ドライブのお楽しみといったら、その土地土地の魅力にふれたり名産品を味わったりできる「道の駅」。道の駅は地域の顔であり、そして交流を生む場所として、全国に1,198ヶ所(2022年8月5日時点)もあるんです。今回は、東京近郊でドライブがてらにサクッと訪れられるスポットを編集部の林がご紹介。今週末、遊びに行くついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
1. 東京・八王子野菜のおいしさを発見!? 「こんな東京あったんだ」を知れる「道の駅八王子滝山」|東京都
東京初&東京唯一の道の駅といえば「道の駅八王子滝山」。東京の恵みと出会える唯一無二の道の駅として多くのドライバーが立ち寄る人気施設です。八王子で収穫された野菜から、くだものに畜産物など豊富な品ぞろえもうれしいところ。
農産物直売所「ファーム滝山」は、都内でも地元野菜がしっかりとおいしいことを示してくれるお店。手に入るのは八王子の朝採れ野菜はもちろん、季節によっては「八王子ショウガ」をはじめとする「江戸東京野菜」、そして若手農家さんが栽培する野菜までさまざま。伝統と未来、その両方を大事にしながら八王子野菜の積極的なアピールを行なっています。
館内では、その八王子野菜を使った絶品メニューがその場で味わえるのも自慢のひとつ。「ミルクアイスMO-MO」では、八王子の牧場牛乳を贅沢に使った「ソフトクリーム」(300円) や「ブルーベリージェラート」(350円)などを提供中。旬な味わいを華やかなスウィーツで楽しめます。
また、小腹が空いたなら農家の奥様たちが作るお惣菜が頬張れる「はちまきや」へ。東京の下町グルメ「東京Xのもつ煮」(360円)や「昔ながらのコロッケ」(120円)など大人も子どもも大好物メニューが勢ぞろい。もちろん食材は八王子産ですよ。
江戸っ子らしく粋にお蕎麦をすすりたいなら八王子製麺所直送の自社製蕎麦&うどんを扱う「食彩庵」がおすすめ。喉越し豊かな麺と天ぷらを味わえば、大満足の時間が訪れるはず。
もちろん八王子名物のスーベニアも忘れちゃいけません!八王子手土産グランプリ最優秀賞「高尾ポテト」にはじまり、ころんとしたフォルムが可愛い「たまご饅頭」、さらに道の駅限定品まで思わず迷ってしまうほどのラインアップ。もちろん昔ながらの八王子和菓子も豊富なので、帰りの車のなかでちょっと食べるなんてのもありです。
EV急速充電器をはじめ、電気自動車に対応してくれているのも嬉しい部分。ちょっぴりドライブしながら、知られざる東京のおいしいを発見するのにぴったりな道の駅ですよ。
「都内唯一の道の駅!奥多摩方面、高尾山方面それぞれにも近いので、ドライブデビューにぴったりなのではないでしょうか【編集部・林】」
※価格は1月31日現在のものです
2. 1日たっぷり遊べるのが魅力。野菜収穫に遊具と子どもも大満足!「道の駅アグリパークゆめすぎと」|埼玉県
総面積10万2,000㎡もの広大なエリアを有する「道の駅アグリパークゆめすぎと」は、その広さを活かした施設が充実。1日かけてたっぷり楽しめるのが特徴です。大きく分けて本館棟・公園ゾーン・農園ゾーンの3つで構成されており、目的に合った滞在がチョイスできます。
のびのびと屋外で遊びたいならば、公園ゾーンがおすすめ。芝生のうえでごろーんと寝転んだり、走り回ったり体をめいっぱい動かせる「ひだまり広場」や、ふわふわした感触で思わず笑顔になれる「ふわふわドーム」。さらに「ローラー滑り台」や「ブランコ」などがある「ぴかるの城」など、さまざまな「楽しい!」がそろっているのでファミリーにぴったり。
ちょっとした農業体験がご希望ならば農園ゾーンをチョイス。「カントリー農園」ならば、旬な野菜の収穫体験も個人なら予約不要でできちゃいます。とれたての新鮮野菜のおいしさはお墨付きなうえ、自分が収穫したなら尚更思い出深い味わいに。きっと野菜がもっと好きになるはず。なお、収穫した分だけ購入する形で、「白菜」(150円)、「大根」(100円)、「キャベツ」(100円)など家計にも優しいお値段、ついつい収穫にパパママも熱が入りそう。(※収穫体験料は変更する場合があります)
もちろんお買い物で野菜から加工品まで手に入ります。農産物直売所では、杉戸産のこだわり野菜が勢ぞろい。ツヤツヤで旬な野菜たちを目の前に、時期のものを子どもに知ってもらうのにもいい機会になりそうですね。さらに「アグリのお米屋さん」では、1kgから玄米の購入が可能。希望すればその場でスタッフが精米もしてくれまよ。スーパーとは異なる方法で購入&精米したてのお米をお家で頬張れば、いつも食べているお米がどうやって食卓に上がるのかも勉強できるはず。
なお、「バーベキュー広場」も完備。ジュージューと音を立ててお肉が焼きあがる時間は、誰もがワクワクするはず。現在手ぶらでBBQができる「定番コース」(4,180円)のみを提供中。持ち込みはできませんが、広々としたエリアで厳選した食材を頬張りながら素敵な休日を過ごすにはベストな選択かも!? もちろん食べ終わったあとは、さきほどの広場で運動なんかもよさそうですね!
「この規模感、充実した体験内容…もはやテーマパークの域ですね!【編集部・林】」
3. 温泉から絶品イタリアンまで、道の駅の概念を覆す!?「むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷」|千葉県
2019年に開業した「むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷」は、台風による大停電のなか、災害用の自家発電により停電を逃れ、防災拠点として力を発揮したことで一躍有名になった道の駅。すぐお隣には町営住宅があり、ドライバーだけでなく住民も多く訪れる、まさに身近な道の駅の代表格です。
直売所とレストラン、温泉や多目的エリアをはじめ、敷地内には「ちょっと寄り道して体験したい」が満載。やはりなんといってもおすすめなのは天然温泉「むつざわ温泉 つどいの湯」。地層の間からよう素たっぷりの太古の化石海水“かん水”をくみ上げて、地場産の天然ガスであたためたお湯は柔らかく、運転で疲れた体をゆっくりほぐしてくれます。皮膚乾燥や冷え性にも効能があり、この時期はぜひ外遊びにプラスして肩まで浸かってポカポカになって帰りたいところ。
しかも浴室には2種類のサウナの完備。道の駅で“サ活”&ととのい体験ができるのは、まさにサウナーにとっては最高な環境!? ドライサウナとミストサウナがあり、男女入れ替え制で利用ができるので、スケジュールチェックをお忘れなく。
温泉を楽しんだあとはレストラン「トラットリア・ドゥーエ」へ。睦沢町をはじめ地元産の食材を活用した絶品メニューが味わえますよ。「地元野菜ピザ」(1,500円)から「ムール⾙の⾹草パン粉焼き」(600円)、「カラマリリピエーニ」(1,800円)をはじめ、本格的なイタリアンが楽しめます。持ち帰りメニューもあるので、車のなかで帰り道、子どもはもちろんパパママの小腹対策にもいいはず。
また、アウトドアエリア「オリーブの森」には、レンタサイクルや修理工具が利用できる「サイクルステーション」、ワンちゃんとノーリードで楽しめる「ドッグラン」、さらに青空のしたカフェメニューが頬張れる「オリーブの森のカフェ」も。BBQも予約をすれば楽しめます。ちなみにオリーブの収穫時期には搾油風景の見学などもできるとか。
遊んで温泉に入って、満腹になったらあとはお買い物だけ!「つどいの市場」ならば房総ならではの温暖な気候ですくすく育った新鮮野菜やお花、お米に加工品までずらり。レストランでおいしいを見つけたら、ぜひ直売所でお野菜などを購入してみてはいかがでしょう。
「このスタイリッシュなサウナは道の駅の常識を超えてますね!立ち寄るというより、通いたいです(笑)【編集部・林】」
<文=相川真由美、編集=林創>
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