暑い夏の風物詩のひとつといえば、怖い怪談ではないでしょうか。怪談に出てくる妖怪の見た目は不気味だけど、実は魅力的なキャラクターがいっぱいなんです。今年の夏は日本ならではの妖怪のお話を聞いて、親子で妖怪博士になってみませんか?
瀬戸内国際芸術祭が行われている香川県・小豆島の「妖怪美術館」では、妖怪画家・柳生忠平とめぐる「妖怪ナイトミュージアムツアー」が8月11日(木)~9月4日(日)まで開催されます。
妖怪が生まれた歴史的背景などを、ユニークな作品とともにわかりやすく解説。また、小豆島に伝わる妖怪「カボソ(かわうそ)」の伝説を臨場感たっぷりにお話ししてくれます。もしかすると帰り道に出会えちゃうかもしれませんよ!?
イベントでは、妖怪のことならなんでも知っている館長・柳生忠平氏が、無料でナイトミュージアムツアーを実施。“目には見えない何か”について、さまざまな質問に答えてくれます。
20:00から約1時間、入館料のみで参加できちゃうのもうれしいポイント!昼は小豆島で開催中の瀬戸内芸術祭を楽しんで、夜は妖怪美術館で怖くてかわいいアートを鑑賞するなんてプランもよさそう。
ちなみに小豆島に伝わる民話伝承の妖怪カボソは、柳生忠平氏の手によって初めて絵図となりました。また、造形師とともに作った立体像が展示されているのも特徴。一体どんな姿をしているのか、ぜひご自身で確かめてみては?
暗い夜道を歩きながら妖怪話を聞く「ミュージアムツアー」は、今にも妖怪の姿が見えそうな雰囲気…!いつもとは違う非日常的な空間には、子どもも大人もワクワクすること間違いなしです!
ツアー後は館長の妖怪談義をツマミに、妖怪barでオリジナルの妖怪カクテルや妖怪ソーダなどを楽しめます。不思議なお札が貼ってあるカクテルはどんな味がするのか、パパとママも一息つきながら味わってみてはいかがでしょうか。
なお、柳生忠平氏は、2018年2月に小豆島を“世界一妖怪の集まる島”にすることを目的に誕生した「妖怪美術館」の館長に就任しました。魑魅魍魎(ちみもうりょう)を生み出す「妖怪製造装置」をはじめ、さまざまな制作活動も行っています。
国内外でも個展やグループ展を開催しているので、気になる方はぜひチェックしてみましょう。世界から注目される館長の妖怪談義を聞ける貴重な機会をお見逃しなく!
<文=宮本沙織>
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