静岡県南端に位置する「熱海」。都内から1時間ほどで遊びに行ける場所でありながら、日帰りで子連れにも女子旅にもデートにもどんなシチュエーションでも楽しめると人気の観光地です。温泉でゆっくりリラックスできたり、リゾート気分が味わえたりと非日常を感じられるのも熱海の魅力。インスタ映えするスポットや子供が楽しめる遊び場も満載です。今回はそんな熱海のおすすめ観光スポットをご紹介します。
熱海へのアクセス
新幹線
東京から熱海へはJR東海道新幹線「ひかり」で35分、「こだま」で50分です。名古屋からはひかりで1時間30分、こだまで2時間。大阪からはひかりで2時間15分、こだま3時間10分となっています。
車
東京からは約1時間30分、名古屋からは約3時間30分、大阪からは約5時間30分で到着します。
1年中花火大会が楽しめる!「熱海海上花火大会」
夏だけではなく、年間通して開催されている熱海名物「熱海海上花火大会」。特に冬に行われる花火はクリスマスイブ前にも開催され、カップルに人気です。注目はなんといってもフィナーレに打ち上がる「大空中ナイアガラ」。幅約1,000mにわたって打ち上がり、昼のように明るく輝きます。また、会場である熱海湾が3面の山にすり鉢状に囲まれており、海で上げる花火の音が反響するため、音響効果もダイナミックです。サンビーチ海水浴場~熱海港まで海岸線一帯で観覧することができます。
熱海の定番スポット
熱海にきたらここは絶対に訪れたい!というおすすめスポットを紹介します。リゾートのような雰囲気が楽しめる「熱海サンビーチ」や来福、縁起の神様として知られている「來宮神社」をはじめ、絶景を楽しめる「熱海ロープウェイ」や「熱海城」など多様なジャンルのスポットがあり、たくさんの観光客に愛されています。どんな年代の方でも楽しめること間違いなしです。
熱海サンビーチ
熱海でもっとも多くの人が訪れる海水浴場と言っても過言ではない「熱海サンビーチ」。青い海、白い砂浜に加え、ヤシの木と後ろに並ぶホテル群は高級リゾートのような雰囲気が漂っています。世界的な照明デザイナー、石井幹子氏が手掛けた「サンビーチライトアップ」が毎晩実施されています。光で波も白く煌めくほか、遊歩道は「海ほたる」を連想させる3色が照らされ、ヤシの木もライトアップされるため、昼と夜で違った楽しみ方ができます。
熱海梅園
日本一の早咲き梅と日本一遅い紅葉をみられる「熱海梅園」。60品種・469本の梅、紅葉樹も380本と自然の美しさを堪能できるスポットで、春は梅、夏は新緑、秋は紅葉と季節によって違った景観が楽しめます。熱海梅園梅まつりでは早咲き、中咲き、遅咲きと順番に咲いていく1月~3月に行われ、園内に足湯や飲食の出店やお土産屋さんがオープン。また、10〜11月に行われる熱海梅園もみじまつりでは夜にライトアップも行われます。
來宮神社
来福、縁起の神様として知られ、古くから信仰されている「來宮神社」。本殿横の御神木「大楠」は全国2位の巨樹で幹の太さ約24mを誇る国の天然記念物。こちらには「健康長寿」「心願成就」の御神徳があり、幹を一周回ると寿命が一年延命するという伝説も。また、夜の注目はthe Kodama Projectとして來宮神社の境内と大楠周辺にライトアップが行われています。杜の草木に宿る木霊(こだま)を約140個の明かりで表現しており、幻想的な空間を楽しむことができます。
熱海ロープウェイ
日本一短いロープウェイである「熱海ロープウェイ」。山麓駅から八幡山山頂駅まで約3分間の空中散歩が楽しめます。山頂からは三浦半島、初島、伊豆大島などが望め、夜には100万ドルの夜景が見られるスポットです。あいじょう岬展望台うみそらテラスでは、2段のデッキとテラスがあり、上段は座りながらゆったりパノラマ絶景を楽しむことがます。下段はフェンスの向こうは海という見晴らしの良さです。また、あいじょうモニュメントは恋人たちのメモリースポットということもあり人気。徒歩数分の所に「熱海秘宝館」「熱海城」「トリックアート迷宮館」といった観光スポットもあるため、合わせて楽しむのもおすすめです。
伊豆山神社
伊豆という地名のもととなった神社である「伊豆山神社」。参道は837段の階段になっているため、本殿近くのバス停で降り、参拝をする参拝者が多いです。この神社は源頼朝や徳川家康も参拝に訪れたとされており、「強運・天下取り」の神社です。現在では源頼朝と北条政子が逢瀬を重ねた場所であることから縁結びの神様としても人気のスポット。源頼朝と北条政子にゆかりがある「腰掛石」にカップルや夫婦で座ってみるのもおすすめです。
熱海城
海抜160mの天守閣からは熱海市街、初島、大島、伊豆半島が見え、パノラマ絶景が楽しめると人気の「熱海城」。海抜120mの所には足湯もあり、絶景とお城が楽しめます。また、春は桜が咲き誇り、夏は天守閣から花火大会を見物できるのも人気です。城内には鎧や刀などの展示をはじめ、殿の衣装が着られる仮想写真館もあり、江戸時代にタイムスリップしたような感覚が味わえます。さらに、敷地内の別館には「熱海トリックアート迷宮館」もあるため、合わせて訪れるのがおすすめです。
走り湯
約1,300年前に発見された伊豆山温泉の「走り湯」。鎌倉時代の正史「吾妻鏡」には、愛媛の道後温泉・兵庫の有馬温泉と並び、日本三大古泉とされています。日本でも珍しい横穴式源泉で、山中から湧き出した湯が海岸へと走り落ちることから「走り湯」と名付けられました。現在も奥行5mの洞窟から、70度の湯が一日7,000トンも湧き出ています。また、近くには源泉を引いた足湯も。少し高い所にあるため、絶景を楽しみながら足湯を楽しめます。
デートや女子旅で訪れたいスポット
熱海にはデートや女子旅に最適なインスタ映えするスポットが満載。特に「ACAO FOREST」は若者に人気の写真スポットが多数あります。他にも恋人の聖地「渚親水公園・ムーンテラス」、「花子とアン」のロケ地として使われた「起雲閣」、日本最大のマッピングされた万華鏡が話題の「MOA美術館」と印象深い思い出に残ること間違いなしです。
ACAO FOREST
海を見下ろす丘陵地に、 13種類のテーマガーデンから構成される「ACAO FOREST」。園内にあるカフェ「COEDA HOUSE」は日本を代表する建築家・隈研吾氏が手掛けており、自家製ハーブシロップを使ったオリジナルドリンクやスイーツが人気です。
また、インスタ映えスポットとしても人気。熱海の海とともに撮ることができる白いお家、空飛ぶブランコは行列ができるほど。女子旅で訪れてみてはいかがでしょうか。
渚親水公園・ムーンテラス
熱海サンビーチの南に位置する渚親水公園。熱海市がイタリアの港町「サンレモ」と姉妹都市かつ地形と街並みが似ていることから地中海のリゾートをモチーフにしています。ムーンテラスの先端には恋人たちが愛を誓い合うモニュメントがあることから「恋人の聖地」に認定。また、夜にはライトアアップが行われるため、さらに盛り上がる事間違いなし。サンビーチで遊んだ後、ぜひカップルで立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
起雲閣
2014年に放送されたNHKの朝ドラ「花子とアン」のロケ地として使われた「起雲閣」。1919年に別荘として築かれ、「熱海三大別荘」と称された別荘が基となっています。1947には、旅館となり、太宰治や山本有三などの日本を代表する文豪たちも訪れていました。現在は熱海市指定有形文化財となり、一般公開されています。大正・昭和を感じさせるロマンが詰まっており、日本家屋の美しさとローマ風浴室など世界の装飾が融合されている「起雲閣」。熱海観光のお供にいかがでしょうか。
MOA美術館
「至高の光り 至高の場」を空間コンセプトに2017年リニューアルオープンした「MOA美術館」。美しい熱海の海が一望できるため、海の見える美術館とも言われています。尾形光琳の最高傑作である国宝「紅白梅図屏風」など東洋美術の絵画・書跡・工芸を約3,500点を収蔵・展示。特に人気なのが直径約20m、高さ約10mの巨大なドーム型の円形ホール。日本最大のマッピングされた万華鏡で、思わず写真を撮ってしまう事間違いなしです。
家族で訪れたい自然を楽しめるスポット
熱海は家族旅行で訪れるのもおすすめの観光地。子供が一年中楽しめるスポットが数多くあります。「熱海遊覧船SANREMO」「熱海港釣り施設」では海や魚が楽しめ、「姫の沢公園」「熱海峠パラグライダー」「伊豆丹那の酪農王国 オラッチェ」では自然豊かな熱海を満喫できます。さらに熱海城に併設されている「熱海トリックアート迷宮館」では子供が夢中になること間違いなしのトリックアートが多数展示されています。
姫の沢公園
「日本の都市公園100選」に指定されている「姫の沢公園」。山の斜面に約3キロのアスレチックコースやハイキングコースが整備されている上にバーベキューなどもできるため、家族で一日楽しめるスポットです。広大な敷地内には約600種類もの植物が植えられており、四季折々の景観が楽しめます。特におすすめ時期は約6万本のツツジが咲く4月中旬から5月頃。自然を存分に満喫しに訪れてみてはいかがでしょうか。
熱海遊覧船SANREMO
熱海の姉妹都市であるイタリアの港町「サンレモ」にちなんで命名された「熱海遊覧船SANREMO」。親水公園第三桟橋から出航し、熱海湾を約30分遊覧できます。サンレモには海中展望台が設置されているため、海中も見る事が可能。水族館とは違い、海を生きる魚がみられるため、わくわくが止まりません。また、カモメの餌付けも人気なため、終始楽しめること間違いなしです。
熱海峠パラグライダー
関東近県で最も高低差がある日本有数のパラグライダーエリアとして知られる「熱海峠パラグライダー」。未経験者でも高度1000メートル以上のパラグライダーを体験することができます。フライト中は富士山、相模湾、駿河湾が見られる上に、高画質上空撮影カメラを無料貸し出ししてくれるため、思い出を記録することができます。子供専用機材もあるため、家族で挑戦するのもおすすめ、一人旅も大歓迎しています。
戸田幸四郎絵本美術館
「自然との共生」をテーマにした戸田幸四郎絵本美術館。「日本の知育絵本の草分け」と言われている絵本作家、戸田幸四郎が建物、内装、庭、カフェと全て自身でデザインしています。代表作「あいうえおえほん」や太宰治の「走れメロス」を絵本にした作品などたくさんの名作絵本や原画の展示を鑑賞可能。また、庭では貸し出し用の絵本を読むことができるため、青空の元でゆったりと絵本を読む贅沢な時間を過ごせます。
伊豆丹那の酪農王国 オラッチェ
自然と思う存分触れ合いたいのなら「伊豆丹那の酪農王国 オラッチェ」。ロバ、うさぎ、羊やヤギなどたくさんの動物と触れ合え、餌やり体験も可能です。また、畑での収穫体験、乳搾り体験、バター作りやアイス作りなど体験も充実。家族の旅行の思い出になる事間違いなしです。入園無料なため、気軽に訪れることができるのも魅力。ドッグランがあったり、レストランではワンちゃんと一緒に食事を楽しむこともできるため、ペットと一緒に訪れるのもおすすめです。
熱海港釣り施設
熱海の景色を眺めながら釣りができる「熱海港釣り施設」。全長300m近くある大型の堤防です。春はウミタナゴ、メバル、シロギス、メジナ、アオリイカ、アカイカ、ウルメイワシなど、冬はメジナ、カサゴ、トウゴローイワシ、カワハギ、メバルなどが様々な青物を釣ることができます。初心者でもスタッフに指導してもらえたり、竿の貸し出し、餌のセットの販売も行なっているため、気軽に釣りを楽しめるおすすめスポットです。
熱海トリックアート迷宮館
熱海城の敷地内の別館にある「熱海トリックアート迷宮館」。ジョーズ、ペンギン、ゴリラ、恐竜など、人間の錯覚を利用したトリックアートが多数展示されています。錯覚で巨人になったり小人になったり、サメに食べられたり、生き物が飛び出してきたり、穴に落ちたりなどさまざまな体験ができ、子供も大人も夢中になること間違いなし。全て写真撮影可能なため、ぜひ写真を撮ってお楽しみください。
熱海から少し足を伸ばして行きたい!初島
首都圏から最も近い離島と言われている「初島」。初島にはまず、JR熱海駅から7番乗り場「熱海港・後楽園行き」のバスで15分ほどの「熱海港」に向かいます。熱海港から「イルドバカンスプレミア」「イルドバカンス3世号」という2種類のフェリーで30分ほどで到着。フェリーの往復券の他にも初島内のアクティビティチケットとセットになったチケットもあります。アクティビティを楽しみながら温泉でリラックスでき、リゾートを満喫することができます。
初島アイランドリゾート
初島のメイン観光スポットである「初島アイランドリゾート」。本格的なアスレチック「SARUTOBI」、アドベンチャーアイランド「VOTAN」、南国植物をみながらドリンクやハンモックが楽しめる「アジアンガーデンR-Asia」、海岸線ギリギリに作られた露店風呂「海泉浴 島の湯」などバラエティに富んだ様々な施設が豊富です。初島アイランドリゾート内で思いっきり遊んだ後にゆっくりリラックス出来るため、子供も大人も一日中過ごせるスポットとなっています。
初島灯台
「日本で15番目の登れる灯台」として2007年にリニューアルオープンした「初島灯台」。国内の灯台では唯一、外側に螺旋階段が設置されています。また、灯台資料展示館では3Dパノラマビュー、初島の歴史、灯台の仕組みなどの展示が見られるため、子供と一緒に学ぶのもおすすめです。晴れた日は伊豆大島など伊豆七島の中の五島や熱海・伊東・湯河原・小田原・江ノ島など絶景を見られるスポットとして人気となっています。
熱海駅前での食べ歩きスポット
熱海駅から徒歩5分以内の駅近エリアには食べ歩きに最適なスイーツ店が満載。定番の温泉まんじゅう「利久」からキュービック状のシュークリームが話題の「熱海スクエアシュークリーム」、牛乳瓶のようなレトロな形が人気の「熱海プリン」、インスタ映えすると話題の「いちごボンボンベリー熱海ハウス」など見た目も可愛く、味も抜群の心が踊るような逸品たちを食べ歩きしてみてはいかがでしょうか。
利久
「湯の街」熱海名物の温泉まんじゅうを販売する「利久」。熱海駅前の平和通りアーケード街に位置し、アクセスも抜群です。「コクがあり、味がある、皮は柔らかくふわふわである」というこだわりをもつおまんじゅうは40年以上の伝統があり、地元の人からも愛されています。定番の茶饅頭2つはもちろん、栗・柚子・サツマも人気の味。保存料や添加物は一切加えられておらず、素材の味が楽しめます。熱海のお土産にも最適な一品です。
熱海スクエアシュークリーム
キュービック状のシュークリームが特徴のシュークリーム専門店「熱海スクエアシュークリーム。2019年2月にオープンし、その珍しい形が話題となった人気店です。こだわっているのは形だけではなく、戸田塩、丹那牛乳、高級抹茶など静岡県産のものを使用されており、地元の素材が生かされた美味しさとなっています。カスタードや抹茶など定番の味はもちろん、期間限定の味にも注目です。
熱海プリン
牛乳瓶のようなレトロな形がインスタ映えすると話題沸騰中の「熱海プリン」。熱海駅から徒歩3分の1号店、イートインスペースがある2号店、ホテル「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(オシャンスパFuua)」の2階にあり、並ぶことが少ない3号店、ドライブイン「熱海プリン食堂」の4店舗があります。1号店は温泉まんじゅうプリン、2号店は皿プリン、3号店は渚のプリンソフト、4号店はしらすてんこもりパスタと店舗限定メニューもあるため、プリンはもちろん、店舗限定メニューにも要注目です。
いちごボンボンベリー熱海ハウス
メディアでも多数取り上げられているいちごスイーツ専門店の「いちごボンボンベリー熱海ハウス」。一番の人気メニューは「ボンボンソフト」。濃厚ないちごを贅沢に使用したピンク色のソフトクリームは美味しい上にインスタ映えすると人気です。また、食べ歩きにおすすめなのが「温泉まんじゅういちご串」。いちごだけではなく、温泉まんじゅうも刺さっているため、イチゴと熱海の老舗温泉まんじゅうの組み合わせが抜群です。さらに、インスタ映えしているのはスイーツだけではなく、3階・4階はフォトスポットが満載。女子旅にぴったりのスポットとなっています。
熱海の日帰りで入浴できる施設
熱海に行ったら温泉に入ってゆったりするのもおすすめ。中でも日帰りの入浴施設であり、ウォータースライダーも設備されている「マリンスパあたみ」、絶景露天立ち湯が話題の「オーシャンスパFuua」は日常を忘れてリラックス出来ると人気です。その他にも宿泊施設でありながら日帰りで利用可能な施設も多くあります。
マリンスパあたみ
様々な種類のプールが設備されている「マリンスパ熱海」。一番人気である全長73m、高低差8mのウォータースライダーは子供から大人まで愛されています。その他にも流水プール、大会の会場としても使用される日本水泳連盟公認のプール、熱海の海が一望できる屋上プールと多様な楽しみ方が可能です。また、プールエリアだけでなく12種類の健康温浴施設もあり、水着を着て楽しめるスポット。マッサージ効果のあるお風呂も多いため、疲れを癒すことができます。
オーシャンスパ Fuua
熱海最大級の日帰り温泉施設「オーシャンスパFuua」。5階、7階にある全長約25mの日本最大級の絶景露天立ち湯では、海に浮かぶような浮遊感が味わえると人気を集めています。露天立ち湯だけでではなく、内湯、サウナからも海を一望でき、夜は夜景を一望することが可能。女性に人気の水素泉も備えられています。また、3階、4階のリラックス空間「アタミリビング」では貸し出しされる館内着でラウンジやテラスを利用することができます。
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