秋の夜長は竹あかりで癒やしのひとときを。名所巡りも楽しめちゃうバンブーアートで日本の美を感じてみない?【新潟】

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空に向かってぐんぐんと伸びる竹って、なんだか魅力的な存在。春の食材の代名詞タケノコもおいしいし、竹を使ったクラフトも子どもの夏休みの工作に使えるほか、流しそうめんの器にも重宝します。そういえば、竹取物語のかぐや姫も竹から生まれていますよね。

そんな日本人には縁深い竹の一大産地である新潟県南蒲原郡田上町では、10月30日まで「たがみバンブーブー2022」を開催中。新潟旅行にプラスして楽しめる竹づくしのご当地イベントって、ちょっと気になりますよね!

「たがみバンブーブー」は、竹林問題に向き合うとともに、“にぎわい創出”をテーマに同町の竹林を活用するべく誕生したイベント。町内全7ヶ所でインスタレーションを実施し、竹の魅力を来場者に届けます。最大の見どころは、メイン会場である「たがみバンブーブー竹林」のバンブーアート(竹あかり)。

実はこちらのバンブーアート回廊、もともとは放置竹林だったものなんです。エリアを整備し、竹を組み合わせた鞠のようなアートを空中にデコレーション。明かりを灯して幻想的な世界を新たに誕生させました。17:00~20:00までライトアップを実施しています。

各会場を回るなら、「椿寿荘」の庭園とバンブーアートのコラボレーション(有料)も、必ず観賞したい場所のひとつ。歴史ある寺院様式の建物と見事な枯山水の庭には、新潟市在住のアートディレクター小出真吾氏による幾何学模様のバンブーアートが並びます。昼と夜で異なる景色を楽しめますよ。

「観賞するだけじゃなくて、竹で遊びたい!」という元気なお子さんには、イベントの中心地「道の駅たがみ」がおすすめです。こちらには田上産の竹で作った高さ約6mもの「バンブーブランコ」を設置。思いっきり空へと蹴り出せば、子どももきっと笑顔になるはず。道の駅には地元食材を使ったメニューが自慢の食堂や、収穫したばかりの野菜やフルーツが並ぶ直売所・セレクトショップも併設されているので、お買い物や食事も満喫できます。

さらに10月29日・30日の最終日には、道の駅で「たがみバンブーバル」を開催。バンブーアートが展示されるテント内では、たがみならではのおいしい食材との出会いが待っています。当日はピンチョスやパエリアなどを提供予定。さらに20:00からは花火の打ち上げも行われます。おいしい地元食材メニューを頬張りながら、秋花火を見上げるなんて過ごし方もぜいたくですね!

町内のホテルでもバンブーアートでエントランスをデコレーション。湯田上温泉会場でも竹あかりの続きを楽しめるので、イベントの余韻に浸りながらお泊まりもできます。ぜひ温泉旅行や新潟観光とセットで、秋の竹あかりを堪能してみてください。

<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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