コロナ禍にブームを巻き起こし、まだまだ人気沸騰中のグランピング。全国各地に次々と新しい施設がオープンしていますが、種類が多すぎて行き先に迷ってしまいますよね。「せっかく家族でデビューするなら、ちょっと変わったコンセプトの施設に泊まれたら楽しそう…！」なんて考えるパパ・ママも多いはず。
そんな人にぴったりなのが、北海道・新冠町にオープンした「GLAMPING VILLAGE」。なんとここは、国内初となる美術館の敷地内にあるグランピング施設なんです。アウトドアの醍醐味である自然豊かなフィールドを楽しみながら、夜はナイトミュージアムでゆったり美術鑑賞なんて過ごし方もOK！今年の秋はユニークなグランピングで、“食欲の秋”と“芸術の秋”を満喫してみませんか？
グランピングを併設した「ディマシオ美術館」があるのは、雄大な山々や広大な牧場が魅力の北海道・日高エリア。美術鑑賞には時間を要するものの、周辺には宿泊できるホテルや宿がなかったことから、敷地内に宿泊施設を建設する案が持ち上がったのだとか。そして満を辞してオープンしたのが、この「GLAMPING VILLAGE」です。
グランピングサイトは、地元のコンクリート製造会社が所有する3Dプリンターで製作された高さ1.2mの壁で囲われており、座ると視界には空と木々だけが見えるおしゃれな設計。サイト内には近代的な3Dプリントハウスのベッドルームのほか、トイレ・洗面台・シャワーを備えたサニタリー棟、薪風呂、東屋のリビングなどを完備。家族水入らずで贅沢なひとときを過ごせます。
宿泊者限定の特典として、「ディマシオ美術館」のナイトミュージアムを楽しめるのも魅力のひとつ。観る人の視点や感性によってさまざまな表情を見せる世界最大の油彩画は、日が沈んだあとに観ると迫力満点！夜に美術館内を歩くという、非日常的な体験を楽しんでみてください。
グランピングといえばおいしい食事も外せません。ディナーは、旨味のある赤身に仕上げたこぶ黒牛のステーキ＆北海道名産・タラバガニがメインの「Aコース」と、タラバガニと鶏肉、そしてたっぷりの野菜を自家製ケイジャンソースで煮込んだ「Bコース」から選べます。どちらも地元日高の旬を味わえるハイクオリティなコースです。
そして朝食は、こぶ黒牛のビーフシチューと、各種具材を挟んで作るホットサンドがメイン。自分たちで作った朝食はおいしさもひとしお！秋の爽やかな風を感じながら、家族でアウトドア体験を堪能してみてはいかがでしょうか。
<文＝藤間紗花>
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