お祭りの熱気とともに楽しめる夏の花火はもちろん、凛とした空気の中で眺める冬花火、命が芽吹く季節を祝う春花火、そして今まさにシーズン中の秋花火と、最近では年間を通して豪華な花火大会を楽しめるようになりました。
今回紹介する「熱海海上花火大会」は、度重なる災害からの復興に努力する市民に向けて、1952年に花火を打ち上げたことからはじまった熱海の名物イベント。71年もの歴史を持つ同花火大会は通年で行われており、今秋は10月15日、11月5日、11月20日に開催されます。心地良い季節ならではの秋花火を、温泉旅行とセットで家族一緒に眺められる絶好の機会なんですよ。
年間を通して15回以上開催される「熱海海上花火大会」は、海上の立地を活かした迫力ある演出が最大の見どころ。空中だけでなく鏡のように水面にまで映し出される花火はもちろん、壮大なフィナーレを飾る花火や、会場全体から打ち上げるスターマイン「大空中ナイアガラ」など、約20分間でさまざまな美のかたちを見せてくれます。
会場の熱海湾は三方を山に囲まれたすり鉢状で、音響効果にはぴったりの立地。打ち上がる花火の音がスタジアムのように反響し、よりダイナミックな花火体験が叶います。その素晴らしさは花火師たちの間でも話題になるほどで、プロから見ても最高の条件なのだとか!
もちろん鑑賞場所だって、熱海ならではのビューポイントがそろっています。おすすめは海の近くで、特に「深水公園」では単発花火や「大空中ナイアガラ」の音が体に伝わってくるほど迫力満点!まさに全身で花火を感じる時間が過ごせますよ。そのほか「サンビーチ砂丘」も花火と演出全体を見渡せる場所として人気。こちらも要チェックですね。
網代温泉観光協会の送迎&特別観覧席付きのプランをはじめ、各宿泊施設でも花火関連プランが豊富に用意されています。ちょっぴり贅沢な席や、ゆっくり過ごせるお宿の周囲、迫力満点の浜辺エリアと、好みの場所を選んで鑑賞しましょう。
約3,000発の花火を眺めたあとは、熱海名物の温泉に浸かってほっこり。夜風で少し冷えた体も温泉に入ればぽっかぽかになります。家族で一緒に見上げた花火を思い出しつつ「また見たいね〜」なんて会話も弾むはず。今年の秋は熱海の紅葉狩りやレジャーにプラスして、ぜひ海上花火も楽しんでくださいね。
<文=相川真由美>
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