生物に関する貴重な資料が展示されている博物館。夏場はひんやりと涼しく静かで、展示鑑賞に加えて避暑もできるので休憩にぴったりの場所です。子どもと一緒に訪れたら、展示をあれこれと解説してあげたくなるのが親心。でも博物館って小難しいテーマが多くて「実は見方がわからない…」なんて人も多いのでは?そんな悩みを解消してくれるのが、埼玉「角川武蔵野ミュージアム」内の「荒俣ワンダー秘宝館」なんです。
現在開催中のイベント「魚(ぎょ)っとこ水族館-所沢はむかし海だった!?-」では、博物画の眺め方に楽しみ方、さらには海の生き物の不思議までまるっと学べちゃうんですよ。
「荒俣ワンダー秘宝館」は、作家・博物学者の荒俣宏(あらまたひろし)氏が監修する、“ここでしか見られない”不思議なモノが展示された博物館。同氏が収集したコレクションから地球上には存在しないモノまで、ユニークな展示がずらりと並んでいます。
そんなカオスな空間で開催されているのが「魚っとこ水族館」。同館が位置する所沢が大昔海だった話から、古生物・深海魚を探るエリア、さらに博物画の紹介など全5展示で海の不思議に迫ります。リュウグウノツカイや魚の化石のほか、当時の人々が海に馳せた思いを感じ取れる資料なども展示。
さらに荒俣宏氏ならではの視点で“博物学”のおもしろさも伝授。同氏によると「実は生き物好きとお化け好きが合致する世界が博物学だった」とのこと。博物画をじっと眺めていると、フォルムや表情がだんだん妖怪やお化けに見えてくる…そんな感覚も味わえちゃうんです。館内にはおいしそうな魚の絵も多数展示。日本と海外の魚をめぐる絵画表現の違いも見て比べられますよ。
なお、夏休み期間中はイベント「海のワンダーライフ教室」も実施。ダイバーが海をテーマにしたトークショーを行うほか、海岸に流れ着いた漂着物などを使ったワークショップを開催します。遊びながら環境保護に対する知識を増やせるうえ、自然を大切にする意識も高められるのがうれしいところ!1回の参加で完結するので、受講後はすぐに夏休みの自由研究にも反映できます。こちらは事前予約制なので、日時や時間帯をチェックしてから訪れましょう。
<文=相川真由美>
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