「G7 伊勢志摩サミット 2016」の開催も間近に迫り、日本中はもちろん、世界からも注目を集める三重県。日本最大の半島である紀伊半島の東側に位置し、豊かな自然と豊富な海山の幸、歴史文化に触れることのできる、素晴らしい場所です。
実際にどこに行けばいいの?と迷ってしまうほど見どころが豊富ですが、今回は地元三重の方におすすめの観光地を聞いてみました!大定番から知る人ぞ知る穴場まで、厳選して10か所をお届けします!
伊勢神宮
三重県伊勢市にある伊勢神宮は、言わずと知れた日本人の心のふるさと。2000年の歴史を持つ神社で、国内に限らず遠くは海外からも年間約800万人を超える人が訪れています。2015年春には、すべての神座を遷す20年に一度の「式年遷宮」も完了し、ますます人気を集めています。
伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、「皇大神宮 (内宮)」、「豊受大神宮(外宮)」をはじめとする合計125の宮社からなっています。天照大御神を祀る「皇大神宮(内宮)」を参拝する前に、衣食住や産業を司る神を祀る「豊受大神宮(外宮)」を参拝するのが古くからの習わしです。
神宮では神への感謝と国家泰平への祈念を込めた祭典が日々執り行われています。神への感謝と国の平和への祈念を込めて、舞楽などが奉納される春と秋の「神楽祭(4月下旬・9月下旬)」や、横綱の土俵入りが古式ゆかしく奉納される「神宮奉納大相撲(3月下旬〜4月上旬)」、約9,000発の花火が夜空を彩る「神宮奉納花火大会(7月中旬)」など、伊勢神宮では年間を通してさまざまな行事や催しが開催されます。
■スポット詳細
名称:伊勢神宮
住所:内宮(皇大神宮)三重県伊勢市宇治館町1
外宮(豊受大神宮)三重県伊勢市豊川町279
参拝時間:5:00〜17:00(10〜12月)
5:00〜18:00(1〜4月・9月)
5:00〜19:00(5〜8月)
公式サイト:http://www.isejingu.or.jp/index.html
おはらい町・おかげ横丁
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伊勢神宮」の「内宮」前に広がる一帯が「おはらい町」、そのほぼ中央に位置する町が「おかげ横丁」です。「伊勢神宮」が「お伊勢さん」と親しみを込めて呼ばれ、『東海道中膝栗毛』の登場人物・弥次さん喜多さんも詣でたように、人生で一度は参拝することが庶民の憧れとされていた江戸時代。「おかげ参り」が流行した頃の活気溢れる街並みが再現されています。
「おはらい町」では、宇治橋から五十鈴川に沿って800メートルほど続く石畳の通りに面して、伊勢らしい入母屋・妻入り様式の建物が並び、お土産屋さんや飲食店が軒を連ねています。もともと江戸時代には年間200〜400万人もの参宮客を迎え、神楽やおはらいでもてなしたことから「おはらい町」の呼称が定着。この町には1970年代にはここまでお店がありませんでしたが、1980年代、この地域に本店を構える老舗和菓子店「赤福」が主体となった街並み再生計画に後押しされる形で伊勢市が条例を制定しました。昔ながらの建物を守り、ときには伝統的な様式で新しく建築することもあります。そうした努力のかいあって、今の風情ある街並みが保たれています。
1993年の式年遷宮に合わせて「おかげ横丁」が完成。誰もが知っている赤福餅をはじめ、伊勢志摩の郷土料理である「てこね寿司」や「伊勢うどん」が味わえます、伝統工芸である伊賀くみひもや伊勢玩具を取り揃えているなど、個性豊かなお店が軒を連ねます。「五十鈴川郵便局」や「百五銀行」など、街並みに合わせて妻入り建築を取り入れた施設も見どころとなっています。
■スポット詳細
名称:おはらい町
住所:三重県伊勢市宇治中之切町
営業時間:店舗によって異なる
定休日:店舗によって異なる
名称:おかげ横丁
住所:伊勢市宇治中之切町52
営業時間:9:30~17:30(季節により異なる)
定休日:無休
公式サイト:http://www.okageyokocho.co.jp/
英虞湾(ともやま展望台、横山展望台)
三重県志摩市の「英虞湾」は、リアス式の入り組んだ海岸を擁する志摩半島最大の入海です。大小さまざまの島影が浮かび、真珠の養殖いかだがそこここに見られます。 555.44平方キロメートルの広さを誇る「伊勢志摩国立公園」の中心となっています。
「英虞湾」に点在する多数のビューポイントのなかでも、夕景の美しい場所として名高いのが「ともやま展望台(登茂山展望台・慕情が丘展望台)」です。「英虞湾」の東側に2つの展望台を擁し、右手に賢島、前方に間崎島、左手に前島半島を望むことができます。日没時には正面に沈む夕日を眺めることができ、絶好のサンセットポイントとしてプロアマ問わずカメラマンにも人気を集めています。広い公園になっているので、ピクニックにも最適です。
「横山展望台」は、標高203メートルの横山にある展望台です。山の稜線に設けられた3つの展望台からは、複雑に入り組んだ海岸線と、サミット会場として注目を集める賢島、入江に浮かぶ真珠いかだなど、「英虞湾」の美を一望にすることができます。
■スポット詳細
名称:ともやま展望台(登茂山展望台・慕情が丘展望台)
横山展望台
住所:三重県志摩市大王町登茂山(ともやま展望台)
三重県志摩市阿児町鵜方(横山展望台)
熊野古道伊勢路
世界遺産に登録された「熊野古道伊勢路」は、深い山と森の奥、熊野の神々の領域へと誘ってくれる参詣道です。紀伊半島南部にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)と、伊勢や大阪・和歌山、高野及び吉野とを結ぶ古い街道を総して「熊野古道」と呼び、伊勢神宮と熊野三山を結ぶ約170キロに及ぶルートが「熊野古道伊勢路」です。
なかでも、尾鷲市と紀北町にまたがる馬越峠は、江戸時代の姿を今に残す「日本一の石畳」とされるルート。木漏れ日を浴びながら神秘の森を歩くうちに、いにしえの旅人のような気分を味わえます。「熊野古道伊勢路」には、「馬越一里塚」や「夜泣き地蔵」などの史跡も多数残っており、いにしえの旅人に想いを馳せるのに絶好のポイントとなっています。
また、熊野本宮大社から速玉(はやたま)大社への参拝客を船で運んだ川の参詣ルートも、世界初の「川の世界遺産」としてユネスコに登録されていることにも注目。「暴れ川」と呼ばれて恐れられた熊野川の急流を進む伝統の川舟「三反帆(さんだんぽ)」は、3枚の帆を掲げて風を捉えながら進みます。「熊野川体感塾」では三反帆による川下りを体験でき、雄大な景色と鳥のさえずりを楽しみながら、川の旅を堪能することができます。
■スポット詳細
名称:熊野古道伊勢路
住所:三重県尾鷲市向井12-4(三重県立 熊野古道センター)
営業時間: 9:00〜17:00
定休日:年末年始
伊賀流忍者博物館
「伊賀流忍者博物館」は、三重県伊賀市上野丸之内にある忍者をテーマとした博物館です。伊賀流忍者の活躍とそのノウハウを、今に伝える貴重な展示がなされています。
「どんでん返し」「抜け道」「隠し戸」「刀隠し」などの仕掛けやからくりを備えた忍者屋敷を、くのいち(女忍者)の案内で楽しめるほか、伊賀流忍者が伊賀上野城に忍び込む様子を通して、忍術のイロハを体験することも可能。「伊賀忍者特殊軍団 阿修羅」による、実際に使われていた忍具を使った迫力満点の忍術ショーなども楽しめます。
■スポット詳細
名称:伊賀流忍者博物館
住所:三重県伊賀市上野丸之内117
営業時間:9:00〜17:00(最終入館は16:30まで)
定休日:12/29〜1/1
公式サイト:http://www.iganinja.jp/
なばなの里
三重県桑名市にある「なばなの里」は、ナガシマリゾートの一部である植物園です。日本最大級・13,000坪の規模を誇る「花ひろば」や、早春には約330本のしだれ梅が咲き誇る「梅園」、9,000平方メートルの大温室「ベゴニアガーデン」などがあります。
春にはチューリップやバラ、夏にはあじさい、花しょうぶ、秋にはコスモスやダリアなど、一年を通じて季節の花々が楽しめる「なばなの里」。園内には和洋中揃った8つのレストランや日帰り温泉「里の湯」、東海地区最大の「花市場」などがあり、1日ゆっくり楽しむことができます。10月下旬から5月の連休までは、国内最大級のイルミネーションイベントも開催されており、多くの人々が訪れています。
■スポット詳細
名称:なばなの里
住所:三重県桑名市長島町駒江漆畑270
営業時間: 9:00〜22:00(季節・施設によって異なる)
休業日:2016年7月11日(月)~7月15日(金)
公式サイト:http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/index.html/
鈴鹿サーキット
「鈴鹿サーキット」は、三重県鈴鹿市にある国際レーシングコースと、それを中心としたレジャー施設です。F1グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなど、多数のビッグレースが開催され、日本有数のサーキットとして不動の地位を築いています。
世界的にも珍しい8の字形のレーシングコースの周辺には、のりものをテーマとした遊園地「モートピア」やプール施設「アクア・アドベンチャー」のほか、「天然温泉クア・ガーデン」「鈴鹿サーキットホテル」、オートキャンプ場やボウリング場、テニス場などもあり、大人から子どもまで、休日を楽しむには最適のスポットです。
■スポット詳細
名称:鈴鹿サーキット
住所:三重県鈴鹿市稲生町7992
営業時間:施設により異なる
定休日:施設により異なる
公式サイト:http://www.suzukacircuit.jp/
志摩自然学校のウォーターボール体験
志摩の里海をフィールドに、さまざまな自然体験を提供している「志摩自然学校」。シーカヤックやスノーケリング、パドルボードなど、英虞湾の自然を満喫できる、多彩なアクティビティが楽しめます。
なかでもおすすめなのが、直径2.5メートルのビニール製ボールに入って浮遊体験を楽しむ「NWWAウォーターボール(R) de 自然体験」。1つのボールに2〜3人が入り、動力船に引かれて湾内をクルーズしながら、水中観察や記念撮影を行います。3歳のお子さまから体験可能なので、ファミリーからカップル、お友だち同士のグループまで、幅広く楽しめるのも魅力です。
■スポット詳細
名称:志摩自然学校
住所:三重県志摩市大王町波切2199ともやま公園内
営業時間: 9:00〜17:00
定休日:不定休
公式サイト:http://www.shima-sg.com/
木津呂集落
三重県熊野市の「木津呂」は、北山川の蛇行によって生まれた、不思議なUFO型の集落です。その珍しい地形からTV番組などでも紹介され、注目を集めています。「木津呂村」という集落の周囲を川と砂州がぐるりと取り囲み、幻想的な円形村を形成しています。
人目をひくこの珍景は、風水的にもパワースポットとされ、近年多くの観光客を集めています。集落を取り囲む川を境に三重県と和歌山県に分かれますが、ビューポイントとして最高なのは、和歌山県側の島津という場所。天然記念物にも指定されている森の中を、徒歩で2〜3時間進むルートになります。ハードな山登りとなり、ガイドツアーに参加するのがおすすめです。
■スポット詳細
名称:木津呂集落
住所:三重県熊野市紀和町木津呂99
鬼ヶ城
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、2004年にユネスコの世界遺産にも登録された鬼ヶ城。荒々しい熊野灘の波に削られた、海蝕洞が続く大岸壁です。鳥のくちばしのように尖った岩が入口に下がる洞窟は、自然のなせる不思議な景観を生み出しています。なかでも、東口にある千畳敷は、「鬼ヶ城」一番の見どころとして、多数の観光客が訪れます。
昼間の表情も興味深いものですが、おすすめはなんといっても夜。一切の灯りが視界に入らないこの場所では、洞窟内に響く波の音を聞きながら、満点の星空を眺めることができるのです。市街地からも遠くなく、海抜0メートルでありながら、手軽に楽しめる星空スポットの穴場として、ぜひ訪れたい場所です。
■スポット詳細
名称:鬼ヶ城
住所:三重県熊野市 木本町1835-7(鬼ヶ城センター)
公式サイト:http://onigajyo.mie.jp/
提供:三重県
画像提供:三重県観光連盟(©観光三重の記載があるもの) https://www.kankomie.or.jp/
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