肌寒さを感じる気候と美しい紅葉とで、山で遊ぶにはぴったりの時期がやってきました。
今回、編集部・林がお届けするのは「登山スポット」。中でも、標高が低い山をセレクトしています。
かつてはアルプスのような、遠くて、高い山を目指していた林。しかし最近ではペットを飼ったり子どもが生まれたりで、なかなかチャレンジングな登山はできないという状況…。
とにかく手軽に自然を感じたい!ほどほどに体を動かしたい!絶景も見たい!でも何かあったらすぐ家に帰れるよう近場にしたい!
そんなわがままに応えてくれそうな「満足度の高い低山」。今回は神奈川県版を紹介します。
1.何度も訪れたくなる名低山!「弘法山(こうぼうやま)」
弘法山(こうぼうやま)は、小田急小田原線「秦野」駅から徒歩でアクセス可能な標高235mの山。隣接する権現山と浅間山とを含め「弘法山公園」となっており、手軽なハイキングを楽しめます。
小ぶりな山ですが、見晴らし台からは湘南の海や江の島までを見渡せるのがポイント。また、海と反対側は、スケールある丹沢の山々の景観も見事です。
秋は紅葉、春は桜と、ハイキング道沿いの木々も目を奪われる美しさ。道幅が広く、高低差も少ないので子どもやペットとゆっくり歩きながら自然を楽しめます。
コースは細かく分かれており、時間や目的に合わせてアレンジ可能なのも魅力です。ぜひ何度も訪れて丹沢の魅力に浸ってみてください。
「登山やハイキングの目的以外にも、市民が気軽に訪れてくつろいでいる姿が目立ちます。地域の生活に溶け込んでいる山ってすてきですよね!【編集部・林】」
2.人気の街「葉山」で手軽な登山といえば「仙元山(せんげんやま)」
「仙元山(せんげんやま)」は森戸海岸から約1kmと、葉山町の中心的なエリアにある山です。登山口から山頂までは25分ほど。道は整備されて歩きやすく、手軽なハイキングを楽しめます。
見どころは山頂からの景色。葉山町の街並みや海、江の島、遠くに見える富士山などがバランスよく眺められるのがポイントです。
手軽に歩けるぶん、野鳥の鳴き声を聴いてみたり、草花を観察したりと、ゆったり自然を楽しむのもおすすめ。また、じっくり歩きたい人は乳頭山をはじめ横須賀方面の山々を目指す「三浦アルプスルート」がぴったりです。
葉山エリアはおしゃれなお店が多く、下山後も楽しめます。ぜひ街と自然の両方を満喫してくださいね。
「登山中も、下山後にやりたいことがいろいろ頭に浮かんでしまうかも!【編集部・林】」
3.スケール満点!湘南の海を間近に眺められる「高麗山(こまやま)」
神奈川県平塚市から大磯町にかけて広がる風致公園である高麗山(こまやま)は、湘南エリアで手軽にハイキングできる場所。
「神奈川県の景勝50選」にも選ばれた湘南平がコース中の人気スポットで、名前の通り広い高台状になっており見晴らしは抜群。大スケールで広がる湘南の海や箱根方面の山々などが織りなす絶景を満喫できます。
また、湘南平の東側へ続く高麗山の周辺は、湘南エリアで唯一天然林が残っている場所なのだそう。珍しい野鳥や蝶をなどを見られるのもポイントです。
「遠くから見るとお椀をひっくり返したようなかわいらしいフォルムの山。昔話に出てきそうな見た目が魅力たっぷりです【編集部・林】」
<文=林創>
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