ブナの森をスノーシューで探検
冬の乳頭温泉郷では、ガイドと一緒にブナ林を歩くスノーシューツアーも人気。「休暇村乳頭温泉郷」のツアーでは、スノーシューやウエア、長靴もレンタルできて、初心者でも気軽に参加できます。
「休暇村乳頭温泉郷」の敷地からブナ林に入れるので移動もラクチン。ベテランのガイドさんの楽しい解説を聞きながら、スノーシューで白銀の森を進みます。
少し進んだだけで、木々に囲まれた深い森が出現。フォトスポットも多く、ガイドさんがとっておきの場所に案内してくれるので、素敵な写真がたくさん撮れます。
急な斜面を滑り降りて、さらに森の奥へ。冒険気分が高まります。
滑るまではドキドキしますが、滑り出したら楽しさ満点。自然との一体感も味わえて、気持ちがほどけて行きます。
道なき道を進みながら、植物や動物の足跡を観察。雪どけのころには、ブナの根元部分だけ丸く穴が開く「ブナの根開き」を見学できます。
森の奥深くまで来ると、何かを発見!
丸くぽっかり開いた穴は、キツツキの仕業。ブナの森には野鳥もたくさん生息しています。
別の木には大きなサルノコシカケが!キノコの一種であるサルノコシカケは枯れ木に発生するそう。
ザクザクと音を立てるスノーシューの感触が楽しくて、どこまでも歩いて行けそうな気分。
最後は雪の上にダイブ! 雪のひんやりとした感触が心地よく、全身が浄化されるようです。
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雪あそびで冷えた体を労わるランチ&温泉
「休暇村乳頭温泉郷」に戻ったら、館内のレストランでランチ。あったかメニューをオーダーして、冷えた体を温めます。
おすすめは「秋田名物きりたんぽ定食(2,040円)」。あきたこまちを使ったきりたんぽを、比内地鶏のだしで煮込んだ旨味たっぷりの鍋のほか、じゅんさいやいぶりがっこなど、秋田の郷土料理のおいしさに心が弾みます。
食後は「休暇村乳頭温泉郷」から湯めぐりの続きをスタート。ブナの森を望む露天風呂と内湯で異なる泉質の温泉に浸かれます。
風呂上がりのお楽しみは、喫茶名物の「あきたいぬソフトクリーム」420円。表情がゆるかわで、ほのぼのします。
湯めぐりの仕上げは蟹場温泉へ
湯めぐりの最後を飾るのは「蟹場温泉」。乳頭温泉郷では珍しい無色透明の温泉で、美肌の湯としても有名です。2つの内風呂と女性専用露天風呂のほか、本館から50mほど離れた林の中に混浴露天風呂があり、それぞれ源泉かけ流しの温泉を楽しめます。
乳頭温泉郷の7つの温泉のうち、冬季に営業している5つをコンプリート。湯めぐり帖は1年有効なので、季節を変えて残り2軒の温泉に訪れるのもおすすめです。
ひと足伸ばして新玉川温泉へ
もう1泊するなら、乳頭温泉郷から車で約1時間(冬季は途中から専用バス)の「新玉川温泉」もおすすめ。療養・静養を目的とした湯治宿で、世界でも珍しい塩酸を主成分とした強酸性の温泉を堪能できます。酸に強いといわれる青森ヒバで造られた大浴場には14種類の浴槽があり、その日の体調に合わせた入浴方法が選べます。大浴場のほか、ブナの森を望む露天風呂や岩盤浴があり、心と体を整えたい人に最適です。
スキー上級者はバックカントリースキーに挑戦!
秋田県と岩手県にまたがる八幡平は、バックカントリースキーのメッカとして有名。バックカントリーとは、自然の雪山に登り、新雪の上を滑り降りるスタイルのスキーやスノーボードの楽しみ方で、ゲレンデのパウダースノーを滑走できる人であれば参加できます。
「田沢湖アウトドアツアー 」では、秋田駒ヶ岳や森吉山、鳥海山、裏岩手をフィールドに、バックカントリースキーを実施。期間は積雪量によっても変動しますが、12月下旬~5月下旬を目安にロングシーズン楽しめるのが特徴です。
なかでも、森吉山は「スノーモンスター」と呼ばれる巨大な樹氷が有名で、冬だけの神秘的な光景に出会えます。
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秘湯✕絶景を満喫して心も体もリトリート
「十和田八幡平国立公園」の乳頭山麓に、野趣あふれる温泉と美しいブナ林が広がる乳頭温泉郷。秘湯と呼ばれる温泉で湯めぐりに興じて、白銀の森で五感を研ぎ澄ます時間が、心も体も癒してくれそうです。ぜひ一度、皆さんもお出かけしてみてください。