突然ですが、「絶景」と聞くとどんな景色が浮かびますか。海外の旅行先で見た感動の夜景から、偶然出会った貴重な自然風景まで、忘れられない思い出が記憶に刻まれているもの。「あの絶景は二度と忘れられない」「もう一度見てみたいな…!」など、時間やお財布と相談しながら、再度行く機会を探っている人も多いのでは?
世界には想像をはるかに超える壮大で美しい絶景が数多くありますが、それらのルーツを紐解く「絶景展~絶景でたどる地球の営み~」が、港区立みなと科学館にてスタートします。いつかの旅の復習をするもよし、計画中の旅行の予習としても楽しむもよし!冬休みの宿題テーマにもぴったりなイベントに、ぜひ親子で訪れてみてはいかがでしょう。
「絶景展」でスポットを当てるのは、大地・水・海・生物の活動によって誕生した4つの絶景。“大地に関わる絶景”としてガラパゴス諸島、“水(河川の浸食)に関わる絶景”からはグランドキャニオン。さらに“水(海流)に関わる絶景”よりナミブ砂漠、“生物に関わる絶景”としてシャーク湾・ストロマトライトに焦点を当てます。
本展は3つの章で構成されます。序章では絶景が地球の活動から生まれる理由とその成り立ちを紹介。本章では先ほどの4絶景について、ラストは絶景を通しこれからの地球を考えます。デジタル地球儀やプレートテクニクスの模型にパネルなどを駆使し、誰もが理解しやすい解説を心がけているとのこと。直感的にパッと分かれば、大人も子どもも興味がむくむくと湧き出しちゃいますよね!
ちなみにツアーなども組まれる一番行きやすい絶景「グランドキャニオン」に関しては、コロラド川の侵食により生まれた大渓谷の成り立ちを紹介。地層がわかる展示や実際の化石などから、絶景に刻まれた歴史を解明していくそう。パパママも訪れた経験があるなら「たしかに恐竜の化石がよく見つかるって言ってた!」「まるで宇宙の惑星のような景色だった」なんて現地情報も交えつつ、子どもと展示を回るのも楽しそうですね。
なお、同館のプラネタリウムでは、映像番組「水の惑星」を本展に合わせて投影。世界各国の水にまつわる絶景を一気見することもできます。絶景カードづくりにバーチャル絶景体験、専門家を迎えてのトークショーなど、そのほかのイベントも盛りだくさんです。
子どもが目をキラキラさせて「本物の絶景を見てみたい!」なんて言ってくれたら、親としてもうれしいところ。出会ったことがない絶景の世界へ、ぜひ家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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