数多くのアートに心躍る!宇都宮美術館の魅力をご紹介

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宇都宮美術館の魅力を徹底レポート

宇都宮美術館は、見ごたえのある展示や収蔵品はもちろん、隣接する緑豊かな公園やレストランなど、憩いの場としての魅力がたっぷり。展示鑑賞の流れとともに、「うつのみや文化の森」の散策スポットや、建物内部の見どころ、レストランのランチメニュー、ミュージアムショップの人気商品など、森の中の美術館の見どころをお伝えします。

自然豊かな「うつのみや文化の森」内に立地

宇都宮美術館に隣接する「うつのみや文化の森」は、里山の面影を残す公園施設です。6~7月にかけては、園内の川辺にゲンジボタルの姿が見られるそう。

約26ヘクタールもの広大な敷地には、草の広場や自然観察路、あずまやなどが整備され、野外彫刻が点在。公園と駐車場は無料で利用できるので、宇都宮市民が自然散策やピクニックを楽しむ場としても親しまれています。

公園内の施設「森のアトリエ」では、親子で参加できるものづくりのワークショップや、野鳥やホタルの自然観察会が定期的に開催されます。ここでの体験を通じ、アートと自然をより身近に感じられそうです。

あずまやでは、ピクニックを楽しむ家族連れの姿も。

公園には3点の屋外展示

「うつのみや文化の森」の敷地内には、3つの屋外彫刻が展示されています。駐車場から美術館へ向かう道中で、個性豊かな作品たちに出会えます。

バリー・フラナガン『ホスピタリティー』 1990年

イギリス生まれの彫刻家、バリー・フラナガンによるブロンズ彫刻。野うさぎの姿で人間の行動を表現する「野うさぎシリーズ」は、フラナガンの代表作です。

サンドロ・キア  『ハートを抱く片翼の天使』 1996年

イタリア・フィレンツェ出身の画家・彫刻家であるサンドロ・キアによるブロンズ彫刻。片翼の天使がハートを抱き、天を見上げています。

 

クレス・オルデンバーグ 『中身に支えられたチューブ』 1985年

スウェーデンに生まれ、アメリカで活躍した彫刻家、クレス・オルデンバーグによる巨大彫刻。どこかにオルデンバーグのサインが入っているので、探してみましょう。

入館までの流れを確認

美術館入口です。クレス・オルデンバーグの屋外彫刻は、大谷石の柱の向こうに広がる中庭に展示されています。この作品は、館内「プロムナード・ギャラリー」からも眺められます。

入口で検温と手指の消毒を済ませてから、館内へ。天窓から光が差し込む、美しいエントランスです。

エントランス右手には、リターン式の100円ロッカーが設置されています。ロッカー数は96個。荷物を預けて、身軽にアート鑑賞を楽しみましょう。


エントランスを直進し、受付でチケットを購入します。

プロムナード・ギャラリー

展示室へは、受付の右手「プロムナード・ギャラリー」から向かいます。受付方面からは「まっすぐ」な通路に見えますが、正面突きあたりのガラスまでたどり着き、後ろを振り返ってみると…。


「プロムナード・ギャラリー」本来の姿がこちら。

まっすぐな通路は奥が狭く見えるのが通常ですが、遠近法に逆らって奥が広く作られているため、まっすぐな通路に見えていた、という訳。目の錯覚が生む不思議なプロムナード、ぜひ体験してみてください。

 

個性的な作品が揃う3つの展示室

宇都宮美術館には、3つの展示室があります。中央ホールを中心に、三方向に羽を広げたような構造です。

3つの展示室の中心にある、中央ホール。自然光が降り注ぎ、開放的な雰囲気です。

「コレクション展」展示室1


プロムナード・ギャラリーを抜けて、左手すぐの部屋が「展示室1」。宇都宮美術館の所蔵作品を展示する「コレクション展」の展示室です。年に3回、テーマに沿った展示替えがあり、新たなアートとの出会いが期待できます。

「企画展」展示室2・展示室3

中央ホール正面右手の部屋が「展示室2」、左手の部屋が「展示室3」。主に企画展に使用されます。

宇都宮美術館独自の視点で開催される「企画展」は、美術ファンからの信頼も厚く、多くの人が訪れます。これまでは、2020年開催の「ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ」や、2019年開催の「水木しげる 魂の漫画展」、2018年開催の「篠山紀信展 写真力」などが大きな話題になりました。


展示室では、所蔵作品の「作品解説カード」(写真右下)が入手可能です。鑑賞後に持ち帰れば、自宅で作品を振り返る際に便利。。受付などに設置された宇都宮美術館のニュースレター「news」(写真左上)も情報満載で読み応えたっぷりです。

 

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