【ここでしか会えない動物たちも!】天王寺動物園でかわいい動物たちに癒される

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天王寺動物園を徹底レポート!

都会のオアシス的存在の天王寺動物園の魅力を徹底解説します。大きく分けて4つのエリアに分かれている園内。お目当ての動物から見るのもよし、マニアックな動物から見て回るのもよしと、楽しみ方はいろいろあります。

まずは、天王寺動物園でしか会えないキーウィにご挨拶


日本国内で天王寺動物園でしか会うことができない動物が3種類います。そのひとつが夜行性動物舎にいるキーウィ。夜行性動物舎を含むアジアの熱帯雨林ゾーンで出会えます。

夜行性動物舎にいるキーウィ。ニュージーランドの国鳥で、日本国内はもとより、他の国でも展示されているところがほとんどない珍しい鳥です。天王寺動物園では現在2羽のキーウィを飼育中。

キーウィは羽が退化しており、飛べない鳥として有名なほか、その見た目から果物のキウイフルーツの語源になったと言われています。

長いくちばしを器用に使って餌を食べる姿は、思わず抱きしめたくなるかわいさ。飼育員さんによるとキーウィは臆病な性格だそう。見学の際は、脅かしたり大きな声を出さないなど、注意してください。

夜行性動物舎には他にもコウモリなどさまざまな動物がいます。アライグマはその愛らしさからとても人気で、木登りや泳ぐのがとても得意です。

真っ黒い顔のサル「ドリル」に会えるのもここだけ!

夜行性動物舎を出ると、10種類以上のサルが飼育されているサル・ヒヒ舎があります。なかでも珍しいのが真っ黒い顔と顔の周囲に生える白い毛が特徴のドリル。主にアフリカ西部に生息するサルで、世界的にも飼育数が少ない動物です。


真っ黒で精悍な顔つきが堂々とした貫禄を醸し出すドリルのドン君です。サルというと、どこかユーモラスで可愛らしい印象がありますが、ドン君の歩く姿はスマートでカッコいい雰囲気さえ漂います。真っ黒い顔とその輪郭を取り囲むように生えている白い毛がドリルの最大の特徴。通常、ドリルは森の奥深くに生息しているので、動物園で飼育されているのがとても珍しいサルです。


ほかには、こんな尻尾が長いサルのフランソワルトンもいます。現在は絶滅危惧種に指定されているサルで、長い尻尾とトサカのような頭の毛が特徴的。元々は密林で暮らしている種で、園内でも身軽な身のこなしを披露してくれます。

サル・ヒヒ舎を通り過ぎると、チンパンジー舎があります。


取材した日は残念ながら、チンパンジーたちは屋内に。園内には全部で6匹いるチンパンジーですが、現在の園内で最高齢の38歳のチンパンジーもいるそうです。

チンパンジーの屋外の展示場所。日によっては、ここでのびのびと遊んでいる姿が見られます。

 

美しい鳥の楽園で癒される

約14種類の鳥がいる「鳥の楽園」には泉や湿地、池などの自然環境が再現され、鳥たちが飛ぶ姿やエサを食べる姿を楽しめます。

ガラスや網に遮られることなく、通路を歩きながら自由に暮らす鳥たちを見られるエリアです。(現在は鳥インフルエンザ拡大防止のため閉鎖中)

鳥の楽園

カモやサギなど、街中でも馴染みのある鳥たちも見られます。野生の鳥とは違って人に慣れているので、見慣れた鳥の意外な一面が見られるかも?

 

周辺エリア


鳥の楽園の近くにあるのがクマ舎。クマが活発に動き回れるようにあえて段差をつけたり、ボールの中にエサを隠したりしてクマの活動を促しています。これは、メガネをかけたような模様が特徴的なメガネグマです。

某企業のCMに出演したことがあるマレーグマ。クマの中では最も体が小さい種類で、近年は減少の一途をたどっています。

この日は展示されていませんでしたが、ホッキョクグマも子どもたちに大人気。メスのイッちゃんは2020年11月に赤ちゃんを出産しました。今は子育て真っただなかということで、まだ展示スペースにはおらず、これから親子で登場する日を楽しみに待ちたいところです。

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