日本一長い参道がある神社!武蔵一宮氷川神社の見どころとパワースポットを紹介

あそびのジャンル
タグ

おみくじ・お守り・御朱印帳の購入方法

参拝が終わったら、おみくじとお守りを購入しましょう。神札授与所は、拝殿に向かって右側にあります。

おみくじは1回100円。氷川神社のおみくじの結果は、よく見かける大吉・吉・小吉・末吉・凶に加えて、吉平・平吉・平・向吉・凶向吉・凶末吉・初凶末吉・吉凶未分・吉凶相交の14種類です。

普通は大吉が一番良くて凶は悪いと思ってしまいがちですが、氷川神社ではそこに順序はないのだそう。大切なのは、吉凶よりも書かれている内容そのもの。

今後の生き方について丁寧なアドバイスが書いてあるので、自分の状況と照らし合わせながら確認してみましょう。自分の価値観を変えてくれるような名言に出合えるかもしれません。

ほかにもおすすめしたいのが「ふくろ絵馬」。きれいな布製の袋の中に、願いを書いた絵馬を納めて奉納するものです。

願い事や名前を見られてしまうのが気になる人も、これなら安心ですね。奉納されたふくろ絵馬が連なる様子は、色とりどりでどこか不思議な光景です。

御朱印帳の受付は、神札授与所の左側にあります。

氷川神社の御朱印帳は3種類。白・黒・赤の表紙があります。どの御朱印帳も素敵ですが、一番人気があるのは氷川参道を描いた赤い御朱印帳だそう。

御朱印帳は1冊2,000円(朱印料込)

御朱印帳を購入する場合、御朱印は別途依頼するのではなく、書き込まれた状態で受け取れるのも嬉しいポイント!お気に入りの御朱印帳があったら、ぜひ購入してみてくださいね。

参拝後は広大な境内を散策!各地に点在する12の神社を紹介

氷川神社の境内には、本殿以外にもたくさんの神社があることで有名です。参拝を終えたあとは、これら13の神社を好きな順番で巡ってみるのが良いでしょう。

有名なお稲荷さんを祀る「稲荷神社」

連なる朱色の鳥居が特徴的な稲荷神社は、食物の神として知られる「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」を御祭神とする神社。伏見稲荷大社の主祭神であり、日本全国でお稲荷さんとして広く親しまれている神様です。

神池に囲まれる「宗像神社」

宗像神社は、境内随一のパワースポットである神池に浮かぶ小島にあります。御祭神は「多起理比売命(たぎりひめのみこと)」「市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)」「田寸津比売命(たぎつひめのみこと)」。楼門から近いため本殿参拝の帰りに立ち寄りやすい場所です。

 

酒造りの神を祀る「松尾神社」

酒造・水の神を司る「大山咋命(おおやまくいのみこと)」を御祭神とする神社。酒造りを守る神として、地元埼玉の酒造業者に古くから大切にされています。平成29年に行われた明治天皇御親祭150年大祭では、地元の酒造業者連合から40個もの酒樽が奉納されました。酒造りの成功を祈る人たちが連日訪れる聖地として広く知られています。

6つの神社を祀る「六社」

住吉神社・神明神社・山祇神社・愛宕神社・雷神社・石上神社の6つの神社を祀っています。一度のお参りで6つの神社に参ることができます。

医学・薬学の神様を祀る「天津神社」

御祭神「少彦名命(すくなひこなのみこと)」は、大己貴命と共に国土経営に携わった神で、豊富な知識を持つとても小さい神様として知られています。氷川神社では医学薬学の神として奉じられています。また、七福神で知られる恵比須様と同一の神様ともいわれています。

国作りの神様を祀る「御嶽神社」

国土経営の神様を祀る御嶽神社。御祭神は、「大己貴命(おおなむちのみこと)」「少彦名命(すくなひこなのみこと)」。大己貴命とは大国主命の別名ともいわれています。

稲田姫命の御親神を祀る「門客人神社」

御祭神は、「足摩乳命(あしなづちのみこと)」と「手摩乳命(てなづちのみこと)」。ヤマタノオロチの退治にまつわる神話で知られる「稲田姫命(くしなだひめ)」の御親神です。稲田姫命は、氷川神社の主祭神として祀られています。

パワースポット「神池」と「蛇の池」

境内にはいくつかの池がありますが、その中でもパワースポットとして特に人気なのが、楼門前にある「神池」と、本殿の近くにある「蛇の池」です。

神池には龍が棲むといわれ、昔から多くの人々に信仰されていたのだそう。広大な池には無数の鯉が優雅に泳いでいて、周囲に茂る木々の緑と合わさって神秘的な雰囲気を醸し出しています。

池に浮かぶ小島には弁財天を祀る「宗像神社」もあります。時間に余裕がある時は、ぜひ足を止めて静かな池の風景を味わってみてください。

看板の横から細い遊歩道を進みます。

もうひとつのパワースポットが、小道を進んだ先にある「蛇の池」。こちらは「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」の伝説にまつわる池で、現在もこんこんと水が湧き出しています。

細い道をしばらく歩くと水の音が聞こえ、きれいな湧水が流れてくるのが見えます。

小道の奥には、今もきれいな水が湧き続ける蛇の池があります。

人の声や雑音が少ない境内きっての癒しスポットのひとつで、水のせせらぎや虫の声に耳をすませば、自然に包まれて心が洗われるような気分になります。

意外な繋がり!「氷川丸」や「戦艦武蔵」と氷川神社のエピソード

氷川神社といえば、水にまつわるエピソードが多くあります。その中でも有名なのが、今も海上レストランとして活躍している「氷川丸」と、戦時中に轟沈した「戦艦武蔵」でしょう。

日本郵船氷川丸は、氷川神社から名前をとって名付けられ、船内の神棚には氷川神社の御祭神が祀られる縁の深い船です。1930年に近代化政策の一環によって誕生し、日本とシアトルの航路を繋ぎ、11年間で146回太平洋を横断しました。

戦中は病院船、戦後は引き揚げ船として活躍した氷川丸は、その後再びシアトル航路に復帰し、1960年に引退。当時の文化と歴史を伝える存在として、今も横浜の山下公園に係留されています。

戦艦武蔵は、1942年8月5日に広島で竣工式が行われ、氷川神社から6名の神職が出向し、式を執り行いました。艦内神社には氷川神社が分祀され、「武蔵神社」と命名されたそうです。

戦艦武蔵の記録を後世に残すため、轟沈から71年後の2015年に碑が建てられました。

前の記事へ 次の記事へ

おすすめ特集

アソビュー!限定企画

アソビュー!公式SNS