています。
親潮の源流オホーツク海、黒潮の源流域熱帯アジアの自然、福島県浜通りの海山川の生態系などのテーマに沿って、海洋生物が自然に近い形で展示されています。いたるところに植物が植えられ、自然の中を散策しているかのような気分になるはずです。
ワークショップやバックヤードツアーなどの体験プログラム、裸足になって生き物とふれあえる屋外施設・蛇の目ビーチなどもあり、見るだけではなく様々な体験ができる水族館です。
東北大震災を乗り越えて。
復興へのあゆみ
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、揺れによる建物の損傷は殆どありませんでした。しかし4.2mの津波によって施設の地上1階全体が水没する甚大な被害を受けます。また、その結果、水温管理装置や浄化装置が破損し、生体の生命維持が困難に。一部の生体は他の水族館や動物園へ緊急移送されましたが、約20万匹の海洋生物が全滅する事態となりました。
その後、多くの人々の協力を得て、復旧作業が進みました。そんな中、嬉しいニュースも。鴨川シーワールドに避難したゴマフアザラシのくららが、なんと出産したのです。
「きぼう」と名付けられたその仔アザラシは、アクアマリンふくしまの復興の光となりました。現在「きぼう」は、ブリーディングローンにより青森県営浅虫水族館で暮らしています。
そして、2011年7月15日。震災以来たった4ヶ月で再オープンを果たし、ふたたび人々の憩いの場となっています。
安心・安全への取り組み
震災前の活気をとりもどした現在も、より安心して訪れてもらえるようにさまざまな工夫がされています。アクアマリンふくしまの公式ホームページでは、周辺の放射線量と海中の放射性物質の量が毎日公開されています。
調べラボ(たべらぼ)
「調(た)べラボ~ふくしまの魚を食べてみよう~」も開催されています。福島県で漁獲される魚を目の前で捌き、放射性物質量を測定することによって、現在の福島沿岸の魚介類の安全性を実際に確認できるイベントです。また、アクアマリンふくしまで4年間行ってきた海洋放射能調査の結果についても、パネル展示が行われます。
生きた化石「シーラカンス」の研究成果に出会える場所
アクアマリンふくしまを訪れた際、特に見逃せないのが「シーラカンス」の展示です。古生代からの古い形態を維持するシーラカンスは、進化の鍵を握る生物といわれています。アクアマリンふくしまでは、開館当初からシーラカンス調査を行ってきました。
生きた化石と呼ばれるシーラカンスの進化の歴史は、古生代カンブリア紀に始まります。シーラカンスが属する、鰭に肉質の柄を持つ「肉鰭類」に分類される魚類が、陸上脊椎動物へと進化したのではないかと考えられています。その調査を「グリーンアイプロジェクト」と名付け、現在はシーラカンスの生息地での調査が続けられています。このコーナーでは、アクアマリンふくしまのシーラカンス調査の取り組みを紹介すると共に、その謎に迫ります。
シーラカンス水中映像
アクアマリンふくしまの調査隊が撮影したシーラカンスの最新映像が公開されています。ROVと呼ばれる自走式水中カメラを用いて水深300m近 くまで潜航し、シーラカンスが潜んでいそうな洞窟をひとつひとつ調査。現在は、2009年に世界で初めて撮影に成功したシーラカンスの稚魚の映像を見られます。
ディスカバリーラボ
2008年10月にアフリカコモロ諸島より導入した、アフリカシーラカンスの標本が展示されています。展示されている標本は、シーラカンスの内蔵や骨格を見られる大変貴重なものです。
このコーナーでは世界最大のシーラカンス頭骨化石レプリカも展示されています。その他アメリカやカナダ、モロッコなどで発見されたシーラカンスの化石を展示すると共に、シーラカンス調査の歴史が紹介されます。
シーラカンスロボット
ROVと呼ばれる自走式水中カメラで撮影したシーラカンスの遊泳映像を基に、金沢工業大学と共同でヒレの動きを再現し、開発されたロボットが展示されています。
タマカイ~仮面シーラカンス~
タマカイは現在繁栄している魚類の中で、シーラカンスに似た形態や習性をもっている生き物です。ハタ科魚類の中では最も大きく成長し、最大で3メートル、重さは400kgになることもあります。タマカイは、シーラカンスと同様、隠れやすいように岩陰に溶け込むような体色をしており、小魚が近づくと一瞬にして吸い込むように捕まえて食べてしまいます。
アクアマリンふくしまの料金
アクアマリンふくしまの入館料金を紹介します。何度も訪れるのなら、年間パスポートがお得です。
入館料金
- 一般:1,800円
- 小~高校生:900円
※高校生は学生所要持参
※入館時、クレジットカードの利用可(VISA / Master / JCB / ダイナース / アメリカンエクスプレス)
年間パスポート
アクアマリンふくしまでは、お得な年間パスポートも販売されています。通常入館料の約2.4回分の料金で購入できるため、年に3回以上訪れる予定のある方におすすめです。また年間パスポート保有者は様々な特典が受けられるのも特徴の一つ。有効期限は、希望日から1年間。アクアマリンふくしまのチケットカウンターで販売されています。
- 一般:4,200円
- 小~高校生:2,100円
特典
- 新潟市水族館 マリンピア日本海の入館料金が団体料金に割引に
- アクアマリンいなわしろカワセミ水族館の入館料金が団体料金に割引に
アクアマリンふくしまの割引・クーポン情報
提携施設の年間パスポート保有で、入館料が割引に!
アクアマリンいなわしろカワセミ水族館の年間入館パスポートを保有している場合
入館料 1,800円→1,500円
- 年間パスポートを所持する本人のみに適用されます。
- 高校生は学生証をご持参下さい。
- 年間パスポートの有効期限終了とともに、この割引も消滅します。
マリンピア日本海の年間パスポートを保有している場合
入館料 1,800円→1,500円
- 年間パスポートを所持する本人のみに適用されます。
- 高校生は学生証を持参してください。
- 年間パスポートの有効期限終了とともに、この割引も消滅します。
近隣宿泊施設に宿泊すると入館料金が割引に
アクアマリンふくしま近隣の宿泊施設に宿泊すると、割引入館券を購入できます。
ホテルいづみや
24時間入浴できる天然温泉が好評のホテルです。夕食はお部屋でいただけるので、くつろぎの時間を過ごしましょう。季節に合わせて旬の海鮮料理を堪能できます。
http://www.fukushimaryokan.com/dpunf/iwakisousou/iwakiyumoto/izumiya/
いわき湯本温泉 古滝屋
創業1695年(元禄8年)の歴史ある旅館。いわき湯本温泉の中心に位置し、江戸情緒漂う館内が魅力です。
http://www.furutakiya.com/room.html
旅館 こいと
源泉かけ流しのお湯を満喫できる、あたたかいおもてなしが自慢の宿です。「我が家にいるときのように、ゆったりした気分で楽しんでほしい…」そんな思いが形になった宿で、癒しの時間を過ごしましょう。
周辺には温泉地があり、魅力的な宿がたくさんそろっています。詳しくは公式サイトのページを確認してください
コンビニで前売りチケットを入手する
前売りチケットの半券を近隣商業施設「小名浜美食ホテル」へ持参すると、食事及び商品購入時に10%割引になります。
- 一般:1,800円
- 小~高校生:900円
販売箇所:セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップの全国コンビニ内の端末機
有効期間:購入日から1ヶ月
※購入後の取消、払い戻しはできません。入館券1枚につき1名まで有効です。
アクアマリンふくしまの営業時間
アクアマリンふくしまの開館時間を紹介します。冬期や繁忙期は開館時間に変更があるので注意してください。
開館時間
通常期(3月21日~11月30日)
- 9:00~17:30
冬期(12月1日~3月20日)
- 9:00~17:00
開館延長
5月3日~5日、7月16日~8月28日の土日祝日(ただし8月6日を除く)
- 19:00まで
8月13日~16日、12月23日~25日
- 20:00まで
※8月6日(いわき花火大会)は21:00まで
休館日
- 年中無休
観覧にかかる所要時間
- 約1時間半~約3時間
※体験コーナーなどに参加すると、さらに1時間半~2時間程の所要時間が予想されます。
アクアマリンふくしまのアクセス
アクアマリンふくしまへのアクセスを紹介します。電車でも車でもアクセスできるのでとても便利。お好みの交通手段をチョイスしましょう。
電車・路線バスでのアクセス
JR常磐線 泉駅から路線バス(小名浜・江名方面)に乗車し「支所入口」で下車してください。そこからアクアマリンふくしままで徒歩約10分です。
高速バスでのアクセス
東京駅から「いわき駅」まで約3時間です。そこから電車を利用して最寄りの泉駅まで移動してください。
車でのアクセス
- 常磐自動車道いわき湯本I.Cから約20分
- 常磐自動車道いわき勿来I.Cから約30分
- 福島空港から国道49号線で約1時間40分
アクアマリンふくしまの駐車場情報
アクアマリンふくしまには無料駐車場が完備されています。広々としているので、繁忙期でも安心です。
福島の海を知る旅へ出る。館内展示の見どころをご紹介
アクアマリンふくしまでは、「潮目の海」をテーマにした様々な展示をみられます。太古に存在したシーラカンスの世界から体験型の展示まで、とてもバリエーション豊かです。海を通して「人と地球の未来」を考えてみてはいかがでしょうか。
わくわく里山・縄文の里
「わくわく里山・縄文の里」では、人と自然のバランスのとれた縄文時代の自然環境が再現されています。自然が貧しくなった今、海に加えてそれにつながる川、上流にある山が一体となった場をつくることにより、自然の循環を考え、命の営みを考える場となっています。
縄文人が活用した植物の展示に使われているのは、本物の生きた木です。オープン時にはまだ小さかった木が施設とともに成長していく様子は、とても感慨深く生命のロマンを感じます。
里山にはユーラシアカワウソが展示されています。ユーラシアカワウソはニホンカワウソと遺伝的に大変近く、外見的な類似性も高い種です。日本にかつて生息し、2012年に絶滅宣言がなされたニホンカワウソは、水中で魚、カニ、エビ、カエルなどを食べ、豊かな水辺の環境で生きていました。いわき市内の縄文時代の遺跡からも骨が出土しており、古くから日本に生息していた哺乳類であることがわかっています。1日2回の餌の時間には、カワウソが食事をする愛らしい姿が見られます。
海・生命の進化
地質時代の生物の遺骸(遺体)や生活した痕跡を「化石」といいます。「生きた化石」とは、地質時代から例外的にゆっくり進化して、先祖の形態を残している生物のことです。過去に繁栄し、現在では細々と生き残っている「生きた化石」の歴史を学びましょう。
ふくしまの川と沿岸
川の源流域から海岸まで、福島県のさまざまな水辺で暮らす生き物たちと、それぞれがすむ環境ができるだけ自然に近い状態で展示されています。福島県は、ブナなどのある落葉広葉樹からなる温帯林と、スダジイ、アカガシなどの常緑広葉樹からなる暖帯林の境界部分に位置しています。ここでは、生活に身近な、さまざまな水辺をのぞくことができます。
北の海の海獣・水鳥
福島県沖までやってくる親潮の源は、ベーリング海やオホーツク海です。北の海は栄養塩が豊富なため、プランクトンが大量に発生し、多くの魚が育ちます。それらをエサとするさまざまな海獣類(海にすむ哺乳類)や鳥類の生活をのぞいてみましょう。このコーナーには北の海にすむゴマフアザラシ・クラカケアザラシ・トドが展示されています。
潮目の海(親潮・黒潮)
黒潮と親潮は、日本列島の南と北から何千キロもの旅をして、福島県沖で出会います。ここでは、大型の水槽の中で潮目の海が再現されており、二つの水槽の水量はなんと2050トン。
黒潮は、世界中の海流の中でも代表的な海流です。黒潮の流れは大きく、その流れの変化は、日本の気候にも大きな影響を与えます。 また、カツオやマグロの仲間、サンマなど、多くの魚類がこの流れを利用して回遊を行います。
親潮は、栄養塩類が豊富なため、春になると植物プランクトンが多く発生します。さらにそれを食べる動物プランクトンも増殖。これらのプランクトンは魚の格好のエサとなるため、親潮流域は生命を育む豊かな海として知られています。また、親潮海域ではマコンブのような大型の褐藻が多く見られるのも特徴的です。海藻類はウニやアワビなどのエサになり、海藻が繁茂する海中林は稚魚たちが生活する大切な場所となります。
力強く泳ぐ黒潮の魚たちと、豊かな親潮の生き物たちをじっくり観察しましょう。
親潮アイスボックス
南の海のカラフルな生き物に比べて、北の海の生き物は地味で単色のイメージがあるかもしれません。しかし、海藻の裏側や岩陰をのぞけば、小さいけれど色鮮やかで形のユニークな生き物たちの宝庫です。
世界で唯一、アクアマリンふくしまでのみ展示している「タマコンニャクウオ」は一見の価値あり。
水槽のガラス面や岩に吸盤ではりついていることが多く、オタマジャクシの様な体型をしています。
珊瑚礁の海
さまざまな生き物たちが暮らしている、サンゴ礁域。魚類では、スズメダイ、ベラ、チョウチョウウオ、ブダイなどの仲間が多く、原色の鮮やかな体色のものが目につきます。
サンゴ礁をつくっている造礁サンゴの仲間は、サンゴ虫という小さな動物が集まってできたものです。サンゴ虫は自分でエサをとらえて食べるのと同時に、体の中にすんでいる褐虫藻類が光合成によってつくりだす栄養分も取り入れて生きています。サンゴ虫は石灰質の固い骨格をつくりながら成長し、長い年月をかけて広大なサンゴ礁を築くのです。黒潮源流域のサンゴ礁にすむさまざまな生き物を観察しましょう。
水槽の底の方を見ると、長いひものようなものが何本も揺れています。これは「チンアナゴ」という魚です。大きな魚が近づくと素早く巣穴に隠れてしまう姿が何とも愛らしいと評判です。ここで注目したいのが、水槽の中で大きな群れをつくって泳いでいる魚。
これは、キンメモドキというハタンポ科の魚です。この2種類が一緒に飼育されているのは稀で、キンメモドキが上を通り過ぎるたびに、チンアナゴがぴょこぴょこと見え隠れ。アクアマリンふくしまで名物となっている光景です。9:00~10:30と15:00以降は、キンメモドキが特に活発に動くので、訪れるのにおすすめの時間です。ぜひチェックしてみましょう。
熱帯アジアの水辺
熱帯アジアの淡水域には、コイやナマズの仲間を始め、多くの種類の魚たちが暮らしています。その中にはクラウンローチやグラスキャットのように、日本では観賞魚としておなじみのものも少なくありません。
水槽の中には、多くの種類の魚が入っていますが、水草や岩陰にかくれているものも多いため時間をかけてじっくり観察してみましょう。
ふくしまの海
アクアマリンふくしまでは、水族館での飼育や展示が難しいとされてきた海洋生物の、調査研究に積極的に取り組んでいます。黒潮と親潮が出会い、深さ数千mの日本海溝につながっているため、暖流域、寒流系、深海などさまざまな環境に適応したたくさんの生き物が生息する福島県の沖合。ここでは、長い海岸線を持ちたくさんの海の恵みを受けている福島県の、多種多様な生物が紹介されています。
飼育が難しい魚も展示されているので、チェックしてみましょう。魚屋さんでごく普通に売っている身近な魚、サンマ、アンコウ、マルアオメエソ、ヤリイカ、スルメイカなども水族館ではなかなか見ることができない生物です。
いわき市の市の魚「メヒカリ」もいます。
友好提携園館情報コーナー
アクアマリンふくしまは現在、国内で2つ、海外で5つ、合計で7つの施設との間で友好園館関係を結んでいます。それぞれの園館とは、教育と保全に関する情報交換、技術交流、水生生物の交換、職員の交流を通じて協力。このコーナーでは、国内外の水族館や研究所との交流の成果と展望が紹介されています。
アクアマリンえっぐ
「アクアマリンえっぐ」は釣り堀がある子ども向けの体験型施設で、蛇の目ビーチが併設されています。楽しみながら、自然の大切さや生物の多様性、命の尊さなどを学ぶことができます。
釣り堀では自分で釣った魚をその場で食べられます。施設の屋内では生物の多様性をテーマに、珍しいカニやエビ、原始的な猿の仲間・レッサースローロリス、ユーラ シアカワウソなど、様々な生き物が展示。子ども達が楽しみながら生き物を観察できるように、様々な形状の水槽が用意されている他、絵本やぬいぐるみなどがあるキッズコーナーもあります。
アクアマリンうおのぞき
アクアマリンうおのぞき~子ども漁業博物館~は、子どもたちに昔ながらの漁業の技術や文化を受け継ぎ、漁業を振興していくことを目的につくられました。かつお節のつくり方を学習しながらかつお節を削る体験コーナーや、底曳き漁や刺し網漁、漁でつかわれる網の展示など見どころもたくさん。ホタテやホンビノスガイを炭火で焼いて食べられるコーナーもあります。美味しく食べて、海の恵みを感じましょう。
シーラカンスの世界
古生代からの古い形態を維持するシーラカンスは、進化の鍵を握る生物といわれています。このコーナーでは、アクアマリンふくしまのシーラカンス調査の取り組みを紹介すると共に、シーラカンスの謎に迫ります。
世界最大のシーラカンス頭骨化石レプリカや、アメリカやカナダ、モロッコで発見されたシーラカンスの化石の展示など、見どころ満載です。
蛇の目ビーチ
磯・干潟・砂浜という海辺の施設を再現した、裸足で遊べる浜辺です。動き回りたい子どもも大満足。3つのエリアで思いっきり遊びましょう。
PICHPICHいそ
岩場の陰に隠れているヒトデやウニなどを探してみましょう。水の中でしか見せない磯の生きものたちの生態にびっくりするはずです。
JUBJUBひがた
潮がひくと現れる「干潟」の環境が再現されています。 砂地を掘ればアサリがもぐっていたり、浅瀬にはヤドカリが歩いていたり。秘密がいっぱいの干潟の砂を、実際に掘って確かめてみよう!
RUNRUNはま
砂浜に打ち寄せる波は自然そのもの、本物の砂浜にいる気分になれるエリアです。子どもたちがのびのびと砂遊びしている隣で、保護者の方はゆったり休憩をとるのも良さそうです。
BIOBIOかっぱの里
カッパの里では、かつて身近にあった小川や池が再現されています。季節により色とりどりの野草が咲き、四季の移り変わりを楽しめます。
メダカやカエルなど1年を通じて様々な生き物を見られるので、好奇心おう盛な子どもにも大人気。春から秋の時期の小川では、実際に水の中で生き物と触れあうことができます。生き物とのふれあいを通して、自然の中での遊びかたを学びましょう。
クウェート・ふくしま友好記念日本庭園
アクアマリンふくしまは東日本大震災に際し、クウェート国から300万ドルの復興支援金をいただきました。クウェート国への謝意を表すために整備したのが、「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」です。
クウェート・ふくしま友好記念日本庭園はマダケの骨組みにクズをはわせた「くずのトンネル」や、クウェートの砂漠オアシスの自然を展示する「砂漠は生きている」、クウェートとの友好記念モニュメント「鮫川石記念碑」などの8つの展示からできています。さらに、愛らしいフェネックの展示も行っています。
海の生き物とのふれあいにドキドキ!参加体験
アクアマリンふくしまには、実際に海の生き物や海とふれあう事ができる、参加体験プログラムが充実しています。
キッズプログラム
水中の生き物や環境保全、命の大切さを、様々な体験を通して楽しみながら学びます。海釣りをしたり、縄文土器をつくったり、自宅で生物を飼育するプログラムなど多種多様。年齢に合わせての開催もあるので、子どもたちも夢中になるはずです。
ハッピーオーシャンズプログラム
水産資源の現状を理解し、その生命をありがたくいただくことを実感するプログラムです。いわきで有名なメヒカリや秋の味覚サンマなど、生態を詳しく学び、美味しくいただきましょう。
ナイトプログラム
夜の水族館の生き物を観察するナイトプログラムも開催されています。水族館の大水槽の前で宿泊など、ここでしかできない体験をしてみましょう。
ワークショップ・参加体験イベント
釣りや餌付けなど、参加型の体験イベントも見逃せません。
釣り体験
家族やグループで釣りを楽しみましょう。釣った魚はその場で食べることができます。
- 開催場所:子ども体験館「アクアマリン えっぐ」釣り場
- 受付時間:【通常期】10:00〜14:30 / 【土日祝日】 10:00〜15:30
- 料金:竿貸し代1,000円魚1尾100円~※魚代には調理代も含まれます。
※家族・グループで一竿を利用してください。
※釣った魚は、釣堀に戻すことはできません。
※釣った魚は、唐揚げにして全てお召し上がりください。持ち帰りはできません。
調理体験
魚を自分で調理できます。
- 開催日:【土日祝日】10:30~11:30 / 13:00~14:30 ※7/21~8/31は中止。釣り体験のみ実施されます。
- 料金:無料※釣り体験に参加した方のみ参加できます。
炭火焼き体験
サザエなどの活きた貝や干物を囲炉裏で自分で焼いて食べられます。
- 受付場所:1階アクアマリンうおのぞき
- 受付時間:平日10:30~14:30、土日祝日10:00~15:30
- 料金:ホタテ1個300円、サザエ1個300円(土日のみ販売)、おにぎり2個200円 など※仕入れ値によって販売価格が変更になる場合があります。
餌やり体験
竿を使って魚に餌を与えられます。
- 受付場所:1階アクアマリンうおのぞき
- 受付時間:【平日】9:30~14:30 / 【土日祝日】9:30~15:30
- 料金:1回100円
かつお節削り体験
最近では珍しくなったかつお節削りを体験できます。削ったかつお節は持ち帰れます。削りたてのかつお節のかおりもかいでみましょう。
- 受付場所:1階アクアマリンうおのぞき
- 受付時間:【平日】9:30~14:30 / 【土日祝日】9:30~15:30
- 料金:1袋100円※土日祝日は1グループ1袋での参加をお願いします。
オリエンテーリング
子ども体験館「アクアマリンえっぐ」とアクアマリンうおのぞきの展示についてのクイズラリーに挑戦しましょう。
- 受付時間:土日祝日・長期休業期間(春休みなど)9:30~15:30
- 料金:1回100円
海獣コーナーエサの時間
ゴマフアザラシやトドなど海獣コーナーで展示している生き物のエサの時間です。いつもとは違った生き物の動きを見られます。飼育員がエサを与える様子を観察しましょう。
- 開催日:毎日
- 開催場所:3階 北の海の海獣・水鳥コーナー
- 開催時間:10:30、15:00
ユーラシアカワウソエサの時間
カワウソの餌の時間を見学できます。「カワウソのふち」コーナーで展示されているユーラシアカワウソは、洞くつで寝ている時間が多いのですが、エサの時間はとても活発に動きます。水中を素早く泳ぐ様子に、びっくりするはず。
- 開催日:毎日
- 開催場所:わくわく里山縄文の里内「カワウソのふち」
- 開催時間:10:00、15:30
アクアマリンふくしまのお土産を探そう!
アクアマリンふくしまを訪れたなら、お土産は外せません。3つのミュージアムショップには、海の生き物たちをモチーフにしたグッズから生きた化石まで、ここでしか買えない魅力的な品物が目白押しです。ミュージアムショップのグッズは通信販売もされており、気になるものがあったら電話で注文も可能です。
通信販売申し込み先:0246-73-2525(代表)
アクアマリンショップ「JOHMON(じょうもん)」
アクアマリンふくしまに入館しなくても利用できるのが嬉しい、入館口前にあるお店です。ショップ限定のグッズがたくさんあるので、チェックしてみましょう。
ミュージアムショップ「uminos(ウミノス)」
家族向けのカラフルで楽しいグッズが取り揃えられています。
ミュージアムショップ「GO MBESSA(ゴンベッサ)」
シーラカンスの世界コーナーの中にあるショップです。ショップ名「GO MBESSA」は、シーラカンスのアフリカでの呼び名。シーラカンスグッズがたくさんラインナップされています。
おすすめのグッズ
1位:シーラカンスのアイスモナカ(GO MBESSA)
シーラカンスの金型から作った、アクアマリンふくしまでしか食べられないアイスモナカです。
うろこを模したワッフルクッキー「シーラカンスのうろこ」も人気です。
2位:なめだんごのクッキー・グッズ(JOHMON、uminos)
おまんじゅうみたいなぷっくりした姿と愛くるしい顔が大人気の魚・なめだんごのグッズです。クリアファイル、メモ帳、シャーペンなど、充実の品ぞろえ。
3位:魚の正面顔のグッズ
館長自らがデザインした、魚の正面顔グッズ。マダイやゴマサバなど、水族館の人気者が大集合。ここでしか買えないレア商品なので要チェックです。
アクアマリンふくしま内でランチを堪能!館内のレストラン
アクアマリンふくしまの中には、食事ができるレストランも充実しています。眺望抜群のレストランに、水槽をながめて食事ができる寿司処。水族館ならではの、とっておきのメニューを味わいましょう!
おいしい水族館「アクアクロス」
小名浜の海を一望できる絶景のロケーションに位置する『おいしい水族館~アクアクロス~』。魚介類を中心としたメニューが提供されています。
おすすめメニュー
ヘミングウェイのかじきメンチ(880円)
ノーベル文学賞作家ヘミングウェイの有名な小説「老人と海」は、孤高の老人サンチャゴじいさんがたった一人で巨大なカジキを釣り上げる話です。そんなカジキのメンチカツにさわやかなエスカベッシュソースをかけた一品です。
- カジキメンチセット海鮮汁、ご飯、サラダ、ドリンクバー付き
ハッピーオーシャンカレーセット(880円)
「ハッピーオーシャンズ」のシンボルマークであるカツオが、やわらかいフライになりカレーにトッピングされています。
- ハッピーオーシャンズカレーセット カツオフライ、カレーライス、サラダ、ドリンクバー
あまえびの唐揚げ
頭も食べられます。スナック感覚で食べられるようにカリッと揚がった一品です。
【営業時間】
- 通常期(3/21~11/30):【ドリンク・サイドメニュー】10:00~16:30 / 【食事オーダー】11:00~16:00
- 冬季(12/1~3/20):【ドリンク・サイドメニュー】10:00~16:00 / 【食事オーダー】11:00~15:30
寿司処「潮目の海」HAPPY OCEANS
2階「潮目の大水槽」前の寿司処「潮目の海」では、水槽を優雅に泳ぐ魚たちを眺めながら、お寿司を堪能できます。コンビニエンスストアで購入した前売り券を提示すると「浜・中・会津寿司」が10%オフになります。
おすすめメニュー
潮目の寿司 1,620円(税込み)
- 寿司8貫のセット
浜・中・会津寿司 1,620円(税込み)
- マグロ・サーモン・サンマ・馬刺し・生シラスのコブ〆大根のせ・カジキ漬け長芋のせ・川俣シャモ、洋風海鮮ロール巻
お子様寿司 540円(税込み)
寿司3貫(蒸しエビ・サーモン・玉子)、駄菓子、ジュース付き)
営業時間
- 11:00~15:00※食材がなくなった場合は、早めに閉店することがあります。
アクアマリンふくしまの周辺観光情報
周辺には魅力的な観光スポットが盛りだくさんです。大型スパリゾートや歴史ある阿弥陀堂など、大人から子どもまで楽しめるスポットが充実しています。アクアマリンふくしまをおとずれる際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
あぶくま洞
全長600m の洞内に、種類と数の多さでは東洋一ともいわれる鍾乳石が続きます。日本の鍾乳洞で初めて舞台演出用の調光システムが導入された「月の世界」は必見。およそ8,000 万年という歳月をかけて創られた大自然の造形美を堪能しましょう。
スパリゾート・ハワイアンズ
スパリゾート・ハワイアンズは、いわき市にある常夏リゾートパークです。南の島を思わせる広々としたドームの中には、バラエティ豊かなプールや温泉が揃っています。敷地内には4つのホテルもあり、宿泊も可能。フラガールによるポリネシアンショーも見逃せません。
いわきマリンタワー
小名浜港東端の岬、海上46mの台地に広がる、総面積700,000㎡の三崎公園一角に立つ塔屋59.99mの展望塔です。海抜106mの展望室から、いわき一円が一望できます。屋上の「スカイデッキ」で、潮風を受けながら360度の大パノラマを眺めましょう。
いわき湯本温泉
いわき湯本温泉は「三箱の御湯」と呼ばれ、伊豫国道後温泉、摂津国有馬温泉と共に、日本の三古泉として名が知られていました。いわき湯本温泉の源泉は、常磐地内の地下約50メートルから汲み上げた天然硫黄泉です。全国的に珍しい含硫黄ナトリウムの泉質で、美肌作用・解毒作用・末梢血管拡張作用を始め数々の効能があります。かつては常磐湯本温泉と呼ばれており、1000年以上前から利用されている歴史ある温泉です。
白水阿弥陀堂
白水阿弥陀堂は、永暦元年(1160年)、藤原清衡の娘・徳姫が建立した平安時代末期の阿弥陀堂です。北・東・西は山で囲まれており、阿弥陀堂を中心としたこれらの空間は、正に平安時代末期に盛んだった浄土式庭園の様を成しています。1952年には、福島県唯一の国宝建造物に指定されました。
四倉海水浴場
白い砂浜が延々と広がる、開放感にあふれた四倉海水浴場です。松林が続く新舞子海岸の眺望が爽快。シャワーとトイレもあるので、女性や家族連れにも安心です。太陽の光を浴びながらのんびり一日を過ごしましょう。
塩屋崎灯台
薄磯海岸の海抜73メートルの断崖に立つ白亜の灯台で、明治32年(1899年)に開設されました。今でも沖合40キロの海上まで光を放ち、船の安全を守っています。ふもとには美空ひばりの歌碑が建立され、多くの観光客が訪れるスポットです。北に薄磯海岸、南に豊間海岸と海水浴の適地に恵まれ、マリンスポーツファンにも人気。青い水平線と黒松の樹帯にある白い灯台がノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
いわき石炭・化石館ほるる
いわき市石炭・化石館で、いわきの歴史を感じましょう。エントランスへはいると、いわき市で発見された日本を代表する化石フタバサウルス・スズキイの模型がお出迎え。常磐炭田の採掘の歴史と、市内で発掘された化石や、地球の歴史を物語る諸外国の化石資料が展示されている施設です。
潮見台
丘からせり出した場所に設けられた潮見台では、太平洋の大迫力の景色が堪能できます。屋上からの景色も最高ですが、海に突き出た展望ポイントはぜひ訪れたいスポットで、ちょっとしたスリルも味わえます。
アクアマリンふくしまの周辺のグルメ・食事スポット
アクアマリンふくしまの周辺には、グルメスポットもたくさんあります。新鮮な鮮魚に採れたて野菜など、ふくしまならではの味覚を思う存分堪能しましょう。
メヒコ マリンタワー店
名物のカニピラフなど、新鮮なシーフードを中心とした洋食レストランです。伝統の調理方法で、ズワイガニの旨味を最大限に引き出した調理法が人気の秘密。お米はカニピラフのためにブレンドされたものです。絶景を眺めながら、贅沢な時間を堪能しましょう。
まるかつ食堂
小名浜港、魚市場の近くにある食堂です。レストランで新鮮な魚介類のお食事が味わえるほか、鮮魚類や海産物のお土産の販売もされています。どんぶりから溢れるほどに盛り付けられたイクラ丼や、香ばしく焼き上げられた鮭ハラス定食など、ボリュームたっぷりのメニューがラインナップされています。
小名浜海産 心源
会食にぴったりの、さまざまな宴会コースが用意されています。本格的な会席料理の他にも、ウインナーやポテトフライもはいったファミリーコースも用意されています。広々としたお座敷は、小さな子ども連れにも好評です。
チーナン食堂
ボリュームたっぷりのメニューが嬉しい、いわきの名物食堂。中でもラーメンは並んででも食べたい逸品です。溢れんばかりに注がれたスープに、昔ながらの細麺が絡み合う至福の味。鶏ガラ、豚ガラ、タマネギなどからダシをとり、チャーシューの煮汁を加えて煮込んだ、手間暇かかった一品です。
Uluru
デザートも食事も楽しめる、センスの良いカフェです。フルーツとアイスがトッピングされた、さっくさくの焼きたてワッフルは絶品。海が眺められるテラス席は、ペットの同伴も可能なのが嬉しいところ。ついつい長居してしまいそうです。
味世屋食堂
昔ながらのほっこりした味わいが美味しい、ラーメンのお店です。人気の五目ラーメンは、数々のメディアでも取り上げられた、お墨付きの味。あっさりした塩味に、たっぷり野菜がボリューミー。ラーメン好きならぜひチェックしたい一品です。
支那そば 一力
ラーメンの鬼 佐野実氏のお弟子さんのラーメン店です。細めストレートの麺は、独特のコシがあり不思議な食感。もちもちプチプチとした歯ごたえを堪能しましょう。黄金色の美しい色をしたスープに、じっくり煮込んだチャーシューとのコラボレーションは最高です。
松喜鮨
高級感ある店構えの、プライベート感あふれるお寿司屋です。ネタはどれも繊細で、香り豊かな味わい。大将のあたたかい人柄で、ほっこりした時間を過ごせます。
市場食堂
広々とした店内で、新鮮な海鮮料理を味わえます。大きな桶にたっぷり盛り付けられた刺身がとっても贅沢。魚のフライや海鮮丼など、お好みでチョイスしましょう。席数も多く、大人数での利用もできるのが嬉しいですね。
アクアマリンふくしまの周辺宿泊施設
せっかくだから宿泊して満喫したい…なんて方も多いのではないでしょうか。アクアマリンふくしまの周辺には、宿泊施設も充実しています。
海鮮料理の宿 旅亭小瀧
情緒たっぷりの砂利道に、日本の心を感じる中庭。落ち着いた雰囲気の中で、本格的な割烹料理や温泉を楽しめます。食事のみの利用も可能。うにの貝焼きや、あわびのバターやきなどは、訪れたらぜひ味わいたい一品です。
神白温泉 国元屋
アクアマリンふくしまから、車で5分ほどの温泉旅館です。広々とした玄関を抜けると、日常の喧騒を忘れる和の空間が広がります。市場でセリ人を15年していた若旦那が仕入れる、新鮮な海の幸が自慢。水族館とセットのプランもあるので、あわせて申し込みもオススメです。
小名浜オーシャンホテル
広々とした太平洋の眺望が気持ちの良い、リゾート気分を満喫できるホテルです。観光が充実したプラン、お食事が充実したプラン、ゴルフとセットのプランと好みのプランで滞在を満喫できます。ペットと一緒に泊まれるプランもあるので、愛犬とのお出かけにいかがでしょうか。
いわき湯本温泉 ホテルパームスプリング
いわき湯本温泉の魅力を丸ごとリゾート感覚で楽しめるホテルです。いわき湯本インターまで車で5分、また、湯本駅まで車で7分と好アクセスです。大浴場が完備されたホテルなので、温泉をカジュアルに楽しめるのも魅力的。スパリゾートハワイアンズへの無料送迎もあるので、こちらも気になりますね。
いわき湯本温泉 吹の湯旅館
いわき湯本温泉の中でも一番奥の高台に位置している旅館です。天気の良い日は、最上階から海を望むこともできます。温泉の泉質は硫黄泉で、大浴場をはじめ自慢の展望大浴場、露天風呂など豊かな湯のぬくもりを存分に楽しめます。
月へと照らす海の道 ホテル花天
三崎温泉が源泉の大浴場は、小名浜の海に面した雄大なパノラマで海を臨めます。宿泊者専用の貸切風呂で、家族水入らずの時間を過ごすのもおすすめです。自家栽培の野菜を使った食事も人気で。絶景を眺めながら新鮮野菜のお料理をいただき、日の疲れを癒しましょう。
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