和モダンにリニューアルした「瀬の本高原ホテル」にステイ
標高920メートルに位置する「瀬の本高原ホテル」は、館内のどこからでも阿蘇の美しい景色が望める絶景ホテルです。阿蘇の景観を存分に楽しめるよう、立地や建物の角度にもこだわって建てられたそう。そして景色だけではなく、館内にある熊本県生まれの画家・坂本善三さんによる大壁画や幾何学模様の床など、この土地からインスピレーションを受けたここだけのアートも見ものです。
お邪魔したのは2018年にリニューアルした新館!自然との融合をテーマに阿蘇や瀬の本高原の景色を全室から楽しめるよう設計され、露天風呂付が付いた1室限定の特別室もあります。泊まったお部屋はスタンダードのツインルームより少し広めの「大観 和洋室」(3階プレミアムフロア)。46平方メートルの室内は、随所に阿蘇産の小国杉を使った大人ラグジュアリーな空間です。
3階のプレミアムフロアでは、シモンズ社製のツインベッドを採用。サイドには大きな液晶テレビもあり、贅沢な設計となっています。
リビングスペースの壁にあしらわれている、雲海をイメージしたオブジェもすてきです!窓辺にはハンギングチェアが置かれており、これぞラグジュアリーの極みといった感じ。そして3階プレミアムフロアには唯一ベランダが付いているため、客室でもおいしい空気をたっぷり味わえるのもいいところ。ちなみに同フロアに泊まると、アルコール含むドリンクが無料で楽しめる専用ラウンジも利用可(アルコールの提供は15:00〜18:00)。チェックイン後やお風呂上がりに利用してみてくださいね。
「瀬の本高原ホテル」の醍醐味といえば、開放感あふれる露天風呂「絶景鼻の湯」(夏季5:30~23:00、冬季6:00〜23:00)!阿蘇の自然と一体になった石造の浴槽は、唯一無二の心地良さです。柔らかな肌ざわりの湯は、いつまでも浸かっていられそう…。こちらの露天風呂のみ、日帰り入浴(11:00~20:00、中学生以上600円、3歳以上小学生まで300円)ができるので、ドライブ途中の立ち寄りとして活用するのもおすすめです。
“天然のプラネタリウム”とも称される「絶景鼻の湯」。夜はあえて照明がおさえられているので、寝湯(写真左側)に寝転びながら満天の星を楽しんでください。この体験は“黒川温泉のなかで一番星に近いホテル”とも言われる同ホテルだからこそ。
温まったら、お庭を散歩しながらホテル棟へ戻りましょう。芝生の上にはベンチやハンモックが置かれており、思い思いに過ごす人たちの姿が見受けられます。チェックイン後や朝ごはん前に、お庭でのんびりするもここらしい過ごし方。夜は道筋に沿って照明がつくので、暗い時間に露天風呂へ行くときも心配はありません。
ホテル棟に戻ったら、内湯「展望大浴場 洗心の湯」(5:30〜24:00)で再び温泉を味わうのもあり!大窓からは阿蘇五岳を見渡せ、天候に関係なく圧巻の大パノラマが楽しめます。
このほかチェックイン時に申し込める2つの貸切風呂(16:30〜23:00、50分1,000円)もあるので、ファミリーでよりくつろぎたい人は入ってみてくださいね。
お待ちかねの夕食は、レストラン「山脈」で会席料理をいただきます。瀬の本高原は熊本県と大分県の県境が近いため、会席には両県のおいしい素材が盛りだくさん!大分県の豊後水道から仕入れる刺身や熊本県のトマトを使ったお吸い物など、その日仕入れた食材で仕立てる品々が並びます。メインのお肉は黒毛和牛とあか牛のプランがあるため、予約時に伝えてくださいね。
朝食は地元食材をいかしたバイキング!当日の朝に収穫した卵や焼き立てのパンなど、新鮮かつ出来立てのメニューがずらりと並びます。ダイナミックな阿蘇の景色を眺めながら食べる朝ごはんは格別でした。
夜は“星空案内人”による「星空さんぽ」を体験!
「瀬の本高原ホテル」に泊まったら、毎夜20:15〜の「星空さんぽ」(無料)にぜひ参加を! ホテルの庭にある丘で開催される同イベントは、“星のソムリエ”が季節の星座やその成り立ちを案内してくれます。
地球の上にある衛星の数は?誕生日星座が持っている意味は?など、星に関するいろんな豆知識に、家族そろって興味津々!星のソムリエさんと一緒に、自分の誕生日星座やこの季節ならではの星を探します。
この場所からたくさんの星が見えるのは、綺麗な空気と920メートルという標高にくわえ、街明かりが遠いことも理由に挙げられるそう。暗闇に目を向けると、約50キロ先にある熊本市内の明かりが見分けられるほど周辺に明かりがないんです! ここだけの空いっぱいの星を目に焼き付けましょう。