近年世界中で注目を集めている、日本のデジタルアート。芸術の世界に興味をもつ子どもも増えていて、「実際にデジタルアートの世界を体験してみたい！」なんておねだりされたパパやママも多いのではないでしょうか。11月3日から12月4日まで開催されている「NAKED GARDEN ONE KYOTO 比叡山坂本」は、そんな子どもの感性を育てるのにぴったりなアートイベントです。
紅葉に彩られた京都市・宇治市・滋賀県大津市にある歴史的建造物を舞台に、仮想空間と現実が入り混じる次世代型アートが登場。今回は歴史的な物語が刻まれる町・比叡山坂本を舞台に、幻想的なアート作品が次々と展開されます。
今回アートプロジェクトの会場となるのは、「比叡山延暦寺」「滋賀院門跡」「旧竹林院」の3ヶ所。比叡山延暦寺では朝から夕方にかけて、滋賀院門跡と旧竹林院では夕方から夜にかけて開催されます。
イベントのコンセプトは、“平和と祈り”。歴史的に価値のある建物や風景に投影されるデジタルアートの数々には、きっと感動すること間違いなしです。比叡山全域とその周辺は、古くから祈りの場所として信仰されてきた神聖な地域。平和の祈りをインタラクティブなアート体験を通じて伝えるという、まさに次世代型のイベントとなっています。
今回のイベントの中で設置されるアートのひとつが、コロナ禍以降に発足されたアートプロジェクト「DANDELION PROJECT」。「世界に平和が訪れますように」という願いを綿毛に込めるイメージで、各所にタンポポのライトアップやバーチャルアートが設けられています。
タンポポのアートを目にしたら、ぜひ自分の願いを胸の内に込めてみてはいかがでしょう。子どもと「どんなことを想った？」と話しあうのも楽しいかもしれませんね。
夕暮れ後に開催される滋賀院門跡・旧竹林院のライトアップでは、“NAKEDディスタンス提灯”を手に持って場内を進んでいきます。タンポポの形に浮かび上がる影がなんとも幻想的！
旧竹林院のイベントは各回50名限定なので人が少なく、好きなポイントで写真を撮りやすいのもうれしいポイント。普段はなかなか夜に訪れられない場所で、子どもと一緒に非日常で美しい一枚を撮影してみてはいかがでしょう。
<文＝藤間紗花>
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