子どものころに読んだ絵本って、大人になっても記憶に残っているものですよね。本屋さんに並ぶベストセラー絵本を見て「懐かしい〜」と感じたり、幼いころに好きだった絵本を自分の子どもに読んであげたりと、お気に入りの絵本が世代を通じて読まれる瞬間を目の当たりにしてきたパパママも多いのでは?
親子そろってどこか懐かしい気持ちになれちゃうのが、7月16日より東京・渋谷「Bunkamura ザ・ミュージアム」にて開催中の「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」です。たくさんの手作りパンが並ぶページが記憶に残っている人も多い『からすのパンやさん』の著者・絵本作家かこさとし(加古里子)さんの展覧会なんですよ。
会場には、初期の作品から代表作『だるまちゃん』シリーズ、『おたまじゃくしの101ちゃん』、初公開で未完の超大作「宇宙進化地球生命変遷放散総合図譜(通称:生命図譜)」まで幅広い展示を用意。かこさとしさんの作品とともにその生涯を追いかけます。
展覧会には、約600冊もの絵本を生み出したかこさとしさんの創作の原点である戦後ボランティア運動時代の紙芝居、そして今まで世に出ることのなかった原画など、貴重な資料が展示されています。絵本を通じて“子どもたちに伝えたかったこととは何か”を問いかけるだけでなく、昔は子どもだった大人にも静かに考える貴重な時間を与えてくれます。
もちろん、親子で訪れても楽しめるコンテンツを用意。小学生・未就学児は無料なうえ、なんと『からすのパンやさん』に登場した“とってもすてきな、かわったかたちの、たのしいおいしいパン”を再現したフォトスポットも登場!
しまうまパン・パイナップルパン・わにパンなどがどっさりと並び、食べたかった憧れのパンたちが目の前に。もちろん、からすの夫婦も一緒です。子どもと一緒にお気に入りのパンを探せば、盛り上がること間違いなし!家族みんなで記念撮影すれば素敵な思い出にもなりそうですね。
展覧会を記念したオリジナルグッズも用意。「巾着」(各1,320円)など子どもが毎日使えるアイテムもありますよ。パパママには公式図録「かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと」(1,650円)もおすすめです。
なお、同館の「ロビーラウンジ」では、同氏の科学絵本『海』から発想を得た「氷パフェ〜波〜」(1,300円)も登場。絵本もずらりと並んでいるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
さらにカフェ「ドゥ マゴ パリ」ではコラボメニューを展開中。金平糖やチェリーなどをトッピングした「レトロクリームソーダ〈GREEN/BLUE〉」(各1,200円)をゴクリと飲めば、子どもの記憶に残る夏の素敵な思い出になりそうです。
さらに夏休み企画として「なつやすみ!わくわくスタンプラリー」も開催中。「Bunkamura×NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)」の2館を訪れてスタンプを集めると、素敵なプレゼントをゲットできます。
かわいい展示に癒されつつ、ちょっとしたお散歩気分も味わえちゃうお得なイベント。絵本好きな子どもと一緒にお出かけして、ぜひ夏休みの思い出の1ページに加えてみてはいかがでしょう。
<文=相川真由美>
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