昔から“芸術の秋”といわれるように、秋になるとさまざまなアートイベントが各地で開催されます。感受性豊かな子どもには、堅苦しくない環境で楽しみながらアートにふれる機会を作ってあげたいですよね。古くから歴史と芸術の街として知られる京都では、最先端のデジタルアートと文化が融合したイベント「ALTERNATIVE KYOTO –もうひとつの京都–」が開催されます。
京都の福知山市・宮津市・向日市それぞれの有名スポットでさまざまな作品が展示され、街全体を巡りながら独創的なアートを楽しめちゃうんです。秋の夜長はお散歩気分でお出かけして、ゆっくりとアートにふれてみませんか?
今回最初のイベント会場となるのは、昔から城下町として栄え、山陰や北近畿への交通の要所でもある福知山市。イベント期間中は、地域の歴史や風土などを題材にしたメディアアート作品や、インスタレーション作品が展示されます。福知山城公園には、数十台のプロジェクターと数百の街灯を制御した光のアートが登場!来場者の足元を美しく照らす光の波を、ぜひ子どもと一緒に歩いてみて。
日本三景のひとつ・天橋立がある宮津市では、デジタルアートの世界を体験できるイベントが開催されます。天橋立公園内にある小天橋広場にて、デジタルアート計3作品を500インチを超える特別スクリーンで上映!不思議な映像と音に包まれた空間で、本格的な芸術に没入できる新しいデジタルアートを体験できちゃいます。
元伊勢籠神社には、幾何学的構造形式の大きなLEDキューブのアートが登場。こちらは接触する人やその表面で行われる動きに反応して変化する、インタラクティブインスタレーション作品です。しかも驚くことに、最大で48人が同時に参加できるのだとか…!家族みんなで直感的な光の動きを楽しみましょう。
最後の会場となる向日市では、奈良時代に建立された向日神社などにアート作品が展示される予定です。秋から冬にかけて長い期間開催されるイベントなので、ふらっと立ち寄るお散歩コースにもぴったり。京都市内のアート作品を巡って、充実した秋の季節を過ごしてみませんか?
<文=宮本沙織>
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