独特のフォルムやユニークな動きで、子どもたちを虜にする昆虫の世界。不思議な世界にワクワクしながら『ファーブル昆虫記』を夢中になって読んだ子も多いでしょう。1800年代にフランスで書かれたファーブル昆虫記は、今なお多くの子どもたちから愛されています。
そんなファーブル昆虫記にちなんだイベント「体感するファーブル昆虫展」が、愛知県名古屋市の「金山南ビル美術館棟」で開催されています。館内には昆虫標本やファーブルが生前使っていた研究ツールなどがずらりと並び、昆虫の特性を学べる体験型展示を楽しめちゃうんですよ。
中でもおすすめなのが、昆虫の美しさを体感できるプロジェクションマッピング「DIGITAL ART FOREST 昆虫の楽園 in 体感するファーブル昆虫展 NAGOYA」。デジタル技術で表現された幻想的な世界は、虫が苦手な大人でも感動すること間違いなしです。
プロジェクションマッピングを手掛けるのは、名古屋を拠点とするデジタルコミュニケーションカンパニー「一旗」。地域の観光資源や文化芸術を活かした作品のプロデュースで知られる、デジタルアーティストグループです。宝石のように光り輝く自然をイメージした空間は、どこも見たことがない光景ばかり。昆虫たちが自由に飛び交う不思議な世界をじっくりと体感できます。
足を踏み入れた瞬間にまず目に飛び込んでくるのは、蝶のオブジェと壁一面に映し出された美しい映像!「昆虫の楽園」がコンセプトの世界では、昼から夜へと移り変わる森の中を、キラキラと輝く無数の昆虫たちが飛び交っています。まるで絵本の世界に入り込んだかのような体験を親子で楽しめるでしょう。
移り変わる森の景色が投影される大きな蝶は、愛知が誇るものづくりの技術を駆使して3DCGから立体造形で成形されたもの。ネオンカラーの柔らかな色彩のグラフィックや、CG・モーショングラフィックスなど見どころがいっぱいです。最新のデジタル技術と芸術文化が融合したクリエイティブな展示の数々は、今までにない子どもの感性を刺激できるかもしれません。
目の前に広がる不思議な世界には、昆虫好きでなくても惹き込まれること間違いなし!フォトジェニックなポイントばかりなので、子どもたちと記念撮影を楽しむのにもおすすめです。
ほかにも「ファーブル昆虫展」では、巨大昆虫ロボットが現れる「巨大昆虫の森」や、生きたカブトムシにふれられる「昆虫ふれあいの森」など、さまざまなコンテンツが用意されています。奥深い昆虫たちの世界を、ぜひ親子で楽しんでみてはいかがでしょう。
<文=藤間紗花>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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