福知山・綾部 観光21選!歴史ロマンを感じる街歩き。〔PR〕

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綾部・福知山エリアは京都・大阪と日本海を結ぶ由良川水運の港であり、北近畿の玄関口でもある福知山。古くから商取引などが行われ、交通の要所として栄えました。明智光秀ゆかりの地でもあり、今も歴史を感じさせる福知山の見どころを、隣接する綾部と合わせてご紹介します。

京都府の真ん中に位置する
綾部でレトロを感じる旅

 綾部市は京都府のほぼ中心に位置するまちです。古くはすぐれた織物の技術をもつ漢氏(あやうじ)が支配した部(べ、地域の行政の分け方)だったことが地名の由来となっています。江戸時代初期までは現在の字ではなく、「漢部」と記されていました。製糸にかかわる歴史はこの地で脈々と続き、明治時代には繊維メーカーのグンゼがこの地で創業しました。歴史と文化を体験できる綾部のおすすめスポットをご紹介します。

 

グンゼ博物苑

 下着や繊維製品のメーカーとして日本のみならず、世界的に有名なグンゼ。明治29年(1896年)に綾部で創業し、今も本社や工場があります。グンゼ博物苑は、1996年に創立100周年を記念して開園しました。日本の製糸業を牽引してきたグンゼに関係のある桑の品種を集めた庭園や、歴史的な建物、機械、資料を集めた産業技術的な資料館になっています。2016年には創立120周年を記念して展示蔵を創業蔵、現代蔵、未来蔵にリニューアルし、より歴史をわかりやすく実感できるようになりました。

 

綾部バラ園

 綾部バラ園はグンゼ博物苑と同じ「あやべグンゼスクエア」内にあります。バラを愛するボランティアによる石並べや土壌づくりなどからはじまり、バラの植栽や手入れまで行われています。市民の手作りによるバラ園ですが、バラの時期に咲き誇る花々は見事のひとこと。5月中旬から約6週間と、10月下旬から約6週間バラまつりが開催され、アーチ状のゲートに咲くツルバラなど、約120種類1,200本のバラが美しい姿を見せてくれます。

 

あやべ特産館

 「あやべグンゼスクエア」の敷地内にあるあやべ特産館。木のあたたかみを活かした館内には、綾部の地元野菜や農産物加工品、地酒などの食品や、民芸品や工芸品などさまざまな商品が並びます。また、綾部産の品質の高いお茶をスイーツとともに楽しめる「綾茶café」も併設。観光情報ステーションもあり、綾部観光の拠点となるスポットです。

 

大本神苑

 明治25年(1892年)に綾部で開教した宗教法人大本の神苑です。広大な敷地内には20世紀最大の木造建築や国の登録有形文化財に指定されている壮大な神殿などがあり、スケールの大きさに驚きます。300年以上前のものと伝わる丹波地方最古の農家建物「木の花庵」も敷地内にあり、当時の人々の暮らしを垣間見ることができます。

 

安国寺

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 足利幕府を開いた足利尊氏が出生した地とも伝わる安国寺。境内には産湯としてつかった井戸や、尊氏と母・上杉清子の墓も残されています。安産、子授け、開運のご利益があり参拝者が絶えません。重要文化財にも指定されている平安時代の木像地蔵菩薩半跏像などが寺院に伝わっており、綾部の歴史を知る上でも重要なスポットです。紅葉の寺としても知られ、秋には境内が美しく彩られます。11月中旬には「安国寺もみじ祭り」が開催され、多くの人で賑わいます。

 

光明寺二王門

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 光明寺二王門は、京都府北部の建造物では唯一国宝に指定されています。宝治2年(1248年)に建立されたとされています。門の屋根は全国的にも珍しい、薄板の栩(とち)の木材を用いて葺かれる栩葺です。二王門がある光明寺は、聖徳太子が創建したと伝わっています。

明智光秀が築いたまち、
福知山

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 福知山には少なくとも縄文時代のはじめから人が住んでいたと伝わります。日本海と内陸を結ぶ交通の要所として、多くの人が行き交っていました。天正7年(1579)年ごろ、織田信長の命を受けた明智光秀は丹波を平定します。その際に西国攻略への最前線の拠点として、もともと横山城と呼ばれていた山城を改築して福知山城とします。この際に地名も「福智山」と改められ、何もなかった河原に城下町をつくっていきます。

 由良川の治水対策を行い、楽市楽座を設けるなどさまざまな政策により、福知山は飛躍的に発展します。これが現在の福知山の礎となっていることから、明智光秀は「良君」としていまも福知山の人々に慕われています。本能寺の変で織田信長を討った謀反人というイメージが強い明智光秀ですが、福知山の地では彼の違う一面に触れることができます。

いまでも城下町としての佇まいを残す福知山。ゆっくりとめぐりたいおすすめのスポットをご紹介します。

時の流れを肌で感じる、
福知山の歴史スポット

福知山城

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 福知山の街を見下ろす高台にある、福知山のシンボルともいえる福知山城。天正7年(1579年)ごろ、織田信長の命を受けてこの地を平定した明智光秀が山城を改築して近世城郭を築城しました。天守閣からは城下町と、明智光秀が治水工事を行った由良川を望めます。明治時代になると福知山城は廃城となり大部分が取り壊されましたが、昭和61年に再建されました。現在では天守閣内部は郷土資料館になっています。石垣は築城当初の面影を残しています。自然の石をそのまま用いた「野面積み」「乱石積み」「穴太積み」などと呼ばれる技法で豪快に積まれています。石垣の中にハートの石があり、見つけたらいいことがあるかもしれません。

 

御霊神社

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 もともと五穀豊穣商売繁昌の神として宇賀御霊大神を祀っていた御霊神社。ここに明智光秀が合祀されて御霊神社と称されるようになりました。織田信長を討った逆賊として世間一般的には考えられている明智光秀ですが、ここ福知山では治水工事を行い、町の繁栄の礎を築くなどの善政を行ったため、領民は明智光秀を良君として讃えています。御神体として光秀公の真筆「和久左衛門太夫長利追及下知状」が納められています。また、軍での規律を定めた「明智光秀家中軍法」なども残されています。毎年秋には江戸時代から続く光秀公を偲ぶ「御霊大祭」が行われます。

 

鋳物師町・寺町・下柳町(古い町並み)

 福知山の城下には城の西に武家屋敷、北に町家、周辺に寺院が集まるという区分けになっていて、今でも鋳物師町や寺町、呉服町など往時の地名が残っています。特に城の北側には、旧城下町の碁盤状の町割りがそのままになっていて、街道の幅なども当時の様子を偲ばせます。街道沿いには間口の広い昔ながらの建物も数多く見られます。

 

福知山鉄道館ポッポランド

 鉄道ファン必見のスポット、福知山鉄道館ポッポランド。新町商店街のアーケード街にあります。福知山駅周辺の150分の1のNゲージの模型は再現度が高く、模型好きでなくても思わずじっくり見てしまいたくなる出来栄えです。蒸気機関車C5856号の実物や、C5793号の動輪の展示もあります。また、1923年から約50年間福知山市~大江町間の運行を続けた北丹鉄道に関する資料も。不定期ですがミニ新幹線の運行もあるので、子ども連れのファミリーも楽しめます。

神の力が宿る
パワースポット

 福知山はかつて丹後の国と呼ばれ、昔から神との距離が近かった場所です。特に天照大神の御神体を祀っていた神社は、その後伊勢神宮に天照大神が鎮座したことから「元伊勢」の名で呼ばれています。丹後の自然と調和するような、静謐な雰囲気を感じさせる神社には、神の力が満ちているよう。ここでは福知山のパワースポットをご紹介します。

 

元伊勢内宮皇大神社

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 第10代崇神天皇の時代にここに天照大神の神鏡を4年間祀っていたと伝わっています。その後神鏡は全国を転々とした後、54年後に三重県の伊勢神宮に正式に鎮座しました。このことから、伊勢神宮の元、「元伊勢」と言われるようになりました。杉の古木が立ち並ぶ参道の先に本殿があり、本殿のそばには樹齢2,000年とされる御神木「龍燈の杉」があります。森のなかにぽっかりと開いたようにも見える壮大な本殿は、まさに神が鎮座するのにふさわしい風格を備えています。本殿は2社の脇宮と83の小宮で囲まれています。本殿の前の黒木の鳥居は樹皮がついたままの原初的な様式です。この鳥居は全国でもここと京都嵯峨野の野々宮神社のみです。

 

元伊勢外宮豊受大神社

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 丹後地方に天下ったと伝わる農業の神、豊受大神を祀る神社です。本殿のそばには「龍燈の杉」があり、節分に龍が火を灯すという言い伝えがあります。内宮同様、原始的な黒木の鳥居があり、境内は静謐な空気に満ちています。

 

天岩戸神社

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 川向こうのピラミッド型の岩戸山(日室ヶ嶽)を御神体山とする神社です。神々が座したと言われる「御座石(みくらいし)」などの奇岩と清流がみられる静かな渓谷に鎮座しています。周囲は神域とされ、足を踏み入れてはならない場所です。元伊勢内宮皇大神社からの参道の途中にこの神社を望む遥拝所があります。頭上を見上げれば周囲のうっそうとした原生林に包まれ、人間の世界から隔絶された神の域に近づく気分を味わえます。この天岩戸神社と元伊勢内宮皇大神社、元伊勢外宮豊受大神社を合わせて「元伊勢三社」と呼びます。

 

大原神社

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 仁寿2年(852年)に創建されたと伝わる大原神社は、古くから安産の神様として多くの人の信仰を集めてきました。神社の前の清流のほとりには、古来から残されている「産屋」があります。

 臨月を迎えた妊婦が7日7晩産屋にこもり出産するという風習で、大正初期まで続きました。現在の本殿は寛政8年(1796年)に再建されたもので、拝殿唐破風の「龍の丸堀り」など今にも飛び出してきそうな見事な彫刻も見どころです。今でも安産と子どもの健康を祈ってたくさんの人が祈願に訪れます。

一度は訪れたい
絶景スポット

 自然ゆたかな福知山には、一度は見ておきたい絶景スポットがあります。神の世界につながるような絶景、紅葉やあじさいの名所など抑えておきたいスポットをご紹介します。

 

日室ヶ嶽

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 元伊勢内宮皇大神社、天岩戸神社の御神体でもある日室ヶ嶽。最初に天から天照大神が降臨した山として古代より神聖視されており、人が立ち入ることのできない禁足地になっています。三角の山の形から、古代のピラミッドという説もあります。元伊勢内宮皇大神社から天岩戸神社に向かう途中に遥拝所があります。この遥拝所から日室ヶ嶽に拝礼すれば必ず願いが叶う、「一願成就」の伝説が語り継がれています。夏至の日に伊勢の夫婦岩の間から昇った太陽がこの山の山頂に沈みます。 

 

大江山の雲海

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 京の都と丹後をつなぐ街道の最難所として、古くから畏怖されてきた大江山。ここには多くの鬼伝説が残っています。山の8合目の鬼嶽稲荷神社(おにたけいなりじんじゃ)からは、10月下旬から12月にかけて雲海が広がる絶景を望めます。神の世界に来たような幻想的な光景は、一度見ておきたい絶景です。

 

觀音寺

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 「関西花の寺第一番札所」に指定されている觀音寺。毎年6月から7月には境内の約100種、1万株のあじさいが咲き誇り、美しい姿を見せてくれる関西最古のあじさい寺です。霊仏観世音菩薩を祀っており、丹波地方の観音信仰の中心となった名刹でもあります。あじさいのほか、晩秋には紅葉、立春の頃には蝋梅も楽しめ、年間を通して多くの参拝客で賑わいます。

 

長安寺

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 「丹波のもみじ寺」の名でも親しまれる長安寺。紅葉の時期は境内が燃えるような赤に染まり、多くの人で賑わいます。創建は古く飛鳥時代にさかのぼり、聖徳太子の実弟・麻呂子親王の勅命によるものと伝わります。丹波最古の薬師如来像を安置しています。毎年11月の第2日曜日には「長安寺紅葉まつり」が開催されます。

実は名店ぞろい!
福知山で食べたいラーメン

 福知山は実は隠れたラーメン激戦区!福知山に行ったら絶対に食べたいラーメン店を厳選してご紹介します。

 

とん吉

 福知山随一の人気店、とん吉。豚骨のみで作る超濃厚スープにはファンが多く、開店前から行列ができるほどの人気です。ラーメンのメニューはとんこつ、しょうゆ、とんこつとしょうゆのミックスの3種類。昼のみ営業、土日祝休みとハードルが高いですが、市外からもわざわざ食べに来る人も多い名店です。

 

ふくちあん 本店

 活気あふれる店内と豊富な種類のメニューで、福知山で人気のラーメン店です。名物のふくちあんラーメンには、とろとろのトロチャーシューとやわらかバラチャーシューの2種類のチャーシューが入っています。濃厚だけどくせになる味とリーズナブルさも魅力です。大阪にも「ふくちぁん」というラーメン店がありますがこことは別物です。

 

ソミーズ

 ソミーズは福知山駅正面通り商店街の中にあります。外観はアメリカンダイナーのような、とてもラーメン屋には見えない店構えで、店内にもマスターのこだわりの世界観が詰まっています。「しょうゆ」などオーソドックスなラーメンをはじめ、人気の「柚子香る塩ラーメン」や「濃厚煮干し」、「ベジポタ」「ブラウンシュガー」などの個性的なメニューもあり、他のラーメン屋とは一線を画しています。タイミングによっては行列ができることもある人気店です。

 

 いかがでしたか? 京都駅からも大阪駅からも、アクセスのいい綾部・福知山エリアは、歴史ある街並みのすぐそばに豊かな自然が広がる場所。週末のおでかけにもってこいの場所です。

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