「自分で日本酒を醸してみたい」。日本酒好きなら一生に一度は体験したいと思っている人も多いのでは? そんな夢を実現してくれるイベント『リアル酒蔵留学』が九州で開催されています。平日は仕事、休日は家族サービスと毎日が多忙なパパさん、ママさん。たまには自分が熱中できるイベントに参加して、自身へのご褒美もいいのでは?
『リアル酒蔵留学』とは、本物の酒蔵で蔵人のサポートを受けながら日本酒造りを体験し、後日そのお酒(720ml・1本)が自宅に届けられるというもの。つまり、超短期型の蔵人体験ができちゃうというわけです。
同イベントに参加する酒蔵は、福岡県の「若竹屋酒造場」「勝屋酒造」、佐賀県の「矢野酒造」「天吹酒造」「東鶴酒造」、長崎県の「森酒造場」と、九州を代表する名酒蔵ばかり。
サービスを運営する「ハンズオンローカルSAKE」は、酒蔵の代表や杜氏と飲み手をオンラインでつなぎ、乾杯をするイベントなども企画している会社。日本酒の造り手と飲み手の双方を主役と捉え、日本酒造りをもっと身近なものにする活動を行ってきました。
酒蔵は麹と呼ばれる繊細な微生物を扱うため、これまで一般の立ち入りが難しかった聖域のような場所。ですが今回は、特別に少人数での開催ということで許可されたのだそうです。
『リアル酒蔵留学』はおよそ半日のイベント。早朝に酒蔵に集合し、酒造りの行程や注意事項などを説明するオリエンテーションを受けます。
その後、日本酒の原料になるお米を、蒸したり冷ましたりする行程のほか、酒造りの要とも言える、麹を造る製麹(せいぎく)も体験できるので、日本酒マニアにはたまりません!
(※スケジュールは各酒蔵で多少異なるので、詳細は各酒蔵のウェブサイトでご確認ください)
作業が終了したら、酒蔵の中で利き酒体験や日本酒の試飲も行われます。
仕込みに参加することで日本酒づくりを“自分ごと化できる”貴重な体験。普段は家族のイベントに付き合っている日本酒ファンも、たまには大好きなお酒と独り向き合ってはいかがでしょうか。
<文=杉山元洋>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください
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