初夏の風物詩であるホタル。淡い光をまといながら飛び回る姿は、なんとも幻想的です。しかし、最近は環境変化によって、野生のホタルを見られる場所はめっきりと減ってしまいました。「本物のホタルの姿を子どもに見せてあげたい!」なんて思ったら、伊豆で開催される“ホタル観賞会”に参加してみるのはいかが?
東伊豆町温泉郷で開催されるイベント「ほたる観賞の夕べ」は、今年で20回目の開催を迎える初夏恒例のお祭り。ゆっくりとした時間が流れる温泉街の自然庭園で、優雅に飛び回るホタルたちを観賞できるんですよ。
開催地は、明治時代からある旧邸庭園を整備した自然庭園「大川竹ヶ沢公園」。ホタルは綺麗な水辺にしか生息できないことが知られていますが、大川竹ヶ沢公園の池の澄んだ水の美しさは、“静岡県のみずべ100選”にも数えられるほど。例年6月頃になると、池の周りを美しく舞うホタルの姿を楽しめるんです。
ホタルを観賞するときは、懐中電灯で池を照らしたり、フラッシュを使用して撮影したりするのはNG。ホタルがびっくりしないように、ぜひ肉眼で楽しんで見てくださいね。
無数のホタルが漂うように飛び舞う光景には、子どもたちも思わず「きれい…」とため息が漏れてしまうはず。都会ではなかなか見られない幻想的な光は、まるで映画のワンシーンのような非日常感を得られますよ。
イベント期間中は、地元の名産品・焼き鳥・ビール・おもちゃなどの夜店で賑わう夜市や、何がもらえるかドキドキなお楽しみ抽選会など、たくさんの催しが開かれています。
特に見逃せないのが「ちょうちんウォーク」。無料貸出されるちょうちんを持って、ホタルが光り輝く夜道をおよそ10分間進んでいきます。ちょうちんのやわらかい灯りとホタルの幻想的な光のコラボは、東伊豆町だからこそ出会える風景です。
なお、ホタルの群れを見られるのは、6月の短い期間のみ。今しか体験できない特別なひとときを、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね!
<文=藤間紗花>
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