自由に顔がつくれちゃう!?福岡市美術館でツペラ ツペラの世界観を楽しもう

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『しろくまのパンツ』『くだものさん』に代表される絵本や、『かおノート』などで知られるクリエイティヴユニット「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」。ユニークでクスッと笑えるキュートな作品は、感受性豊かな子どもたちに大人気!実際に絵本を持っている方や、図書館で読んだことがあるというお子さんも多いのではないでしょうか。

そんなツペラ ツペラの展覧会が、7月1日(金)〜8月21日(日)の期間限定で「福岡市美術館」にて開催されます。展示のテーマは、ずばり“顔”!『かおノート』や『こわめっこしましょ』などの“顔”をテーマにした絵本の原画をはじめ、映像やインスタレーション、参加型展示など、さまざまな作品が登場。

眺めるだけでなく、実際に体験できる作品の数々は、子どもたちの感性を大きく刺激してくれそうですよ。

tupera tupera《かおカオス》 撮影:吉次史成

天井のシミが人に見えたり、車のヘッドライトが目に見えたり、不思議なものが顔に見えてしまうことってありませんか?人は3つの点が逆三角に配置されているだけで、それを目と口に見立て、人間の顔と錯覚してしまうのだとか。これは人間の本能のようなもので、“シュミュラクラ現象”といわれています。

そんなシュミュラクラ現象を利用したアートが、インスタレーション「かおカオス」。さまざまな色・形のオブジェが飾られた場所に見えますが、巧妙に隠されたトリックがいっぱい。少し角度を変えると新しい顔が浮かんできたり、さっきまで顔に見えていたものが違うものに見えたりと、あっと驚く仕掛けがたくさん用意されているんです。

いったいこの空間にはどれだけの顔が隠されているのか探してみるのも楽しそうですよ!

tupera tupera《床田愉男》 撮影:阿部高之

会場の中央に敷かれた大きな丸。よく見てみると中には目が描かれています。その正体は、参加型展示「床田愉男(ゆかだゆかお)」。まわりの壁にかけられたロープやクッションなどを使って、参加者が彼の顔を完成させるというユニークな作品です。

パーツを自由に組み合わせて顔をつくるのも楽しいけれど、実は参加者の身体も作品の一部。床にゴロンと寝転がって、彼の眉毛になってみたり、ヒゲになってみたり、より面白そうな顔づくりにチャレンジしましょう。天井には鏡が設置されているので、寝転がったまま鏡を撮影すれば、完成した床田愉男の顔と一緒に記念撮影もできちゃいますよ。

会期中は、ツペラ ツペラの亀山達矢さん・中川敦子さんによるサイン会や絵本ライブも予定されています。サイン会は7月2日開催。7月1日の9:30より、会場内の特設ショップにて公式ブック『かおPLAY!』を購入した先着50組に参加券が配布されます。

 

また入場チケットは、ARTNEチケットオンライン、ローソンチケットなどですでに販売開始されています。6月30日まで購入できる前売り券には「かおシール」の特典も!ノートやペンケースに貼って愛用品に顔を描いたり、自分自身に貼ってヘンテコな顔になっちゃうのも面白そう!ぜひ不思議な顔の世界を楽しんでみてください。

<文=藤間紗花>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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