今後のサントリー美術館の企画展は?
サントリー美術館 開館60周年記念展「刀剣 もののふの心」
会期2021年9月15日(水)~10月31日(日)
平安時代から現代まで、様々な刀工たちによって生み出されてきた刀剣。数多くの名刀のなかから、重要文化財に指定されている『太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑)』を始めとする、匠の技により鍛え磨かれた刀剣を展示します。
刀剣は、群雄割拠を生きる武士(もののふ)を守る武具として発達し、その後近世以降は武家の格式を示す道具として位置づけられてきました。本展では刀剣をはじめ、合戦絵巻や物語絵によって武家の暮らしをふりかえることで、洗練された日本の武家文化を体験させてくれます。
サントリー美術館 開館60周年記念展 千四百年御聖忌記念特別展
「聖徳太子 日出づる処の天子」
会期2021年11月17日(水)~2022年1月10日(月・祝)
国の基礎を築き、仏教が日本に根付くきっかけを作った聖徳太子(574~622)。太子が没して1400年の節目を記念して行われる企画展です。没後は浄土真宗の開祖・親鸞聖人や、時宗開祖の一遍上人など、高僧や貴族をはじめ、庶民からも信仰の対象とされていたという聖徳太子の人物像までわかりやすく説明します。
本展覧会では、太子信仰の中心的存在の大阪・四天王寺に伝わる名宝を中心に、太子が所蔵していたと伝わる『七星剣』などの国宝9件に加え、重要文化財41件を含む約140件の絵画や彫刻、工芸品などを展示。初めて一般展示される貴重な作品も多数登場するのでお見逃しなく。
サントリー美術館のミュージアムカフェのオススメは?
サントリー美術館には、ミュージアムショップとカフェが一体化したshop×cafe(ショップバイカフェ)があります。
『カフェ 加賀麩不室屋』
サントリー美術館にあるミュージアムカフェは、加賀百万石の城下町・金沢で慶応元年(1865年)創業の老舗・不室屋(ふむろや)が手掛けるお店。ヘルシーな伝統食の“麩”を現代的にアレンジしたメニューが楽しめます。
軽食メニューの「加賀麩とりどり膳」(2090円)のほか、あんみつやパフェなどの甘味も充実。オススメは車麩をフランスパンに見立てた『くるま麩のフレンチトースト』(1200円)。カリッと焼き上げた車麩に濃厚なバターをしっかり含ませることで、ふわりつるりとした食感に仕上がっています。
サントリー美術館のミュージアムショップ
所蔵品をモチーフにしたマグネットやステショナリーなどのオリジナル商品に加え、生活に彩りをそえるセレクトアイテムを取り揃えているショップ。
「色鍋島小皿」(各1枚1833円)など、日常生活でも使える名品を揃えているのも、『生活の中の美』を基本理念にするサントリー美術館のミュージアムショップならでは。
サントリー美術館鑑賞後は「アート・トライアングル六本木」へ
「六本木アート・トライアングル」は、アートで六本木を活性化することを目的に、サントリー美術館、国立新美術館、森美術館(六本木ヒルズ)で結成したネットワークです。
どちらも徒歩圏内にあり、各館で開催している展覧会チケットの半券を提示すると、他の2つの美術館の観覧料が割引になる「あとろ割」や、アート情報を掲載した「あとろマップ」の配布などを実施しています。
*割引料金での観覧は、半券1枚につき各館1名、1回ずつ有効。他の割引との併用はできません。
*割引額や対象となる展覧会は各館によって異なります。詳しくは各美術館受付やウェブサイトでご確認ください。