2021年もあとわずか!前編に引き続き、今回もアソビュー!編集部が2021年のアクティビティを一気に振り返り&2022年のトレンドを大予想の後編をお届け! 年明けからの外出計画はこれを読まずにして始まらないかも!?
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2022年注目キーワードをチェック!アクティビティBest 4(後編)
自宅でのお篭りがメインとなった2021年。感染症対策をしつつのお出かけといえば、近場が中心だった人も多いのではないでしょうか? ということで、Best 4の後半2ジャンルをご紹介。2022年に期待を込めて都心からちょっと遠出して絶対に体験したい「絶景」アクティビティから、お籠りでも継続して楽しめる「手習い」系、そして2022年のトレンドを予想。ジャンル別に3選をお届けします。
遠出が叶うなら!ちょっと足を延ばして「絶景」アクティビティ3選
今までなかなか遠出ができなかった分、2022年は思い切り遠出を楽しみたい!という人も多いのでは。ここからは注目の絶景エリア&遊びを紹介します。
1.「仁淀川カヤック&SUP」で仁淀ブルーに抱かれたい!
青く澄んだ水“仁淀ブルー”が人気急上昇中の高知県・仁淀川で体験できる、SUPを使った川下りプラン。清流と見渡す限りの大自然のなか、じっくりと時間をかけて進みます。スタート前には流れの緩やかなエリアで基本的な動作をインストラクターがレクチャー。1名乗りは小学校4年生から、それ以下は保護者との2名乗りなので、ファミリー連れも楽しめますよ。
松尾「2022年に長距離移動が叶うように祈りを込めて、まずは仁淀川に行きたい!」
柿内「仁淀ブルーは2021年も話題に上がることが多かった印象」
林「以前は四万十川が有名でしたが、2022年はやっぱり仁淀川ですね」
福田「めちゃ最高のSUP体験とカヌー体験ができるぜ!って自慢したくなる場所」
2.祝!世界自然遺産「西表島」で本物のジャングル探検!
2021年に世界自然遺産に登録された「西表島」。手付かずの自然が残り、ここでしか会えない生き物も数多く生息。そんな同島で、マングローブが茂るピナイ川をカヌーで漕ぎ進み、人気スポット「ピナイサーラの滝」滝壺を目指します。落差約55mの巨大な滝を下から眺めたあとは、トレッキングで滝上へ。日本であることを忘れてしまうほどダイナミックなジャングルが広がる景色を堪能! 所要時間は約6時間30分。
西表島 トレッキング ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース
松尾「2021年に世界自然遺産に登録された西表島はとにかくマスト」
福田「道なき道を行くジャングル・トレッキングには憧れる!」
柿内「せっかく登録されたのに、コロナ禍でスルーされちゃったから、2022年こそは!」
沢村「リベンジ旅的な意味でも西表島は確実に行きたい場所ですね」
3.テラスからの眺めにうっとり「白馬岩岳マウンテンリゾート」が今アツイ!
長野県・白馬村に位置する「白馬岩岳マウンテンリゾート」グリーン&ウィンターシーズンともに見どころ多数!冬期おすすめは標高1,289mの「IWATAKE WHITE PARK」“焚き火エリア”での焚き火スウィーツ体験に、北アルプスを一望できる絶景山頂テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」。また空へとブランコで飛び出せる「ヤッホー!スウィング」など映えるスポットもめじろ押し。スキー&スノボだけでなく、誰もが楽しめる総合リゾートに日々進化中です。
林「アウトドアブランドとのコラボ施設や展望テラスを作るなど、白馬はトレンド感が凄い!」
沢村「音楽イベントからネイチャー系アクティビティまで常に仕掛けてきてるイメージ」
福田「常にワクワク感を提供してくれてますよね」
松尾「田舎の山のイメージはもうなくて、ちょっとおしゃれしていくリゾートに進化した印象」
気軽に試して、相性チェック「おためしチャレンジ」3選
来年はじっくり楽しめる趣味を始めてみたい! でもいきなり連続コースに申し込むのも…という人にぴったりなのが「手習い体験」プラン。人間関係の輪が広がるのにも期待できそう!
1. 日本古来からの漆芸文化「金継ぎ」でSDGsにコミット
蕎麦猪口、湯呑み、向付のいずれかを選んで2時間半かけての金付き体験が可能。もちろん参加者が持ち込んだ割れた器などでもOK。漆などの接着剤を使って器として使えるように修復。装飾の意味も含ませた金粉を施して完成へと導きます。集中力も高まり、出来上がったころには不思議と気持ちもスッキリ。体験後には別料金で継続して学ぶことも。
新高円寺駅徒歩10分 割れてもなお美しい金継ぎ体験(2時間半)
沢村「家に割れた器が多いので、金継ぎがしたい!」
林「流行ってますよね。五輪開催で世界的に注目されましたから」
柿内「買い替えではなく長く大切に使いたいってことで、今の時代にも合っていますね」
松尾「SDGsという文脈にも合っているし、敷居が高いものに手軽に挑戦できるのはイイですよね」
2.釣ったら食べる、漁師飯に一歩近づく「魚さばき体験」
山口県周防大島伊保田から出港し船釣りを楽しめます。釣り道具一式から、釣った魚用の発泡スチロール箱と氷まで用意されており、手ぶらで行っても問題なし。初心者向けの丁寧なレクチャーもあり。釣り場のポイントまでは出発から約10分で到着。近場なので船に弱い人でも安心です。釣り上げた魚は船上で血抜きし、しっかり活き締め&神経締めしてくれるので、最高の状態で受け取ることができるのもうれしいポイント。もちろん自分でも魚さばきにチャレンジできます。
魚さばき体験付き!旬の魚を釣って食べる船釣り体験(ドローンでの記念空撮付き)
林「釣り好きの僕でも思うのが、魚は種類でさばき方が違うから大変。だから教えてほしい」
福田「釣った魚をしっかり自分で食べるのは今の時代にも合っている気がする」
沢村「さばくだけじゃなくて、神経締めも個人的には知りたい」
林「魚の熟成も流行っているし、“釣った後も充実”のプランに要注目ですね」
3.自分で作ったキンキンのクラフトビールを飲むシアワセ「ビール作り」
オリジナルのマイビールの醸造ができる国内初の施設「木内酒造の手造りビール工房」では、ビアスタイルにアルコール度数、そして苦味などのフレーバーをスタッフと相談しながら決めることができるので、まさに自分だけのビールが生み出せます。1種類330ml瓶45本分(15リットル)から醸造可能。自分で飲むだけでなく、引き出物やプレゼントにもぴったり。オリジナルラベルプリントOK。3週間から1ヶ月後に完成品が届きます。
ビール造り体験(4時間30分・プレゼントクーポン付き)★地ビール1杯付き
沢村「自分印のビールが飲んでみたいっ!」
柿内「体験で作れるってのがいいですね、2週間弱で完成するみたいだし」
福田「想像以上にビール作りって手軽にできるものなんですね!」
松尾「自分で作ったビールで乾杯!なんて一度でいいからやってみたいです」
2022年大予想!引き続きソロ活は続く!?
ここでは、アソビュー!編集部が予想する2022年のトレンドをご紹介。まず2021年の振り返りとして最初に押さえておきたいのが、1人で何かを楽しむことが、特別なことではなく普通になってきた世の中の流れです。
ソロキャンプやプライベートサウナ(ソロサウナ)を筆頭に、“おひとりさま”でも楽しめるアクティビティの風潮は2022年も続くと予想。まずはソロで遊べる&リフレッシュできる2022年注目アクティビティ3選からご紹介!
1.行きは陸から帰りは川!キャンパー大注目の「パックラフト」
軽量で、畳んで持ち歩けるボートとしてじわじわと浸透しつつあるパックラフト。1人乗りのボートに乗って流れの緩やかな川をゆっくりと進む体験を楽しめます。基本的な操船技術を習ったら、冒険へ出発!パックラフトの操作に慣れてきたら、景観地としても有名な長瀞の景色を満喫しましょう。水上からの目線で眺めれば新たな発見があるかも!?
松尾「パックラフトは必要なときに膨らませればいいから、キャンパーも注目してます」
林「行きは陸路、帰りは上流からパックラフトで一気に川を下るという冒険をやってみたい」
柿内「最近はハードな使い方よりも、キャンプがてら近隣の湖に浮かべて遊ぶほうが主流みたいですね」
松尾「ソロ枠での選出ですけど、ファミリーでも十分楽しめると思います」
2.バンジー2022は岐阜で決まりっ。日本一の高さでスリルを肌で!
岐阜県の新旅足橋に登場したブリッジバンジーは、高さが約215mと日本一。バンジー前のドキドキと飛んだ瞬間から始まる爽快感はたまりません。高さがあるからこその対空時間の長さもウリ。旅足川が目の前に迫り来るスリル感をじっくり味わって。アクションカメラの無料レンタルもあり、飛んでいる時の目線を克明に記録してくれますよ。
高さ日本一!高低差215mのブリッジバンジージャンプ|初めての方限定プラン
松尾「バンジージャンプは数あれど、水上・竜神に続いて2022年は岐阜バンジーですね」
福田「2021年の分も思いっきり声を出して叫んでほしい」
柿内「アクションカメラの無料レンタルでバンジーの瞬間をSNSに上げやすいのも◎」
林「バンジーは成人や豊作祈願の儀式が発祥。いい年になるよう願いを込めて飛んで!」
3.SUP+αが2022年の気分!? 大海原で大物を狙ってみる!?
SUPと釣りを組み合わせたスポーツフィッシングが茅ヶ崎に登場。湘南の海で安定感抜群のSUPに乗りながら、のんびり釣り時間を過ごせます。所要時間は2時間30分。SUPメインにしてもよし、釣りメインにしてもOK。自分のペースで大海原を感じてみては!? インストラクターが同行するので、技術を高めたい人にもぴったりです。
松尾「SUPが市民権を得てきたので、2022年はSUP +αでしょう」
林「海ではしっかりアンカーを打たなきゃね。僕はSUPしながらコーヒー飲みたい」
福田「SUP コーヒー、SUP チェアリングとSUPの可能性無限大!?」
林「あと、のんびりSUP フィッシングも来ると思ってます」
2022年は家族単位の少人数もカギ!?
ソロ活が台頭した2021年でしたが、キャンプに関してはソロだけでなく、ファミリーで楽しむ人も非常に多かった印象。このタイミングで気になるキャンプギアを新調したパパママも多かったのでは?
アソビュー!編集部で意見が一致したのは「実はみんな、大勢で遊びに行くの疲れていたんじゃないか!?」という疑惑。これからは家族はもちろん、本当に行きたい友人と少人数で過ごす流れになるのではないかと予想。ということで、続いては、2022年注目ファミリー向けの推しアクティビティ3選をお届けします。
1.花火鑑賞の新形態が爆誕!花火は車内から眺める「マイカー花火」の時代に投入
コロナで窮地に立たされている全国の花火師や業界支援の意味も持つ本花火大会。富士山周辺の各市町村が連携し、毎年リレー方式で開催。2021年は静岡県裾野市。2022年以降は山梨・静岡の各市町村で実施される予定です。花火は夏の定番ですが、季節に関わらず楽しめるイベントとしてあえて12月に開催。冷たく澄んだ空気の中富士山を背景に打ち上がる約5,000発の花火(最大10号玉)の美しさはもう格別。新たな冬花火のブームの火付け役になる予感です。
沢村「花火鑑賞の新形態が生まれたね。密にならず、でもしっかり花火は観れる!」
松尾「新しい花火の楽しみ方のトレンドとして、かなり気になりますね」
福田「そろそろ縁日にも行きたいですし、キャンピングカーなら、さらに楽しめそう」
林「キャンプと組み合わせて、各地を巡りながら花火を見るのも良さそうですね」
2.グランピングは2極化傾向へ。高級路線orお手軽なちょいグラ、どっちにする!?
山梨県の八ヶ岳南麓に位置する清里高原。標高1,200mに広がる高原にはアウトドアフィールドをはじめカルチャー系からスポーツまで幅広い観光とアクティビティがそろいます。「牧場通りの小さな旅籠オーベルジュ」にもグランピング施設が誕生。自家栽培の八ヶ岳高原野菜を使ったメニューを始めワンランク上のグランピングを体験できます。ディナーにはBBQを用意。自然に囲まれたベルテントで家族でくつろいで、心も体も大満足するはず。
沢村「グランピングもより進化の傾向にある。高級路線を突き進む超グランピングも」
林「逆に、ホテル併設のちょいグラ(ちょっぴりグランピング)も増えてきました」
柿内「温泉施設と一緒に使えたり、手の届くリッチ体験にぴったりです」
松尾「荷物も少なくて済むし、ママ友グランピングに今後積極的に使っていきたい」
3.こぼれそうな星空を独り占め!「天体観測」で家族の思い出づくり
日本で初めて認定された星空保護区で約2時間かけて、満天の星空を思う存分眺められます。宿泊場所まで車での送迎付きで、子供連れも移動の手間が省けて便利。88星座のうち84星座が星空に輝いており、都会では見られない本来の夜空を堪能できます。また、季節によって内容も変化。サトウキビ畑での星空ツアーの合間に月光浴やヤエヤマヒメボタル、サガリバナ鑑賞などもプラスして楽しめるのもポイントです。
松尾「昼はトレッキング、夜は天体観測がしたいなら、西表島へ」
福田「日本初の星空保護区で見る星はきっときれいでしょうね!」
松尾「子供といっしょだとイレギュラーの事態あるので、時間が短めなのはいい」
林「さとうきび畑で椅子に座って星空を眺めるのは、一生の思い出になりそう」
番外編 選者のつぶやき
松尾「2021年は、どこに行くにもサイトで予約をした気がする〜」
林「動物園、美術館、予約が基本でふらっと訪問は難しい世界になりましたよね」
福田「アソビュー!は予約が基本で時間指定もできますよ」
松尾「子供って並べないから、それだと予約してスッと会場に入れるメリットはありますね!」
福田「コロナ禍では密にならないとか人数制限とかで安心感を買う部分はあった気がする」
沢村「とはいえ今回の会議室同様で、一応予約押さえとこ的な部分も…」
松尾「あったあった!予約システムもキープしつつ、早く気軽に行ける世界になってほしい」
福田「2020年を経て、2021年はコロナ禍での所作が身について、どうすれば体験を楽しめるのかを心得て、みんなが工夫していたよね」
林「この生活に慣れてきてどう動くべきなのか、はわかってきた気がする。だからこそのソロ活の台頭だったんですよね」
福田「移動先で密にならず、屋外で何をするか。そして誰と行くかを考えると、結局ソロか家族単位に落ち着いたと」
松尾「何で行くかも重要で、結果バイク需要を創出し、クルマ人口も増えた印象」
沢村「2022年もこのままソロか少人数が続くだろうね」
福田「振り戻しはありそうですか? みんな集まって騒ごうぜ! 的な」
沢村「う〜ん、一部にはあるかもしれないけど、少ないんじゃないですかね…」
松尾「本当に行きたい人とだけ一緒に行こうってなるんじゃない? お付き合いはもうなしで」
柿内「本当に好きな人と、やりたいことを選択する時代になるのかも」
松尾「自分のなかでも意外と選択が増えそう。全員じゃなくて、誰と行こうかなって」
沢村「そっちのほうが、より充実した人生を過ごせるんじゃない!?」
福田「そして2022年は、声を出す・体を動かす・外へ出かける」という、当たり前の世界に戻ることを願いましょう!
アソビュー!編集部 2021年アワード選者をご紹介
★福田淳一(司会)
休日の子どもとの外遊びでは、あえてスケジュールを組まず子供のペースで動くスタイル。風の吹くまま気の向くまま、瞬間の気分に従います。
★林創(アソビュー編集部)
大学卒業後、アウトドアメーカー勤務を経てアソビュー編集部へ。冬は毎週のように地元長野に帰ってスキー。横浜と長野のほぼ二拠点生活を送っています。
★沢村久則(アソビュー編集部)
逗子在住で、海とは友達。キャンプも大好きで、週末は友人・家族と気軽に山に篭ります。自宅には丸ノコをはじめDIY道具一式が揃い、築52年の家をコツコツ手入れ。
★柿内直樹(アソビュー編集部)
キャンプ雑誌やお出かけメディアなど、多くの「遊び」に携わる編集者。家庭内で唯一発言権を得ているのが「お出かけ先」だけに、スポット選びはつねにガチ!
★松尾ちはる(アソビュー編集部)
常に家族で楽しめるアクティビティをリサーチするアクティビティハンター。スケジュールはきっちり子供のペースを守りつつこなしたい派。日本中の外遊び情報はお任せあれ!
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください
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