スパイスの香りが特徴的な煮出しミルクティーのチャイ。今回は自宅で楽しめるチャイの作り方をご紹介します。本格的な美味しいチャイを作るコツや手軽に作れるチャイのレシピなども分かるので、ぜひ参考にしてください。
本格的なチャイ作りに必要なコツ
本格的なチャイを作るために、欠かせない3つのポイントをご紹介。ポイントを押さえることで格段においしいがアップしますよ。
ポイント1. 茶葉を煮出してから牛乳を加える
本格的なチャイを作る1つめのポイントは、茶葉を煮出してから牛乳を加えること。
牛乳に茶葉を入れて煮立てると、チャイ本来の風味が感じにくくなってしまいます。牛乳は茶葉を熱湯で煮出してから加えましょう。
ポイント2. 火加減に気をつける
本格的なチャイを作る2つめのポイントは、火加減に気をつけること。
中火のまま牛乳を加えると、沸騰して鍋から吹きこぼれる可能性があるので注意が必要です。火加減に気をつけながらゆっくり煮出すのがポイントです。
ポイント3. チャイに空気を入れてまろやかにする
本格的なチャイを作る3つめのポイントは、チャイに空気を入れてまろやかにすること。
チャイに空気を入れるとふわふわとした食感になり、口当たり滑らかになります。
本場インドでは、高い位置からチャイをコップに注ぐことで空気が入って泡立ちます。自宅でまろやかな味わいのチャイを作る場合は、泡立て器を使ったり、コップに入れたチャイを別のコップへ数回移したりして空気を与えるのがおすすめです。
好みに合わせた「おいしい茶葉」選びも大切!
本格的なチャイを作るにはおいしい茶葉を選ぶことも大切です。茶葉は種類によって香りや味わいなどの特徴が異なるので、お好みのものを選びましょう。また、茶葉はブレンドして楽しめるのもポイントです。おすすめの茶葉をピックアップしてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アッサム
アッサムは濃厚なコクと甘みが特徴の茶葉。ミルクティーやチャイにぴったりの茶葉です。
加賀棒茶
加賀棒茶は香ばしさと優しい甘みが特徴の茶葉。お茶の葉を焙じて作ったほうじ茶の一種です。
オーガニック ルイボス ナチュラル
オーガニック ルイボス ナチュラルは上品な味わいが特徴の茶葉。渋みが少ないのですっきりと飲みやすいお茶です。
ディクサム
ディクサムはまろやかな味わいで渋みの少ない茶葉。ストレートでも飲みやすい茶葉です。
シロニバリ
シロニバリは甘い香りと濃厚なコクが特徴の茶葉。チャイやミルクティーとの相性が良いです。
チャイ作りの基本のスパイスは4種類
チャイ作りに必要なスパイスは主に4種類あります。
①カルダモン
カルダモンはさわやかな香りとほろ苦さが特徴のスパイス。また、古き時代から薬としても使用されていたことから貴重なスパイスと呼ばれています。
少量でも香りが強く、様々な料理や飲み物への味付けや風味づけにおすすめ。消化促進、発汗作用、リラックス効果などの効能があります。
②クローブ
甘い濃厚な香りと強い刺激的な香りが特徴のクローブ。釘のような形をしていることから日本では「丁字(ちょうじ)」とも呼ばれています。強い独特な香りの香辛料のため、お肉の臭みを消す目的として使われることも。抗酸化作用、殺菌、血行促進などに効果があるといわれています。
③シナモン
甘くてエキゾチックな香りが特徴のシナモン。シナモンには品のある甘い香りが特徴の「セイロンシナモン」と濃厚な甘さとスパイシーさが特徴の「カシア」の2種類があります。
世界で最も古いスパイスといわれ、料理やお菓子に利用されることが多い人気のスパイスです。抗炎症、血行促進、コレステロール改善などに効果的といわれています。
④ジンジャー
ジンジャーは独特な香りと辛味が特徴のスパイスです。昔、中国やインドで薬草として使われていました。
長い歴史を持つジンジャーは現在、料理や飲み物に活用されたり、健康目的として取り入れられたりしており、消化促進、発汗、血行促進に効果があるといわれています。
豆乳やスパイスの種類を変えてアレンジ
チャイは牛乳の代わりに豆乳を使用したり、スパイスの種類を変えたりしてアレンジできます。
豆乳チャイはさっぱりと飲みやすく、ヘルシーにチャイを楽しみたい方におすすめ。豆乳は栄養価が高く、大豆から作られているので健康的なドリンクとして楽しめます。
また、体調やその日の気分に合わせてお好みのスパイスを選ぶのもいいでしょう。スパイスの香りや効能などの特徴が異なるのでいろいろなタイプのスパイスを試して、チャイの味をアレンジしてみてください。