夏をモチーフにした絵本や映画、さらに昆虫図鑑でよく目にするホタル。お尻部分がホワッと光り、ゆっくり点滅する姿が印象的…とはいっても、実際に自然界でお目にかかれる機会はそうそうないもの。
昆虫としての生態って、「お尻が光る」「きれいな水辺にいる」「寿命が短め」程度しか知らないですよね?そんな秘密のベールに包まれたホタルを間近で観察できるのが「仙台うみの杜水族館」。
期間限定の特別展示イベント「ホタルの杜」では、照明を落とした館内で、光るホタルの姿や知られざる生態をばっちり学べちゃうんです。
6月11日から26日まで開催される「ホタルの杜」は、照明を落とした展示水槽内のホタルを“のぞき穴”から眺められる特別展示。毎日10:00〜13:00、14:00〜17:00まで展示スペースを消灯し、ホタルが光を放つ姿をじっくりと観察できます。
さらに、9:00と13:00からの各1時間は、照明を点けてホタルが動く姿や形などをしっかりと見られる展示方法にチェンジ。1日で2種類の展示を楽しめる工夫も嬉しいポイントですね!
展示されるホタルは、仙台うみの杜水族館で繁殖したゲンジボタルとヘイケボタルの2種類。実はホタルは自然界からの採集が難しく、幼虫から育てる展示が主流。同館では必要最低限の個体採集と、安定した飼育下による繁殖で種の保存と研究も兼ねているとのこと。なお、水槽内には20〜30匹ほどのホタルを展示するので、見応えも十分ですよ。
イベント期間中に実施される「バックヤードツアー〜ホタルの特別解説〜」(500円)では、水族館の裏側をスタッフの解説付きで散策。ホタルが幼虫からサナギになり、成虫になるまで過ごす「ヘイケボタルの蛹化槽」も紹介。彼らがどのような環境で生活しているのかを直接知るチャンスかも?
さらに、6月11日限定で閉館後に「ホタルナイト水族館」を開催。生体展示はもちろん、河原のホタルをイメージした「ホタルの光 ライトアップ」で、来場者を夏の雰囲気で迎えてくれます。光を落とした幻想的な空間で、ホタルの魅力を存分に堪能してみて!
なお、浴衣姿で訪れた方には、記念として数量限定の光るブレスレットをプレゼント!ぜひ当日は家族みんなで浴衣に着替えて、夏気分を先取りしてみてくださいね。
ほかにも、ヘイケボタルとゲンジボタルの違いの解説や、竹ホタルの制作体験など、親子で一緒に楽しめるイベントを多数用意。夏休み前にホタルの知識を入れておけば、子どもたちの「あっ!知ってる」にもつながりそう。
環境変化で姿を消しつつあるホタルの知識を深めるとっておきのチャンスなので、昆虫好きな子どもと一緒にぜひ来館してみては?
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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