教科書や日本の歴史で必ず知る歴戦の武将たち。クールな甲冑や兜で威厳を表し、令和の時代でもその勇敢さや戦略、名言の数々が多くの人を魅了し続けています。今でも紙で兜や刀を作って、子どもと一緒にごっこ遊びを楽しんでいるパパママも多いのでは?
広島県の国宝・福山城は、数多くの武将とともに歴史を歩んだ天守閣のひとつ。そんな歴史が息づく場所を舞台に、12月2日から来年1月29日まで「チームラボ 福山城 光の祭」が開催されます。お城とチームラボがコラボする美しいアートを見れば、武将のことがもっと好きになるはず!気になる内容を早速チェックしてみましょう。
まずは福山城についておさらい。築城400年を迎えた福山城は、江戸時代初期・天下平定後の1622年に築城。徳川家康の従兄弟である水野勝成が初代藩主を務めました。明治・昭和初期とその姿を保持していましたが、第二次世界大戦により焼失。1966年に再建され、今の姿となったのです。
福山城を舞台に繰り広げられる「チームラボ 福山城 光の祭」では、「Digitized City」と呼ばれる環境を活かしたアートを展示。お城の石垣・伏見櫓・本丸などがアート空間となり、自然に起こる風や天候の変化も含めて作品が変化する姿を鑑賞できます。
真冬の凜とした空気が張り詰めるなか、繰り広げられる一期一会のアートの美しさはもう格別!来場者の動きによって作品が変化するので、近づいたり、動いたりしながら目まぐるしく変わるアートを楽しめるのも魅力です。
さらに福山城ならではの“武将”をテーマにした作品「お絵かき武将」も展開。来場者が紙に描いた武将たちが、目の前の草原に時を超えて出現!しかも福山城に縁の深い初代藩主・水野勝成から、織田信長、豊臣秀吉、黒田長政に従兄弟の徳川家康まで、そうそうたるメンバーが大集結します。
子どもたちの想像力に溢れたカラフルな武将から、どっしりとした佇まいの武将まで、さまざまな姿の武将たちと出会えるはずですよ。登場した武将たちにタッチすると、それぞれの“名言”が吹き出しで現れるインタラクティブ要素も見どころです。
そのほかにも、ゆらゆら揺れる卵型のオブジェ群が不思議な世界を形作るアートなど、城内には楽しい作品が盛りだくさん。アート探しとともに、現在と過去が交差する夜のお城の雰囲気もぜひ楽しんでみてくださいね!
「チームラボ 福山城 光の祭」 広島 福山城 © チームラボ
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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