京都府・嵐山にある旅館「星のや京都」では、2020年9月26日(日)〜10月4日(日)、10月25日(日)~11月2日(月)の期間、月夜を楽しむアクティビティ「奥嵐山の月明かり舟」を開催。月の名所・嵐山で平安貴族さながらに屋形舟から月を愛でることで、日常を離れて秋の夜を過ごすことができますよ♪
屋形舟「翡翠」に乗って月夜を楽しむアクティビティ
秋の夜長を静かに過ごしたい。そんな方におすすめなのが「奥嵐山の月明かり舟」。今年9月に完成した星のや京都専用の屋形舟「翡翠」に乗って施設の横を流れる大堰川を進み、月夜を楽しむアクティビティです。
古くから親しまれてきた嵐山の月夜の風景を眺め、日々の生活を離れてゆっくりとした時間を過ごしてほしいという施設の思いから、このイベントは企画されました。イベントの背景には嵐山の歴史が含まれており、例えば平安時代、嵐山では貴族たちが舟の上で和歌を詠んだり管弦を楽しんだりしていたといわれています*1。
また、大堰川にかかる「渡月橋」は、鎌倉時代に亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る(曇りのない夜空に、満月が橋を渡っていくようだ)」と述べたことが名前の由来とされています*2。
このように、嵐山の歴史をアクティビティを通じて感じられるのも魅力の一つ。さらに1日1組限定なので、周りを気にせずゆったり過ごすことができます。
*1:歴史物語『大鏡』「三舟の才」、*2:京都新聞社(1982)「京都情報百科」
【ポイント1】月光に浮き立つ山影の間を静かに進む
日中は観光客でにぎわい、多くの屋形舟が行き交う大堰川。しかし夜の姿は一変、船は「奥嵐山の月明かり舟」のみで、静かな雰囲気を味わうことができます。また嵐山は景観保護のため建物が少なく、街の灯りは山々に遮られて届かないため、月明りだけが渓谷に差し込む場所です。澄んだ夜空と月光に浮き立つ山影を眺めながら、秋の夜をロマンチックに過ごしてみては?
【ポイント2】月明りの下、嵐山にゆかりのある月見酒はいかが?
嬉しいポイントはなんと言っても屋形舟の中で味わえる「月見酒」。お酒は「月賞(げっしょう)」という日本酒で、京都市嵯峨地域で栽培された酒米「祝(いわい)」でつくられた純米大吟醸酒です。月賞という名前は、平安貴族がこの地で月を鑑賞しながら酒を酌み交わしていたことが由来。当時、盃の酒に月を映して楽しんでいたことにちなみ、星のやの紋である月と星の蒔絵をほどこした盃でいただきます。
「奥嵐山の月明かり舟」におけるコロナ対策
・2メートルのソーシャルディスタンスを保つため、1日1組限定(最大4名)にて開催。
・検温によりゲストの健康状態を把握。 発熱等が認められた場合には、参加できない場合があります。
・アイテムは適切に消毒したものを使用し、屋形舟には手指消毒用アルコールを用意。
・同行するスタッフはマスクを着用します。また、健康・衛生管理を徹底。
衛生管理
星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、ゲストの健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っています。
・チェックイン時の検温実施 ・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ
・館内各所に除菌用アルコールを設置
・全客室に手指消毒用アルコールを設置
・レストラン入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施
・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄
・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置
・館内での接客業務の際にマスクを着用
・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)
3密回避 密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っています。
・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる3密の見える化サービス実施(一部)
・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制
・レストランの混雑状況を管理し、入店時間の分散化
・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施
・客室でのチェックイン対応(星のや・界)
開催概要
イベント名称:「奥嵐山の月明かり舟」
開催期間:2020年9月26日(日)〜10月4日(日)、10月25日(日)〜11月2日(月)
開始時間:19:00~20:10(40分間の周遊)
*月の高度に合わせて変わります。
料金:1組 53,000円(税・サービス料・宿泊料別)
含まれるもの:屋形舟「翡翠」での月鑑賞、日本酒、おつまみ
乗降場所:星のや京都
対象:宿泊者限定 定員:1日1組(1~4名)
※天候により開催できないことがあります。天候や月の満ち欠けにより、月が見られない場合があります。
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