冬のイルミネーション巡りもひと段落。キラキラした明るい光も魅力的ですが、日本古来から愛されるおぼろげで儚い灯りも風情があっていいもの。美しさの奥に感じる温かさや優しさも相まって、なんだか心にグッとくるものがありますよね。そんな和の灯りを思う存分楽しめる“光のおもてなし”イベント「ぎふ灯り物語 2023」が、1月21日から29日まで開催されます。
柔らかな光を放つのは、なんと日本の伝統工芸品に指定されている岐阜和傘と岐阜提灯。まさに岐阜市ならではの演出が訪れる人たちを迎えてくれます。
古来から愛される工芸たちと、最新のプロジェクションマッピングが融合。新旧そろっての光の共演を見られちゃうんです。会場は織田信長にゆかりのある「岐阜公園(信長公居館跡)」と「正法寺」。まるで現代と過去が繋がるような不思議な感覚になれること間違いなしですよ!
同イベントは、大きく分けて4エリアで構成。プロジェクションマッピングがメインの「おもてなしの階段」(岐阜公園)は、階段に映像を投影し、まさに信長公のおもてなし空間へと誘ってくれます。周囲には和傘が飾られ、華を添える演出も見どころです。
続いては「百傘繚乱」(岐阜公園)のエリアへ。数十本の和傘が連なりながら光を放つ様子は圧巻の一言!まるで異空間に連れて行かれるような不思議な感覚を味わえるはず。浮かび上がる和傘の美しさに、道具とは違った魅力を感じてみてください。
信長公の“幻の庭園”が蘇るリアルタイム・プロジェクションマッピング「幻光の滝」(岐阜公園)も注目エリアのひとつ。イマジネーションと現代技術で表現された、信長公が愛でた庭をぜひ眺めてみて!
さらにもうひとつの会場「正法寺」では、岐阜提灯とカラーライティングで日本3大仏像「岐阜大仏」が今まで見たことのない雰囲気に!柔らかな光に包まれた空間は、ずっと見つめていたくなる癒やしの力に満ち溢れています。
なお、上記有料エリア以外にも、無料エリアとして行灯や竹灯篭展示を近隣エリアで開催。「岐阜城」の夜間特別開館(1月28・29日)や、駅前イルミネーションイベントなど、周辺エリアの観光もバッチリ楽しめます。今年は岐阜の家族旅行にあわせて、ぜひ市内のナイトタイムアクティビティを楽しんでみてはいかがでしょう。
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
【関連記事】
◆こだわりBBQの後は温泉でまったりひと休み!満腹グルメと癒やしのグランピングで家族の絆もっと深めちゃおう【京都】
◆温泉街に3,000個の灯りが浮かび上がる!童謡詩人・金子みすゞさんの世界を体感できるライトアップが期間限定で登場【山口】
◆“日本一の夜空”を独り占め!ロープウェイで行く空気散歩&満天の星空観察でもっと宇宙が好きになる【長野】
- 1