食育やSDGsなど、地球に優しい食習慣が浸透している現代。子どもにも食の大切さを伝えたいけれど、「どうすれば食について興味を持ってもらえるだろう…?」と悩んでいる人も多いはず。そんなパパ・ママにぴったりなイベントが、米作りを親子で楽しく学べる「お米の学校」です。
「星野リゾート リゾナーレ那須」では、より多くの方に田んぼでの米作りや米食文化にふれてもらうために、シーズンごとに宿泊者を対象にした体験イベントを開催中。
4月~10月にかけて、田植え・稲刈り・脱穀などを実際に体験しながら学べます。体験のあとは、田んぼのそばで羽釜で炊いたごはんの試食も実施。稲作からお米のおいしさまでをまるっと感じられる貴重なイベントなんです!
米作り体験は、栃木県・那須町のお米農家「稲作本店(FARM1739)」の協力のもと、リゾナーレ那須に隣接する「田んぼ」で行われます。4月10日に実施された第1回の「種まき」からはじまり、4月30日~5月8日のGW期間中は「田植え体験」にチャレンジ。
6月19日には「除草、生き物観察」、10月前半には「稲刈り体験」、10月後半には「脱穀・炊飯体験」と、約半年の期間内で米作りの全工程を体験できるんです!
もちろんすべての体験に参加する必要はなく、旅行に行くタイミングなどで好きな体験に参加すればOK。親子でどの体験に行くか、話し合う時間もまた楽しいひとときですね。
体を動かすのが好きな子には田植えや稲刈り、動植物に興味があるなら生き物観察と、子どもの嗜好に合わせて好きな体験メニューを選択できるのがうれしいポイント。たくさんの工程を体験して稲作を学べば、普段何気なく食べているお米や農家さんへの感謝の気持ちが育まれそうですね。
手作業で行う田植え・収穫体験には、土の感触や水の冷たさなど、五感で感じられる刺激がいっぱい。自然とふれあう機会が少ない子どもの豊かな感性を刺激してくれそうです。
イベント中は、地元農家をゲストスピーカーに迎えたお米の座学講座も開催。お米の歴史や文化はもちろん、お米をよりおいしく食べるための保存法や炊飯の仕方も伝授してくれます。親子で一緒に参加すれば、毎日の食卓がもっと楽しくなってしまうかも?
各回の体験後には、田んぼのそばで野菜のお漬物と一緒に炊き立てのごはんを実食。昔ながらの炊飯方法であるかまどを使用した羽釜炊きのごはんは、いつも家で食べるごはんとはひと味違う格別の味わいです!
炊き立てのお米を田んぼを眺めながら食べる貴重な体験は、子どもの心にもきっと残るはず。休日は自然いっぱいの稲作体験に参加して、子どもと一緒に楽しく食育を学んでみては?
<文=宮本沙織>
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