京成バラ園の見どころ徹底レポート!お出かけしたくなる千葉の人気観光スポットの魅力とは!?

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バラ園の歴史がわかる「樹齢60年の大アーチ」と「アニバーサリーガーデン」

ローズガゼボを背にして左側に進むと「樹齢60年の大アーチ」と「アニバーサリーガーデン」が見えます。このエリアは、京成バラ園の歴史に由来したバラが植えられています。

「樹齢60年の大アーチ」には「フランソワ ジュランビル」という品種のバラが咲き誇ります。設立当初からあった株を、バラ園のリニューアル時に移植。樹齢約60年を数えます。高さ約6mになる大アーチは、5月中旬が見頃です。

「アニバーサリーガーデン」は、会社の創業時に研究所長だった育種家、故鈴木省三(せいぞう)が若きころに設計した庭を模したエリア。「ヘレントローベル」など、設計当時に人気のあった、巻き上がる花形のバラが多く植えられています。

氏が最後まで自宅で愛培していた「芳純」などのバラも、移植されています。

「芳純」は、品の良い香りがする品種。資生堂と共同研究が行われ、「ばら園シリーズ」として、バスケア用品やアロマオイルなどが商品化されています。

野生種のバラやアジサイ、スイレンなどが咲く「自然風庭園」

「自然風庭園」は、世界各地の野生種のバラ50〜60品種が植えられているエリア。野生種のバラの見頃は、4月下旬~5月下旬。6〜7月には、アジサイやスイレンが庭を鮮やかに彩ります。

野生種のバラが咲くのは1年の中で限られた季節だけ。優しい色合いと素朴な花付きが印象的です。日本にも10数種類の野生種のバラが存在しています。

自然風庭園の中央に位置する池の周りには、アジサイが植えられています。その数は、約300種類というから驚きです。

春のバラシーズンが終わる頃から咲くので、バラとアジサイが同時に見られるタイミングもあります。

庭園の中心には小川が流れており、鯉やフナ、メダカなどの姿も。小川にかかる橋の近くでは、黄色いキショウブが可憐に咲いていました。

「大温室」では亜熱帯地域の植物や撮影スポットが満載!「香りの回廊」も要チェック

自然風庭園を観賞した後は「大温室」へ。ここは整形式庭園を中心に見た時に「アルテミスの花園」のちょうど反対側に位置します。「大温室」を出ると入場ゲートにつながるので、ちょうど園内をぐるっと一周したことになります。さっそく、中へ入ってみましょう。

入るとすぐに、キラキラしたモニュメントが登場。温室の空間を利用した、直径6m越えの大型アート『光とバラの巨大インスタレーション』です。

次の温室のスペースでは、バラをはじめとする花々を背景に写真が撮れるスポットを発見。記念撮影にいかがでしょうか?

多くのサボテンや多肉植物、種ありバナナなど、珍しい半耐寒性の植物も展示していました。

「大温室」のすぐ横に、バラのトンネルを発見!近づいてみると、バラの上品な香りが鼻腔をくすぐります。ここは「香りの回廊」と呼ばれ、「スパニッシュビューティ」や「ツル ユキサン」といったバラが植えられています。

アーチをくぐると、そのふくよかな香りをさらに堪能できます。

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